2020/04/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にアデリナさんが現れました。
アデリナ > 貿易、自然災害、疫病、邪教、奴隷の扱い、砦の攻防、議題はいくらでもある。
だが大抵は実りのない議論となり、王族の誰かが機嫌を損ねて強引に議会を解散させて終わり。
今日もそれで、彼らのサポート兼相談役として出席していたアデリナは眉間に深い皺を作りながら議場を出た。

「……やはり国王空位というのは……。」

毎回結論はそこに至る。
暴走し始めている国をまとめるには、絶対的な力と地位が必要なのだろう。
現状では派閥が多く、各々が利益を求めるがために場は悪い方に紛糾して終わり。
あまりにも情けなく、ため息を吐くと抱えていた資料の紙がパラパラと床に落ちた。
少し開いている窓から覗き込んだ風が、ふわりと一枚を飛ばす。

アデリナ > 「春ね。」

季節はすっかりと。
頬をかすめていく風の温かさにそんな呟きを残し。
足元の紙と、少し遠くまで流れていった一枚を集め、――――。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からアデリナさんが去りました。