2020/03/27 のログ
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 「平和に関する会議を近日開催する。
我こそはと思うものは城へ。」

【PC向け】
王国内に存在するあらゆる団体に差出人不明の招待状が届いている。
主に王国師団、個別騎士団、魔王や神族に向けた者が多く、その召集を知る者は多いだろう。



【PL向け情報】
BBSにて同様の内容のイベントを募集中です。
ご興味ある方はご一読頂けますと幸いです。

当日乱入OKですし、一般人の参加もOKです。
迷い込んだ、お茶くみのアルバイトなど。

今週末ごろに日程の候補を決めようと思います。

ネメシス > 【PL向け情報追記】
3/27(金) 20時からお披露目イベントを開始致します。
(あくまでPLによるイベントです。公式様とは関係ございません。)

皆さまお持ちのPCを顔見世・お披露目がメインのイベントです。
当日途中参加、途中退室もOKです。

ご興味あるかたは飛び入りでも構いませんので宜しくお願いします。

ネメシス > 【注意】
PC様:会議場施設での性行為、戦闘行為はNGとなります。

PL様:ひっそり楽しむ背徳的なシチュエーションをお楽しみください

バルバロ騎士団の団員もリアクション役のNPCとして参加致します。

好評でしたら第2回も予定しております。
途中抜け、途中参加大歓迎です。

ネメシス > 【これより、当イベント主催のネメシスの開始ロールを致します。
その次からご参加下さい。
尚、会話の順番は特に決めておりません。】

ネメシス > 普段、王城に出入りすることのない聖バルバロ騎士団の団員が城にやってくる。
今日だけは身なりを整え、振る舞いも多少は改まった騎士団らしい一団となっている。

彼らの中心である副団長のネメシスはドレスに身を包み、
会議場の一番手前の席に腰かける。

「で、本当に来るの?
こんな妙なお題目の会議に。」

「「いや、副団長に話を持ち掛けてきた王族の話では既に
数勢力から代表が来るって話ですが。」」

「それなら、楽しみね。」

いつもの団員達数名を、王城の兵士や召使が取り囲んでいる。

ちなみに、この部屋の一番奥の席では今回の主催である王族が座る予定なのだが、
諸事情で遅れてくるとか。

「勝手に集まり次第始めろってことかしらね。」

「「そのようですね。」」

団員と静かに談笑をするネメシス。

どうやら、彼女が進行役となりそうだ。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……」

巷で聞いた噂。
なんだか、王城で面白い会議があるらしい、なんて話。
愉快犯代表みたいな男は、なんの前触れもなく参加を決め。

「……お邪魔させてもらうぜ。
 冒険者は、どこの席に座ればいい? 隅っこか?」

堂々と会議室に入るなり、男はそんなことを口にした。
不遜、不敬、そんな振る舞いを絵に描いたような存在。
おまけにそのまま、適当な席に勝手に座り始める。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にダグラスさんが現れました。
ネメシス > 「「おいおい、あいつは冒険者のセイン・ディバンじゃねえのか?」」

「「ああ、実物は初めて見たぜ。」」

ギルドの有名人の登場に、早くもざわつく会場。

「そうね、空いてる席に座って良いらしいわ。
一番奥と、一番手前は塞がっているから駄目よ。」

着座を促すネメシス。
男が席に着けば、メイドが軽めの酒を持ってくるだろう。

ちなみに、ネメシスの席にはアップルジュース。

ダグラス > 贔屓にしている貴族から届いた召喚状を手に訪れた王城。
兵士に案内された一室に到着すればギギィっと音を立てて扉を開き。
中を見渡せばすでに到着していた二人に視線を飛ばし。

「この俺を王城に呼ぶとはいい度胸してるじゃねぇか」

そういいながら部下を二人引き連れて会議室の中に入り。
ある意味敵陣の真っ只中だともいえる場所で動揺すら見せずに進めば最近名を上げてきたと言われる女騎士の前にドカッと座り込み。

ネメシス > 「「おい、誰だよ呼んだ奴。」」

「「ああ、まさかダグラスが来るとはな…。」」

海賊の登場で更に会場が騒めきだす。
今日が会議の場で無ければ、既にひと悶着起こるところであっただろう。

「ほんとよね。遅れてやってくる主催者に言ってやって頂戴。」

「あ、私は聖バルバロ騎士団の副団長、ネメシスよ。
以後ご機嫌よう。」

二人に対し、掌を振って見せるネメシス。

ちなみにダグラスの元にもメイドが酒を手に近づく。

セイン=ディバン > 「風の噂に聞いたんだが。平和に関する会議ってことなんだろ?」

ドガッ、と椅子に座りネメシス嬢へ視線を向ける男。

「だったら、魔王の夫として、参加させていただきたくってねぇ」

なお、妻とは別居中だが。
そこに、更なる参加者が現れれば。

「……おいおい。音に聞こえしダグラス殿も参加かい」

その男の姿に、思わず声が漏れた。
男が、この国の猛者として名を知っている、傭兵の登場。
思わず、男軽薄そうな表情が引き締まる。

ネメシス > 「平和に関する会議らしいわ。
何ていうの、どういう風にもっていけばこの国が安定するかって話らしいけど。
今後の参考に色んな勢力から意見を拾いたいってことらしいけど。」

ネメシスは手にした羊皮紙を台本代わりに読み上げる。
主催者の王族が遅れる可能性が生じた時点でネメシスに手渡されたものである。

「とりあえず、3者揃ったってわけだけど。
もう少し待ちます?
出来ればもう一人くらい居た方が会議らしくなる気がするけど。」

団員達に取り囲まれ、末席のネメシスは呑気な表情。
初めて見る男二人に楽し気な様子で。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にツァリエルさんが現れました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」に魔王劉仙さんが現れました。
ツァリエル > 会議の広間の部屋、奥扉が開き、小柄な人影が現れる。
王族としての正装を纏ったツァリエルが、おごそかな雰囲気とともに入室した。
正式な礼を一同に取ると、少年らしい高い声で話し始める。

「お初にお目にかかります、ツァラトゥストラ・カルネテル=ルヴァンと申します。
 本日は平和のための会議と聞き及んでおります。
 微力ながらわたくしも参席させていただきたく思います。
 なにとぞよろしくお願いいたします。」

そうして空いている席の一つへ、目立たないように腰をかけた。

魔王劉仙 > 数年ぶりに眠りから覚めた二つ名を持つケモミミ魔王。
魔王(笑)とか称されたこともある謎の勢力の一角。

会議広間の陰からひょこっと出てくると
僅かに面々の顔を見て 無言で会釈を仕出かし

「魔王劉仙 アスラ魔王軍 魔王 良しなに。」

それだけを口にすると開いている席へとつとつとと目立たないように腰を掛けた。

ネメシス > 「王子、よくぞお越し下さいました。」

末の席で座っていたネメシスが、王子の登場で立ち上がり、恭しくカーテシーを。

「「おい、王子が来るなんて聞いてたか?」」

「「いや、てか、初めて顔見たよ。」」

団員たちは王子の登場にいよいよどよめく。
中には場の空気に飲み込まれ、顔を赤くするものも。

「王子はぜひとも奥の席にお座り下さい。」

メイドが二人、王子の元へ寄りそう。

ダグラス > 「魔王に王族に冒険者に騎士に海賊か。
 なかなかカオスなメンツが集まったもんだぜ」

椅子に浅く腰掛け、脚を組んで場を見やりながら。
何の用事でこれだけのメンツが集められたのか。
その内容に期待するように笑みを浮かべつつ様子を窺い

ネメシス > 「あらリュウセン、久しぶりね。
島は相変わらず楽しくやってるわよ。
貴女もまた遊びに来てね。」

ひらひらと手を振るネメシス。

今度は王城の者たちがにぎやかになる。

「「ま、魔王だってよ…。」」

「「おお、俺恐ろしくなってきたわ。」」

ついに人間以外の、それも現役の魔王の登場に恐怖するものも。
それでもメイドは各自の席に給仕する。

ネメシス > 「「揃ったようじゃな。」」

会議場の奥の席に主催者である王族が腰かける。

齢を重ねた声であり、表に出ることこそ少ないが、実際の所かなりの影響力を持つ王族とか。

「「本日集まってもらったのは、このマグメールをかつてのような安定した国にするためには
今後どうするべきか、諸君らの意見を伺いたい。
と言っても、皆が思い思いを述べてくれ。
面白い意見があれば今後の参考にさせてもらうがな。
では、思いついたものから始めるがよい。」」

ツァリエル > 「いえ、王族と言えど今は平和を想う民の一人。
 わたくしには遠慮せず、どうぞ身分を気にせず
 皆様の平和のためのお力添えをお話くださいませ」

奥の席を進めてくれるメイド二人を感謝しつつ辞して、
目立たぬ席で座り続ける。

「ネメシス様、聖バルバロ騎士団のご高名はかねがねうかがっております。
 どうぞ楽になさってくださいませ」

末席に座る女性のカーテシーを受けるとこちらも礼をする。
会ったことはないが、女性でありながら騎士団の副団長を務めているとの噂を聞いたことがある。
自分とさほど年の変わらなさそうな相手が、実力者であるならば礼を失してはいけない。
緊張しつつ、会議を眺める。

セイン=ディバン > 「集まった、というよりは。
 集められた、とでも言いたくなるような顔ぶれだがな」

男は酒を飲みつつ、メンバーを見る。
内心は、『ヤヴェ、どう見ても俺は場違いじゃねぇか』なんて思っているんだけれども。
ポーカーフェイスで、余裕を見せつけ。

「……今後どうすべき、も何も。
 まずは無駄に続いてる魔族やら諸国やらとの戦争を辞めるように考えるべきだろ。
 なぁ? ツァリ。共存が一番、だよなー?」

一冒険者風情が口火を切る。
酒を飲みつつ、のんきなご意見。
しかも、王子のことを呼び捨てである。
本来なら牢屋行きは免れまい。

魔王劉仙 > こくりと頷く位でかなり喋らない魔王。
じつと青い瞳でネメシスを視たが譲渡した島が平穏なのは良い事なので
また暇を見つけて訪問する事にしようと心の中で思う。

つい最近現役復帰したばかりで新たに拠点を作り上げた城郭建築系魔王、なぜ招集されたか分らん奴でもある。

ダグラスを見た名うての海賊団を率いる者だと聞く。
セインディバン、魔王の王配にして冒険者と聞く。
ツァリエルは先に来た際に耳にしたここの王族と聞く。
ネメシスは知り合いなので特にこれといって…騎士団の副団長と聞く。

狐耳をぴっぴと揺らし尻尾を時々ふさふさと揺らす様は
とてもじゃないが魔王なのか疑念があるが纏う魔力の濃さは人の轍を超えた何かだ。

意見を述べよと声を聴いたが、魔王たるこの身は進んで意見を具申する必要性ないのではないかと思い、
メイドに頼んだ飲み物は 紅茶だったという。

ネメシス > 「王子にそう言って頂けると光栄です。
聖バルバロ騎士団、王子がお求めでしたら如何なる時でも駆け付けます。」

深々と礼をしてから席に着くネメシス。

見た目も幼い感じの王子に個人的に興味を抱いたようだ。

「…だそうですよ、王子。
どう思われますか?」

セインの発言を受け、首をかしげる。
実の所、バルバロ騎士団としては本音では政情の安定はそれほど興味がなかったりする。

「「おいおい、王子に呼び捨てかよ。」」

後ろの団員の囁きが聞こえる。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にアマーリエさんが現れました。
ツァリエル > ツァリ、と呼び捨てにされたにも関わらずツァリエルとしては
ほんのりとセインにわかるように微笑んだだけですぐ緊張した面持ちに変わる。

「はい、セイン様の仰るとおり、わたくし個人としては共存と和平の道を探りたく思います。
 これまで、王国は無駄な血を流しすぎたと感じています。
 今も各地で戦火は絶えず、多くの国民、臣民が犠牲となっております。
 それをなんとか変えたい一心でありますが、わたくしだけの力ではどうにもならないのが実状です。
 まずは近隣諸国との和平に向けて少しずつ現状を変えていくべきでしょう。
 そして人同士が手を取り合った次には、魔族とも和解すべきです。

 聖バルバロ騎士団を始め、多くの騎士団に停戦に向けた助力を願い、
 わたくし個人としてもそのための援助は惜しまないつもりです。

 ダグラス様は、いかがお考えでしょうか?」

そっと、ダグラスへ水を向ける。

アマーリエ > 嗚呼、何であろうか。このよく分からない騒ぎは。
記録上では色々と耳に入る騎士団?と名乗る集団が、王城で会議を開く。
ともすれば頭を抱える以前に笑い出しそうな一件を聞いておけば、酔狂の衝動が騒ぐ。

「……此処ね」

かつん、と。会議室として供されている部屋の外にて靴音を鳴らす。
手にするのは「招待状」として送付された書簡。それを示しては、その扉を開こう。

『――遅参御容赦。席は空いているかしら? 無ければ帰るけど』

会議とやらはどうやら始まっているらしい。
師団の紋を背に描いたマントとその下に佩いた剣を揺らし、手近なものに話しかけて空席の有無を問おう。
適当な席にありつけるのであれば、その椅子に座す。

ネメシス > 「幾らでも空いてるわよ、師団長さん。」

ドレス姿のネメシスは呑気に手を振り、メイドは師団長を席へと誘導する。

そして、ネメシスの後ろの団員たちは師団長の登場に顔が強張る。
何せ、元お尋ね者も多数いる集まりなので。

「「おい、この場で取り調べとかないだろうな?」」

「「副団長が居るから大丈夫だろ。」」

魔王劉仙 > 会議と呼べるか甚だ不明であるが、
海賊 王族 騎士団 冒険者(魔王の王配)、現役魔王、
人かどうかでいうのならば 一人だけ魔族がいるという酔狂にも程がある割合。

魔王は僅かに視線を向け 新たに師団長が追加された模様と心に思う。

しかし一向に全く自ら進んで喋る気配がない魔王(笑)。
紅茶を飲み干せば お代わりを頼んでいるくらいで様子見を続行。

ダグラス > 「ふん……俺たちは海の荒くれものだからな、政治はわからん。」

給仕に渡されたワイングラスを片手に品定めしていれば話を振られ。
初めて見る少年に顔を向ければ言葉を返せばワインをクッと喉に流し込み。

「戦乱や政治の乱れは俺たちのような人間にとって飯の種でもある。
 共生というのならそういった人間も受け入れる覚悟を持たなきゃならねぇぜ?」

ネメシス > 「「おいおい、魔王に師団長に冒険者に海賊に王族だぞ?」」

「「こんな光景、俺見たことないわ。」」

「「俺もだぜ。」」

団員たちが好き勝手に話し始める。
会議の場を乱してはいけないのは彼らもわかっているのだが、
それでも興奮を抑えられないのだ。

それだけのメンバーが今この場に集まっている。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にビョルンさんが現れました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にアカサギさんが現れました。
アマーリエ > 「そう、それは良かったわ。私の顔は予めご存知のようで有難いわね」

この娘が、そうなのか。ドレス姿の少女らしいものと見覚えのある王族の二人と。
主催と一応は忠誠を示すべき者達に胸の前に手を当て、一礼の後に椅子に座そう。
その後にお茶でもあれば、とりあえず用意するように件の団員を見かければ頼もうか。

氏素性を検めることが出来れば、今この場で力を行使することについては特に躊躇いも遠慮もない。
それを抑えるついでに、飲み物を出してくれるのならば頼もう。難しいなら水でも良いから、と。

「師団の一つを預かるものとして言わせてもらうなら、そうね。

 無為に外から国内に侵入、荒らされることが無くなれば多少は収まるわ。多少はね。
 内側の乱れも早急に片したいけど、そのためには力を整えなければならないのが頭が痛い処ね。

 だから、手間をかけさせないで欲しいのが正直な処よ」

王族がその場に居ても、口を開くことには特に躊躇いはない。
剣を捧げるべきは王族ではない。王のみだ。膝を組みながら周囲を見遣って、小さく息を吐こう。

セイン=ディバン > 「それこそ、傭兵稼業に戻られて。
 国の為に尽力なさってはいかがか、ダグラス殿?」

共存、共生というものにはやはりこだわりがあるのか。
男は格上と思われる猛者に対して横から口を挟む。

「むしろ、こんだけ長引いてる争いが無駄じゃない、なんて思ってるヤツがいるのかどうか、だろ」

確かに、争いは時に金を生むが。
それだって、バランスが大事だというのは明らか。
国が疲弊しきっては、富も何もあったものではないのだから。

ツァリエル > ダグラスの現実を見つめた返答に、しっかりと頷いて

「ええ、その通りです。
 傭兵や戦で生計を立てる民のための受け皿も必要であります。
 別の職につけるよう教育の拡充、経済の発展の必要性、
 それには他国の持つ技術や革新的な思想なども必要でしょう。
 ならばなおのこと、争っている暇はなく他国との和平による共存と交流で技術や教えを乞うべきでしょう。

 ダグラス様は広い海や他国のこともよくご存知ですね。
 いずれ、他所の国の文化や知識をお教えいただきとうございます」

そうして、かるく会釈する。
遅参してきたアマーリエには軽く頭を下げて、黙礼した。

ビョルン > 会長から『任す』とだけ告げられた案件。
会議ならばうたた寝の間に終わるだろうかと構えていたが場所が王城では、なんというか拍子抜けだ。

義妹という護衛に背中を守らせてはいるが、帯刀も解かず絨毯の上をずかずかと進む。

会議室のドア、開けるが己に目を留める者がいるやら。

「血盟本家、ビョルン・ビストカイン罷り越した」

聞く耳が一つでもあるならそう名乗ろう。
──午前中に起こされたから機嫌が悪い。
表情はないまま、ひとまずは会議の席へ着くだろうか。

アカサギ > 「……」

義理の兄が、とんでもない会議に参加することになりました。
となると、アタシとしては、一応正式構成員ではないけれども。
護衛の任に立候補しなきゃだよね!

「……失礼いたします」

ただ、アタシはあくまでもアニキの護衛。
あんまり目立っちゃいけないし……。
って、思ってたんだけど。
こりゃあ、その心配はいらなさそう……。

(有名人ばっかりじゃん)

アタシはアニキのすぐ後ろに。
席には着かない。背後で立って、どんな状況でも対応できるようにする。

ネメシス > 「あら二人とも、ご機嫌よう。」

ドレス姿のネメシスは遅れて現れた二人にも手を振っている。
片手ではなく、両手で。

メイドは二人に席へつくように促し、飲み物も用意する。
アカサギが着座を拒むなら、メイドは諦めようとするが。

「今日はぶっそうなことはなしよ、アカサギちゃん。
その為にも座って頂戴ね。」

ネメシスの声がアカサギに向けられる。
表情は笑みを浮かべているが、目が笑っていない。

魔王劉仙 > 会議の蚊帳の外になるべく只管様子見と紅茶のお代わりをしている魔王。
発言もほぼせず会議は回るされど進まずの言葉の通りにぐだぐだ模様を眺めつつ、
新たに現れた二人連れを見やる。 
古くからあると聞く古の集団の一つ 血盟家 ビョルン・ジストカインとその護衛?
護衛にしては何やら含みがあるように思える。魔王はじっと見ていたがつっと視線をそらし、
もふもふっと尻尾を揺らして紅茶を飲み干した。

ジストカインだけが護衛付きか、と見やる。

アマーリエ > 兵力拡張には限度がある。殊に麾下の師団には竜という問題がある。
一騎当千を体現する使い手とそれが駆る竜の組み合わせを白眉として、武力を為すのだ。
通常の歩兵、騎兵、術士を揃えても、自分達の用に足る竜というのは希少の二文字に尽きる。

有事に兵を惜しむ愚はすまい。
しかし、如何なる兵(つわもの)とて、最大限に活用できる場に投入しなければ張り子の虎に劣る。
軍備という刃は抜かれなければいいが、見えるように掲げられていなければ守りにもならない。

「――あら、新しい顔ね。御機嫌よう?」

そうして、扉が開けば。新たに迎え入れられる二つの姿に肩越しに顔を向け、笑みと共に会釈を向けよう。
よくよく考えなくとも、混沌とした顔ぶれである。これはこれで興味深い。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にナインさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……申し訳ないんだがな、ネメシスさん?
 騎士団の人間としての意見が聞きたい。
 あんたの所は……やはり、共生、共存ってのには賛成かい?」

新たな参加者へは、視線向けただけ。
その素性は知っている。
何せ、男は貧民地区での活動も多いのだから。

「申し訳ないんだがな、あんたのとこの騎士団は……。
 過激な噂もきくもんでね」

実は、王子の意向などどうでもいいのではないか? と。
男はいぶかしむような視線を向けつつ。

ダグラス > 「國のために?くく、面白いことを言う男だ。
 俺は俺のためにしか戦わねぇよ、こいつらもそうだ。
 この国が滅んだとて、次に別の国が成り代わるだけの事、俺にとっては何も変わらねぇよ」

共存を主張するセインの言葉に苦笑を零し。

「まぁそうだな、お前の友達らしいそこの王子様を俺の情婦によこすなら一年くらいは王国に仕えてやってもいいぜ?」

下種なことを言いつつしかし嘘は言ってなさそうな口調で横に座るツァリエルを顎で指し。

ちらっと新しく入ってきたメンツに目を向けて。

「今度は若頭衆に護衛か。
 ますますどういう選別で選んでるんだか」

ナイン >  ――ふむ。

(聞いた所の会議という物は。どうやら、既に始まっているらしい。
扉の向こう、声音が漏れてくる事はないが。
確たる警備が既に敷かれているらしい事、それが何よりの証明だろう。

ならば迷う事はない。かつ――足音一つ。兵が開く扉の奥へ。)

 ――失礼。遅くなってしまったが。お邪魔させて貰おうか?

(とうに卓へと着いた者達、知る者にも知らぬ者にも。
指先に挟んだ招待状を軽く振ってみせ。)

ネメシス > 【大人数のイベントになっておりますので、会話の渋滞、流れの入れ違いなどはお互いさまでお願いします。各PL様のPC様をアピールして頂くのが本イベントの趣旨なので、後入りもお気軽にお願いします。】
アカサギ > 「……申し訳ありません、ネメシスさま。
 今宵の私は、ビョルン・ビストカイン様護衛の任の真っ最中です」

いたのかい! つい先日会ったはにわり騎士さま!
くぅっ、非常にイヤんな雰囲気だけど……。
アタシだって、正式な構成員ではないなりに、立場がある!
ここで座ったりしてみろ! 血盟家の幹部にめちゃくちゃ怒られるわ!

「ですが、お心遣いは痛み入ります。
 お礼などに関しましては、後日また改めまして。
 ……今宵は、この矮小なる私の立場を慮っていただけると、幸いにございます」

もちろん、相手が一筋縄でいかないのはわかってる。
けれど、この場で無茶はしてこないだろうとは思うし……。
それに、護衛が着席なんて、他の参加者みてもやってない。
そんなことしたら、ウチの組織が恥をかくだけだしね!

魔王劉仙 > 魔王は暫く会議の混沌さを眺めていたが、
ふむとここらで帰るかと思うや否や、かたんと席を立ち
つと会議に集うメンツを見た後 ぽつりと言葉を口にしてから
つかつかと絨毯の上を歩き 出入り口付近の扉の前に立ったという。

「会議は回る されど進まず 共生共存は程遠く 己の国を纏めてから交渉をする事を勧める。
 魔王は帰る、ではな 人の国の者たちよ」

いう事だけ言うと 奥にいると思う王へと会釈をして踵を返し普通に出入り口から去っていったという。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」から魔王劉仙さんが去りました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にヴェルソートさんが現れました。
ネメシス > 「はいどうぞ、席は空いてるわよ。」

ネメシスが見知らぬ貴族に手を振れば、メイドが席へと案内する。

「「あれってグリューブルム家じゃねえのか?」」

「「ああ、実物を見るのは初めてだ。」」

新たな貴族の登場に団員たちはいよいよ空気に飲み込まれる。

ビョルン > 直接知っている顔は先日念書を交わした騎士団の成員くらいか。
もっとも、その他大勢名もなき団員は判らぬが。

そうして、女騎士と見える挨拶には黙礼するように瞼を伏せた。
そして国がどうの、語っていたごついめの男にも視線を向けてから軽く首を傾げて逸らした。

卓に頬杖つく姿は水泳教練後に歴史の座学を受ける男子学生の如きアンニュイさと不機嫌さが漂っていようか。

ネメシス > 「そうねえ…。」

セインの指摘に答える前に、アップルジュースで喉を潤す。

そして、視線の言わんことは何となくだが理解できた。
更に言えば、指摘は当たっている。

が、そんなことはこの場でが言わない。

「私は王子の言うようにこの国を平和にすることは賛成よ。
ただまあ、他国に頭を下げる位なら併合すれば?
とは思うけどね。」

セイン=ディバン > 「……いっそ気持ちいいほどの言い切りだな。ダグラス殿」

男としても、実はダグラスの言葉には同意である。
国など器。共存するだけなら、国家は飾り、と思っていたのだが。

「……それは見逃せないなぁ。
 ツァリは俺のもの……でもねぇが。深い関係だし。
 何よりツァリと俺は仲間みたいなもんでね」

むしろ、そちらが王子に尻尾をふっては? などと。
挑発的な言葉を投げ掛ける男。
どうやら、知人をバカにされるのが我慢ならんようだ。

アマーリエ > 「奇遇ね、海賊のヒト?私も私のためにしか戦わないわ。
 そして私は師団の長であり、国を守る騎士よ。この国が無くなってしまっては色々と困るから戦うのよ。

 ――これも言っておかないとね。

 この国を乱すものがあるなら、種族、人種、区別なく第十師団は受けて立つわ。
 それが私たち。国を守るための剣にして盾の勤めよ」

それぞれ流儀がある。大変結構なことだ。
一冒険者として鳴らしていた頃もあるから、その流儀はよく分かる。理解もする。
だが、其れとは別にこの国がなければ生きていけない者達だって多くいる。
喰い詰めた果てに、軍に入ったものも居る。兵となったものが居る。それらに給与を与えるのは誰か。
その意味でも、国を守る責を果たさなければならない。

席を立ち、宣う魔王なるものを姿を見遣って、他にも聞こえるように言葉を述べる。
国政に過剰に関与すれば、元老院や貴族院たちからの干渉も煩らわしい。

「併合というのは、例えば何処を?」

そして、聞こえる言葉に問いながら新たな姿を一瞥し、会釈をするのだ。同じ貴族らしい者に。

ヴェルソート > そっと、会議の邪魔をせぬように礼服の男が一人、会議室へ…。
仕草に品はあるが、魔力のあるものが見れば、男とは到底思えぬような呪い持ちとわかるような隻腕の男は、板に挟んだ紙切れと木炭を手に…壁際に置かれた席に腰掛ければ。

(基本的に記録を取れ。何か面白いことが歌にしろって、どういう無茶振りだよ。)

どこぞの貴族に頼まれた事を内心呟きながらも…王族などが出る場に居合わせてもいいだけの作法をもっている詩人も限られているから仕方ないといえば仕方ないか。
席に座れば、各人の発言をつらつらと紙面に書き写していく。

ツァリエル > ダグラスに下世話な発言をされても、それをやんわりと受け流し素知らぬ顔。
もちろん情婦になるかどうかはわからない。今の所ツァリエルにその意志はないが。

続々と揃う名のある面子、その仔細を知っているものもいれば、知らないものもいる。
新たな顔ぶれには会釈をしつつ、その新しい素性を記憶に書き込んでいく。

「セインさん、どうか落ち着いて、僕は大丈夫です」

そっとセインにのみ聞こえるように声を潜めて、努めて自分は大丈夫とアピールする。
こういう場であるからこそ冷静にならなければ。

「ネメシス様、併合、というのは……武力による植民地支配をさしますか?
 それは、後々に禍根を残すことになるのではないでしょうか……?」

去っていく魔王を見送って、ネメシスの発言には質問を投げかける。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」にシュネーさんが現れました。
ネメシス > 「そう、それなら飲み物だけでも飲んだら?」

アカサギの元に飲み物を持ってこようとするメイドたち。
これすらも固辞するならメイドはすんなりと引き下がるだろうが。

「私のことかしら?
えっと、隣国には優れた物があるんでしょ?
それを教わりに頭を下げる位なら併合してしまった方が
この国は栄えると思うんだけど。」

師団長と王子に問いかけられ、ネメシスは頭を掻く。
実の所、こういった場に一番似つかわしくない存在がネメシスであり、
本人も自覚しているだけに末の席に居たのであった。

ネメシス > 「「おお、魔王が抜けたと思ったら今度は詩人がやってきたぜ。」」

「「もはやなんでもありだな。」」

団員たちは相変わらず、表情は硬い。
場の空気が彼らの許容量を優に超えている。

セイン=ディバン > (……う、すまん、ツァリ)

小声での囁きには、同じく小声で謝罪する男。

「なるほど、合併。そういう道もありか……」

それは気づかなかった、と膝を叩く男。
だが、実際のところ、どこと、どうやって?
そんな疑問を、師団の長と騎士が語るのを。
興味深そうに聞きつつ。
男は、ナイン嬢に向け、笑顔で手を振る。
なんというか、実に気安い。

ナイン >  おや。失礼?ツァール伯殿。

(折から入れ違う所であったらしい。
席を立つ、多少なり顔を知る――尤も、あくまで表の、でしかないが――彼女に。すれ違い様軽い会釈。

さて。引かれた席へと腰を下ろす前。ざ、と見回してみたのなら。
――何とまぁ顔ぶれ面子豊かな事か。
己の直接知る者は、決して多くないのだが。
例えば同じ貴族であれば、顔と名程度は聞き及んでいる者も居る。
そうでなくとも、勇名や蛮名を聞く者や。個人的な関わりを持つ者、等。

此は此。なかなかに興味深い事となりそうではないか。
は、と笑えば騎士団の者へと軽くいらえて。席に着く。

さて。案の定、ひりつくような気配を感じる。
一つの議題を、多種多様な者が語り合うのだ。合わないのも当然だろう。
――まして此の国。現在剰りに、立場によって互いの意見が啀み合いすぎている。
丁度。耳に届く話題に対し。ちょいと片手を上げてみせ、主催であるという副団長へ。)

 おや、おや。随分弱気な事じゃぁないか。
 端からそんな事を言うよりも。その優れた所やらを、力で手に入れる位の事を言ってくれなければ。
 そうすれば、先ずは此の国が力を取り戻せるだろうさ。

(――なぁ?、と。敢えて女騎士、師団長へ。同意を求めてみせるのだ。
彼女の苛立ちが、目に見えて解っている故に。)

シュネー > 会議室の前後に移動をして出入りする者に限れ混んで
胸の谷間からさりげなく取り出した招待状を差し出すと入り口近くにいた人に投げキッスをしつつニヤニヤと。

「失礼するわ、サンクトゥス薬事財団 シュネー ちょっとお邪魔しちゃうわね?宜しくね?」

露出度が恐らく一番だと思う 暑さ寒さ関係ないような見た目でツカツカと空いていた席に腰掛けると
長い足をさっそく組んで背凭れに寄りかからずテーブルの上に胸乗せて肘乗せて頬杖をして姿勢を崩す。

ネメシス > 「それに禍根なんて、今更じゃないかしら。
ミレー族は相変わらず人間を敵視するし、
ティルヒアも武力制圧した。
今更弱腰な対応をする方がいよいよ衰退したとみられない?」

皆の意見を確かめるように、視線を巡らすネメシス。

アカサギ > 「……それでしたら、水をいただけますか」

さすがに、あんまり相手の面子を潰しても良くない。
それに喉は渇いてるし、毒見の意味でも。
水くらいは貰ってもいいだろう。

(……とりあえず、アニキに仇成しそうなやつ。害成しそうなヤツ、は……)

参加者一人一人の顔を見ながら、色々と考える。
情報を持ってる相手もいれば、まったく未知の相手もいるし……。
ただ、明確にヤバそうなのは……。

(あの冒険者の男と……やっぱり、あの師団長さんかなぁ)

師団長さんは、真面目さが空気にまでにじみ出てるから。
ウチみたいな組織とは、ソリが合わないかも。
……冒険者のオッサンは、貧民地区でもよく姿を見るけど。
胡散臭さが表情に出てる。アレは女を食い物にしてるタイプだ。

ネメシス > 「初めまして。
席はお好きな所をどうぞ。」

露出度の高いシュネーに着座を促す。

団員は綺麗な女性の肌が見れたので、少し気分が良くなる。

ヴェルソート > 発言を書き取りながら、室内の面子に視線をやれば…いやはや、有名人も居れば、知らぬそれも居る…が、顔見知りが居て一瞬ぎょっとするもとりあえずは顔に出さず、隻腕の書記とかした詩人は発言を次から次へ書き写していく。

「…どうも。」
己の顔を知っていたらしいどこぞの団員に、伸びのある美声が軽く挨拶だけを返した。

(いやしかし…第十師団長に冒険者に王族貴族、あれは…なりからして海賊か?…選り取り見取りだな。)
有名無名、男女問わずいろんな人がやってくる姿に…おぉぅ、と小さくうめいて。

「いやまぁ…ここまで長期化したら、なんもなしにはい終わり、ってわけにゃあいかねぇだろうな……ミレーの事は…正直宗教側の問題根強いからなんともなぁ…まあ、弱腰になったら漬けこまれそうってのは…わかるけども。」
ネメシスの言葉に…誰にともなくぽつりと呟く。誰に聞かせる気でもないのは、そもそも書記として来たようなものなので…自分は話に参加せずにいるつもりのせいか。

ネメシス > 「だって、王子様可愛らしいじゃない。
そんなお方の前であまり物騒なこと言いたくなかったのよ。」

両手を頬にあて、笑みを浮かべるネメシス。
ナインの指摘は思って居たことをそのまま言われた格好になり、苦笑気味。

ナイン > (一言出す間だけにすら。適宜参加者は入れ替わるようだ。
己の少しだけ前に入ったらしい一団は――さて。此の国の裏に属する者達か、何かだろうか。
端に着いた者達は…一人は書記、という奴らしい。もう一人は…さて、何とも。此亦些か剣呑だ。

既知へは軽く片手でいらえつつ。
従者めいた一人の少女が、水を求める声に。己も便乗する形で、団員からグラスを受け取った。
……まぁ、大勢が集い兵も詰めた城の中。今此の場で毒殺を図るという事はないだろう、なぞと。
些か暢気に決めつける辺りが。本職の少女には及ばぬ所。)

アマーリエ > 「……今の情勢でそれは容易いコトじゃないわね」

副団長、なるドレス姿の少女の言葉に漸く運ばれてきた紅茶を受け取り、その味を確かめて柳眉を顰める。
悪くはないが、煮だし時間が長かったか。少々渋い。
だが、それにもまして表情を渋らせるのは現実的にとは言い難いを思う言葉だ。

「お坊ちゃまが云うように紙に書いたように一足す一は、で済む話じゃないわよ。
 例えば、そうね。柔らかに付け入る、時間をかけて同調させてゆく余地もないなら――腕ずくでしょ?

 人の行き交いで必要な処だけ取り入れて、どーこーするほうが、最終的に安くつくオチにもなりかねないわね。
 逆にそんな香草を背負った鴨のような国があるのなら、教えてもらいたいわ。
 もしあるなら、十分な支援と補給を出来る前提で差し向けさせて欲しい限りよ。」

目くばせしてくる女貴族の言葉は分かるが、力を頼みにするには自分達の師団は規模の面で難がある。
その手の遣り口が好きな、或いは得意な師団の方であれば好んで買って出ることだろう。
自分達の場合は、どちらかと言えば出すべき時に出すと活きる類の手札であることを自認している。

獲物が居る。容易く食い破れる。後詰で進駐と支配権の確保、長期的な維持――諸々を為すための備えらがあれば、できるだろう。今それらを遣れるものがどれだけいるのか。気になるところだ。

セイン=ディバン > (……って、ヴェルさん!?
 なにやってんのこんな所で!)

次々に増える参加者の中に、見知った顔見かければ。
思わず小声で叫ぶという器用な真似をしつつ。

「……実際のところ、国内にだって問題山積みだろ?
 こういっちゃあなんだが、位に値しないようなお飾り貴族さんとかも多いわけだし?
 その辺り、貧民地区を主に活動してると思われるビョルンさんはどう思う?」

どういった意図があるのか、と言えば。
意図などない。それこそ、相手に対して、それっぽいことを投げ掛ければ、反応が楽しめそう。
そんな考えで、男は若くもどこかオーラのある相手に声をかけた。

ビョルン > (手は空けておけ)

ネメシスとのやり取りを聞いて護衛へと振り返って咎める視線を投げる。
そうして、軽く顎をしゃくった仕草で己の脇にアカサギを呼んで。

「なんだ、気になるやつでも──…?」

名乗り以来、初めて口を開いたことだろう。

ツァリエル > セインにこっそり気にしないで、と微笑んでから
ネメシスの発言にはびっくりしたように目を丸くする。
それから、ネメシスの容貌に見合った綺麗な笑みにほんのりと顔を赤らめて俯いてしまう。

「確かに仰るとおり、禍根は今更と言えばその通りです。
 しかしもうすでに手遅れだからとさらに禍根を残すことを許してしまっては
 我々の和平を掲げる態度が疑われてしまうのではないでしょうか。

 武力による支配での併合は賛成できませんが、和議による併合であるならば
 わたくし個人としては賛成いたします。」

シュネー > あくまでも表の顔の薬事財団関係者の枠で捩じり込んだ会議の参加。
取引関係になり得そうな王族から貴族、軍事関係者諸々が大事なお客さん。
平時の平穏でもお薬は売れるしいい値段で取引されるのだけど、
戦乱になってくれるともっといいお薬とか普段出せないような劇薬薬物危険なものまで高値で取り引き出来る。
実に美味しいことを裏でこっそりとやらかしている薬事財団としては
決して聞き逃すことができないこの大事な大事な会議。

ジツニタノシイカイギデスワ コレ。
ニヨニヨと嗤い、胸の谷間を寄せたりとエロい仕草をさりげなくしつつ
後々美味しい事が出来そうな人を見つめだす。
ひぃふぅみぃ…ふふ おいしそう、と思いながら。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」に紅月さんが現れました。
ネメシス > 「第十さんは兎も角、他には手の空いてる師団もあるんじゃないの?
それにいきなり本城を落とさなくても、徐々に領土を広げていけばいいんじゃない?」

アマーリエの指摘には、無いなりの頭を振り絞り。

「ごめんなさい王子。 私は武力で伸し上がってきたから他に手段を知らないの。
この中でも一番モノを知らないのよ。」

本音は和議なんてこの国が出来るわけないだろう?と思いもあるが。
反応も含めて愛くるしい王子にはできる限り礼を尽くそうとしていた。

ヴェルソート > 「あぁ、私は単なる書記ですので、お気になさらず。」
己に気づいたらしい知り合いに、会議の記録を任されたのを示すように発言をつらつらと書き写した紙をぴらりと見せて、常は使わぬ整った敬語を紡ぎ出す。…今度は周囲に聞こえるように発言を、己が来た目的なぞを伝えるように。
立ち上がり、なめらかな仕草で頭を下げる仕草を終えれば、すたりとまた席について、発言の記録を書き連ねていき…。
多少なりとも魔力があるものからすると、どこか淫靡な呪いの気配が鬱陶しいかもしれないが…ここまで多種多様な人物があつまる会議だと、同席したがる書記がいなったのだ。そこは勘弁して欲しい。

アカサギ > (もち、了解です)

アニキの懸念はごもっとも。
なので、水は貰った瞬間に飲み干し、すぐにグラスを返却。

「アニキも知ってると思うし、気づいてると思うけど。
 この会議、マジでヤバイって……。
 数人、めちゃくちゃ強いヤツいるし」

そうでなくとも、これはもう会議ではない。
いわば、各勢力、陣営の面通しの場だ。
表立って争ったりとか、これが引き金になったり、なんてことはないにしろ。
ここまでの要人、重要人物の集まりなんてそうそうない。
中でも、数人、本気でヤバいランクの実力者の気配があって。

ナイン >  ――出来得る限りならば、吝かではないのだけれど。

(仮に第十師団が、そういう咎と責を負ってくれるというのなら。己としては寧ろ歓迎ではあるし――
実際、そうして。異国での掠奪を任として行った師団も既に存在する…一応。
どの団とは公言しない約束が有る為。此処で名を出す事はせずにおくが。)

 ではそうさな。ちょいちょいと、掠め取る程度……は、どうかな?
 所謂私掠という奴さ。大っぴらな軍務ではなく、あくまでも非公的に――
 其処に。前々から遣ってくれている者が居るだろう?

(ネメシスと、アマーリエ、か。双方への声は。
世界平和云々と嘯く会議内にて、それでも現状、自国を優先する故の物。
其処で、ちょいと指を差し巻き込むのは――ダグラスという男。
彼の者が元軍人であり。海賊団が、貴族とも繋がりを残している事など。半ば、公然の事実なのであろうし。)

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からビョルンさんが去りました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からシュネーさんが去りました。
セイン=ディバン > 「……どうやら、ここから先は冒険者風情の居場所はないかね」

思ったよりも本格的になってきた議論。
こうなっては、冒険者でしかない男には、ある程度以上の意見は出せない。

「……では、俺はお暇させてもらおう。
 なかなかに面白い経験ができた」

そういって席を立つと、男は知人たちには軽く掌をふり、挨拶しつつその場を後にした。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からアカサギさんが去りました。
ネメシス > 「お疲れ様、セインさん。」

去り行く冒険者に手を振って見送るネメシス。

ナイン > (ほぅ、と小さく。あくまで書記――そう思っていた男の声は、実に朗々と。
寧ろ其方が本職なのではあるまいか、と。つい考えさせられてしまうもの。
…事実、彼の者の本職が、其れであると知る機会は…来るやら否や。
序でに。歌声に秘められた力という代物に、気がつけずに済んだのは。
幸か不幸か、所詮は一般人故という所。)

 と? …嗚呼、セイン。亦今度、貴男とも。
 「面白い事」とやら、させてくれよ?

(折から、亦一人。戻るようだ。
…そう言えば彼には。彼個人とやら、彼に仕えるメイドの事やら。
色々、話したい事も有るのだが。
流石に今は、次の機会となるだろう。)

アマーリエ > 「嗚呼、あとね。
 仮に併合したところで膨れた脇腹が腐って、内から滅ぶというのは笑い話にもならないわ。

 その意味でも先ずは身を固めきってから考えて欲しいことだけど、
 ――そんなコトに良く効くお薬なんて、お持ちでいらっしゃるかしら?」

新たに増えた詩人やら財団、やら。
何か目線を向けてくる護衛の子に少しばかり面白がるように、手を振ってみながら声を投げてみよう。
声を投げる先は薬事財団を名乗るものの姿。

無理無茶難題を投げつけられることは、よくあることだろう。薬効の一言では済むまいと。

「そうね。その用途に向いている師団があれば、遠慮なく任せたいわ。
 念頭に置いて欲しいのは、戦争というのは人も金も良くも悪くもなく動くのよ。
 出血に耐える体力がないなら、どちらが死ぬのかというのは――想像に難くないでしょう?」

ネメシスの言葉を聞けば、眼を細めつつ何処か愉しむような風情で答えを返そう。
他所に手を出すなら、先ずは己が身と鎧を固めてから。剣で云えばより取り見取りであろう。

「……掠め取る、ね。武力偵察という名目であれば、別段反対はしないわ。
 屍拾うものなしのスタンスで、だけど」

私掠、か。手段として悪くないが、最終的な侵略に振り向けるには少々悠長が過ぎるきらいがある。
国を傾ける程となれば、それはもはや侵略である。真綿で首を絞めるがと如くというのは、為せることか?
少し考えこむ。

ヴェルソート > (おぉぅ、次は薬事の大きいところの人ときた…ほんとこう、選り取り見取りだなぁ。…あとは…あれ、人間か…?)
やってきたシュネーと紅月に少しばかり目を見張りつつも…ネメシスとアマーリエの発言を書き留めていく。
やはり、普段から戦や政治に関わっているものの発言は質が違うなぁ、と思いながら。
さらさらと…文字で埋まった紙を脇にどけて、新しい紙を板の上へ…隻腕で器用に紙を選り分けながら、記録は滞りなく…仕事が進むのはいいのだが。
(…これ、歌にできるような事ねぇだろう。)
まあそこは、依頼人の貴族には諦めてもらう他あるまい。唄うとすればそれこそ、会議には関係ない参加者の…特に女性の美貌なぞを称えるしかないだろうなぁ。なぞと頭の中で。

ネメシス > 【多人数につき、部屋を2つに分けております。
同部屋扱いですので、出入りのロールは不要です。】

紅月 > 耳敏い者なら聞き取れるであろう、忙しない靴音が会議室の前で止まる。
胸元に手をあてて乱れた呼吸をととのえれば、まだ軽く弾んだ鼓動のまま扉を開いた。

「遅参の段、御免なれ…」

礼の姿勢のまま紡がれる穏やかな声色に緊張が滲む。
立場を明確にすべく纏った治癒術師のローブから見てとれるのは、女性然とした口許と紅の髪。

「……なんだこの濃いメンツ…?」

顔を上げた後に思わず零れた呟き声さえ無ければ、きっと真面目そうにも見えただろうが。
この女の価値観が比較的庶民寄りなのもあり、ローブの上からでも充分にすぎる動揺が見てとれるだろう。

「…え、あ、私はお酒は…はい、紅茶で……」

直ぐに我にかえればメイドに希望の飲み物を告げ、出来るだけ下座に着こうと空いた席に目をやる。

ネメシス > 【ロールの拾い零しが生じてもお互い様でお願いします。
がやがやしている場所なので、”聞こえなかった”も有り得ると思いますので。】

ナイン > (ふむ、と小さく。
立場上、つい話を振りがちとなる師団長。
彼女の視線を追う形で、薬事財団…という立場の者へ目を向ける。
つい先日。帝国由来の阿片とやらで、少々痛い目を見たばかりなので。
良くも悪くも、薬の効能という奴に興味は尽きない。何れ、関わる機会を持つべきか。なぞと思案しつつ。

そんな間にも亦一人。次なる人物は――さて。
目深いフード故に分かり辛いが、長身の女性である事は確かなようだ。
……くく。小さく、笑い声が漏れてしまったのは。
彼女の零した呟きを。うっかり、聞き留めてしまった故らしく。)

ツァリエル > 「……申し訳有りません、ネメシス様。
 貴殿の武勇を忘れたわけではありません。
 しかし、力による支配だけがこの先もずっと続くかわたくしは疑問なのです。

 その、よろしければ今度、あなたの武勇伝の数々をお聞かせいただければ幸いです」

ネメシスの返答やナインやアマーリエなどの反応から和議は絶望的なのだと改めて思わされる。
しかし最初から旗色が悪いのはわかりきっていたことだ。
ここで自分が及び腰になってしまってはいけない。

毅然とした態度で、

「私掠、とは聞き捨てなりませんね。
 確かに今まで我々の国はそのように成り立ってきた、とは思いますが
 しかしそこから脱却せねば、真の平和は訪れぬと思います。

 その、今日の鍵は平和のためのもの、と改めて確認させてくださいませ。」

人の出入りの激しさに少しめまいを感じて、態度が乱れる。

ネメシス > 「初めまして、聖バルバロ騎士団副団長のネメシスよ。」

遅れてやった来た治癒師にも手を振って。

「「おい、あまり見たことない顔だな?」」
「「だが、独特の空気があるよな。」」

団員たちは楽し気に皆の顔を眺めている。

ダグラス > 次から次へと入れ空るメンツ。
流石にすべてを拾いきるのは不可能だと考え会議の動向を見守ることにしていたが話の中身がより政治色を帯びてきたのを見て肩をすくめ。

「私掠な……確かに大きな武力を行使せずに相手が弱まれば多くの血を流さずに’和議’とやらに持ち込めるかもしれねぇな」

男の今日の目的は今後活動する中で誰と繋がる方が海賊団として楽に仕事が出来るかといったことを見極めることが主目的で。
会話の流れで誰に言うでもなく言葉を落し。

ネメシス > 「王子のお考えに異を唱えるのは大変心苦しいのですが…。

ああ、もちろん私の武勇伝でよければ幾らでも語らせて頂きます。

ですが、この国は今まで和議などしたことあるのですか?
私はこの国で生まれて間もない身なので難しいことはわからないのですが、
歯向かう者は全て力で押さえつけてきた国が和議を口にしても
誰も従わないと思うのです。
それこそ、他国から連れてこられて奴隷にされている者もいるでしょうし。

そういう意味では、ダグラスさんの意見に私も賛同ですわ。」

目まぐるしく進む会議になんとかついていこうと必死なネメシス。

ナイン >  ――勿論私も。より、適任として任せられる者が居るのなら。
 無理にお願いするつもりはないよ。第十師団長殿。
 前線、それも帝国やその他の国へと向く者達。其方に任せた方が、効率が良いのは解っているし…
 こういうのは。大っぴらに、大仰にやってしまっては。お里が知れるという物じゃないか。

(それこそ。薬も多すぎれば毒だから――なぞと、アマーリエへ例えてみせるのは。二人して、財団の女性に。目と声を向けていただろう。
其処で一旦。同意を得たダグラス。そしてネメシス。二人へと向き直し。)

 そういう事。平和とやらが、そう短絡的に、短期間に。手に入るなど思っていないさ。
 …長い年月掛かるんだ、少しずつ蓄えを増やしていけば良いんだよ。
 何れ大きく――金も命も大きく動かせる、戦に備えるという意味でも。

 という訳で。

(書状、一枚。卓上を滑らせて、ネメシスの方へ。)

ネメシス > 「…?」

団員同様、場の空気に飲まれ気味のネメシス。
突然手元にやってきた書状を開き、目を通す。

内容は如何に…。

アマーリエ > 「率直な意見、ありがと。想像通りでほっとしたわ」

揚げ足取りはするまい。斯様な場所に立つものが、ただの者であるかどうか疑わしきが先に浮かぶ。
如何わしい装いが目に引く財団を名乗るものの言葉に、肩の力を抜いて小さく笑う。
しかし、そんな魔法の薬――略して魔薬の類が跋扈するようになれば、いよいよこの世も末だ。
兵法、侵略の術の一つとして薬浸しにして衰えた国を取り込むという手管は軍略書にないわけではない。
その後の立て直しが、投じた費用以上に嵩むことが目に見えているのが難点だが。

「国を守ると嘯いていても、所詮師団もまた暴力を体現する魔導装置のようなもの。
 王の採決が下るならそれに従うわ。

 もし、お坊ちゃま。
 わたしたちを駆るコトがあるなら、侵略よりも護る方に向いていると心得ていただけると有難いわ。
 竜は大喰らいよ。遠出させるとなれば、十分な補給がなければ干上がるの」

和議、徳を貴ぶような王子の言の葉は理想論ではあるけれども、そういうものは嫌いではない。
盆暗な王には牙をむいても罰は当たるまいと思うが、兵の使いどころを分かっているものであれば尚良い。
竜という強壮なる生物を軍備に加えた師団を保つに当たり、如何なる縛りを与えるとすればどうなるか?

それが予算面であり補給面だ。

「大っぴらに遣らないのは、同感だわ。
 企みは密やかにやるのが美しいのよ。呼ばれれば出向く用に足るけど、どこそこを長く治めろというのは止めて欲しいわ」

ナインの言葉に頷く。師団が数あるのであれば、用途別に使い分けて欲しい。
自分達はその手の侵略的用途には剥かない。

ナイン > (つぃと一旦目を伏せた。
一呼吸の間を置いた後。同じ貴族、王族――ツァリエルへ。向き直る。)

 否定はしない。理想論という物は。絵空事かもしれないけれど、決して、無価値ではないのだと。
 寧ろそれ故にこそ、忘れてはいけない代物なのだという事位。解っているさ。

 …けれど。世界全てを包み込める程、私達の腕は長くない。
 先ず、私は私の。…目に見える範囲、手の届く範囲。此の国を平和にしたい、建て直したい。

 ――其処から先は。多分、貴方のような者達の仕事なんだ。

(…かなり。言葉を選んだ、つもりだ。
誰かの為に、別の誰かを傷付ける。そんな会話の中。
己にとって、彼の人物は――屹度。前者なのだから。)

ツァリエル > 私掠に賛成する様相のダグラスに、また現実を教えられる。
ネメシスの発言には、首を振って

「いえ、わたくしこそ浅学の身でこのような場での発言をお許しください。
 そして身分は関係なく、皆様の立場それぞれの忌避なき意見、大変ありがたく思います。
 どうぞ固くならず、お話ください。

 では、この国が武力から平和への次の段階へ移るために皆様は何が必要とかんがえられていらっしゃるのか、
 お聞かせいただければ幸いです。」

その場の人々に問いただす。

アマーリエの発言に、一つ勉強になったと頷く。
アマーリエにはアマーリエなりの自分の守りたいものと立場、意見がある。
特に師団によって用途が違うということを教授してもらえたのは幸いだ。

ネメシス > 「えっと…世界中の国を従えるだけの武力を持つことかしら?」

王子の発言に、挙手して答えるネメシス。
浅学甚だしいので、少し動揺気味であるが。

「「借りてきた猫みたいだ。」」

団員の呟きが聞こえる。

紅月 > 声をかけてくれた女性に顔を向ける。
…何だかフレンドリーな方だ。
その仕草に和み、ふわりと笑みを浮かべれば。

「紅月、と申します。
少しばかり治癒術を得意とする冒険者でして、こちらの獣舎や龍舎で健康診断をさせていただいたりしてますね。
第六師団の方々のお手伝いもさせていただいておりますの」

さすがにローブでカーテシーをするのも奇妙な為、胸元に片手をやり名乗りながら軽く一礼すれば、簡単な自己紹介を添えて…そのまま、比較的普通そうな隻腕の男性の横の席につけば。
じっくり…まずは話の流れを理解する所から。

ヴェルソート > 入れ替わる面子を書き写すのも一苦労ではあるが、まあ何かを書くというのは職業柄慣れてるもので、まださほど苦労していない。
ここに来てよかったと思うのは、ちゃんと平和にする気のある王侯貴族もいるんだな、というちょっとした安堵が少し。

「えぇっと…あ、今の台詞いいな。」
ナインの言葉に…ここは歌にできそうだと思えば、つらつらと別に書き留めていき。

「私掠海賊を抱えるってのも……まあ、手段としてはアリだよなぁ、たしかに。」

ナイン >  ――ふ、ふ。感謝するよ師団長殿。
 …何と言うか…貴女については。貴族嫌いという事で有名だったから。
 正直、何時叱られるのかと冷や冷や物なんだ。

(アマーリエの言葉に苦笑して。少し。肩から力を抜いた。
先程席を辞したセインが言っていた通り。権利と義務とを履き違えた愚昧な貴族が数多い故。仕方がないと解っていても。

次いで。ネメシスが目を落としてくれる書状については。大っぴらに、此処で言ってしまおう。)

 ――貴女達、聖バルバロ騎士団が。王国外で行う掠奪その他に関して。
 此の国は私掠行為、後の国益に叶う物として。目を瞑る事を約束する。

 ……おっと、勘違いしてくれるなよ?あくまで此の国の為になるならであって。
 国内で貴女達が遣り過ぎるのなら。其方に関して擁護など出来ないから。

ダグラス > 「ではツァリエルくん、聞くが君にとって平和とはなんだ?
 殺し合いのない世界か?争いのない世界か?

確かにこの世界は腐っている、争いは絶えないものだ。
だがそのおかげで農民であろうと貴族に成り上がることもできるし、俺みたいな戦いでしか飯を食えない連中も一時とは言え夢を見ることが出来る。

だが平和にしたいというのなら、そんな人間も押さえつける必要がある。
兵士は農民へ、海賊は漁師へ。争わないようにその地位に固定させるということだ。
武器も持たせずただ目の前の仕事のみに従事させる。
平和な世界というのはな、誰も夢を見ないことによって成り立つんだよ」

ワイングラスを傾けながら。
平和について語るツァリエルに顔を向けて問いかけ

ツァリエル > ナインの堂々とした発言にこちらも居住まいを正して応える。

「グリューブルム様、立場は違えど、志は同じであるとわかりあえて
 わたくしはとてもうれしく思います。
 もちろん、わたくしも自分にできる範囲はそれほど広く大きくはないということを理解しています。
 自分のできる範囲で、というのももっともでございます。

 しかしひとりひとりの力は微力なれど、こうして集まって志を同じに力を合わせれば
 小さなところから大きな範囲へ影響を及ぼすことができるのではないでしょうか?

 わたくしだけの力ではなく、どうぞグリューブルム様のお力もお貸しください」

ネメシス > 「う~~~ん…。」

思わぬ所でナインから貰ってしまった私掠許可状。

貰って嬉しくないわけではないが、あまり興味なさそうに団員に押し付ける。

「貰えるものは貰っておくけど、だからって国外に出て行ったりしないわよ?
うちには国内での活動を求めている人がたくさんいるんだから。」

つまるところ、団員以外にも騎士団の活動で旨味を得ている者が居ることを意味する。

「まあ、貴女がどうしてもって言うならちょっとは考えてもいいけどね。」

最初にダグラスが王子に求めたことと同じ内容を暗に口にするネメシス。

ツァリエル > ネメシスの回答に、思わず呆気にとられて一瞬くすりと笑ってしまう。
本当に戦いのことしか知らなかったのかもしれないし、
そういう世界で生きているのかもしれない。
特に侮蔑などはなく、自分とは違う世界を知っている彼女を羨ましく思った。

「有事の際の武力、最低限の自己防衛のための力を持つことは致し方ないとわたくしも思います。
 ネメシス様の意見もたぶんもっともだと思いますが……、
 もう少し、力から離れた方向性も考えていただければ嬉しいです。」

アマーリエ > 「それ、無理とか無茶とか言わない?」

それが出来るなら――、そんなものがあるなら、苦労はしないのだ。
ネメシスの放った言の葉に口元を押さえ、吹き出さないように努めながら浮かべる笑みは苦い。

遅ればせながら、聞こえてくる言葉に「へぇ」と言葉を零す。
第六師団の関係者か。いずれかの師団の長など、挨拶できる機会があれば回りたい処のひとつだ。

「――徹底した地固め。
 惰弱の排除、選良の徹底……なーんて、いうのは兎も角として、国を乱す膿の類を揃え、並べてみないといけないわね。
 
 例えば、認可のない武装集団の排除、吸収あるいは同化。それらが阻害する物流の正常化等々、とか。
 奴隷の開放は反対はしないけど、自由を与えたところでこの国を富ませる保証がないなら論外ね」

兵を保つ、活かすためには足元が固まっていなければ振り上げる刃も持ち上がらない。
ツァリエルの言葉に例えばと切り出しながら、楽しげに口の端を釣り上げて細指を曲げる。
跋扈する海賊も、山賊紛いの騎士団も。本来であれば師団を以て鎮圧に掛かりたい類のものなのだ。

「絵に描いた愚かな貴族って奴が嫌いなの、わたし。
 だから、あなたみたいな言の葉を聞けるのは逆よ。好きな類だわ。こういう場でなければ御茶でも誘いたい位ね」

ナインの言葉には、その逆だ。好ましい類であると答えよう。
誰にも阿る気はない。好悪は率直に口出す。堕落に滅ぶものがあれば、哂って止めを出すのも良しとする。

ナイン >  ――あくまで私は。カルネテルの人間であり、マグメール王国の貴族。
 此の国を支える事。導く事が。主命である事を。譲るつもりは毛頭無い。
 先ずは此の国が、再び立ち上がる為には。それを支える盤石の足場を整えなければいけないのさ。
 手段や方法。事の善悪。それを選ぶ事にすら――力が必要なのだから。

 …だから。もう一度、言うよ。ルヴァン殿。私は、私に出来る事をする。
 貴方とは形も、やり方も違う。けどまぁ……同じ方向を向いている。それだけは、信じてくれて良い。

(ツァリエル。彼の人が己へ、皆へ。問い掛けた言葉に関しては。
此が己の答えだと思う。
ほぼ、一息に言い切った所で。ふと息を吐き、手扇で頬を仰ぐ。
少しばかり熱っぽくなったか。)

ネメシス > 「えっとね、それができるようになるまでは態度を軟化させるのは逆効果だって意味なんだけど。
魔族もたまに襲ってくるんでしょう?
この国が主導権を得て平和を望むなら武力しかないと思うんだけどね。」

二人に笑われてしまい、顔が赤くなる。
つんつんと両手の人差し指を合わせながら、言いにくそうにぼそぼそと。

ツァリエル > 「わたくしは、この世界が腐っているとは微塵も思いません」

きっぱりとダグラスにその点だけは否定する。

「平和な世界が本当に誰も夢を見ない、とは思いません。
 平和な世の中になれば、そこにある幸せや夢を人々はそれぞれに見るものだと思います。
 確かに戦いによって成り上がることは難しくなり、また新たな問題が生じるとは思いますが
 だからといって夢を見ない世界だとは、わたくしは思いません。

 そして人々の諍いを根絶することもまた、無理な話ではあると、わかっているのです。
 しかしそこで諦めるのは、違うとも思います。
 諍いでわかり合えることもあるとも、思いますし……」

だんだん言いたいことがまとまらなくなったので、声を小さくしてしまう。
王族らしからぬ態度、一人の少年としての顔が覗く。

ナイン >  ぁは。それはまぁ、そうだろうな。流石に其処迄都合良く行くとは思っていないさ。

 …寧ろ。程々に暴れてくれるのなら、それはそれで。
 ――私は。今現在、殊、問題なのは。官民、官軍、まるで足並みが揃わない事だと思っている。
 こういう場合どうしても。必要になる薬は、効き過ぎる位の物でなければいけない。…だろう?

(ネメシスへは、此亦しれりとネタばらし。
要は、劇薬になれ、という事だ。此の国の患部を殺し、その他を活かす為の。
或いは。ちぐはぐ極まる此の王国に、「共通の敵」という必要悪でも育む為か。)

ヴェルソート > つらつらと記録を書き進めた頃…とんとん、と肩を叩かれると。どうやらここで記録をとっても良い別の書記が来たようだ。
ぺこりと最後に一礼をして…会議室を後にすることにしよう。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からヴェルソートさんが去りました。
ナイン >  にしても。 …あぁ何だ。我ながら。…此は此で、気恥ずかしいな。

(くく。少し染まった頬が、色を増すのは。…書記たる男の独り言が、聞こえてしまった為だろう。
男の背を見送りつつ。やわりと首を振ってしまい。)

ネメシス > 「「お疲れ様、詩人さん。」」

団員の一人が手を振る。

「「こんな会議をまとめる役を振られてたいへんそうだなあ。」」

ナイン >  いや、いや。悪徳貴族という奴だよ――私は。
 我が国の為ならば、どんな事でもしてみせるもの。
 …流石に、膿として吐き出されてしまうのは。遠慮したい物だけど。

(ツァリエルへの、彼女の言葉も聞いていたのだろう。
アマーリエに柔く微笑んで見せつつ、少しばかり、戯れた口調。
お茶の誘い、などと言われれば。喜んで――と。
何れその機会が実現すれば。共通の知人を持つ事等が知れて、亦話が盛り上がるかもしれない。)

ツァリエル > アマーリエの言葉に頷く。

「他所の国へどうこうする前に、まず自らの国を正すべきなのは賛成です。
 その方法についてわたくしは詳しく存じ上げませんが、
 我々王侯貴族の腐敗についてはわたくしも心を痛めております。
 まずはその乱れを自浄して行かなければならないことも。
 
 そしてそのための力が必要なことも、わかっているのです……」

少しだけもどかしそうに手指を絡めて、
ナインの言葉にはぱっと顔を明るくして微笑んだ。

「グリューブルム様、ありがとうございます。
 はい、形ややり方が違えど、あなた様とは志が同じこと、心強く思います。」

ネメシス > 「あらそう?
それならありがたく有効活用させてもらうわね。
まあ、うちを討伐するのは結構大変よ?」

ナインからの言葉に狡兎死して走狗煮らるを警戒し、牽制めいたことを口にする。

実際、騎士団は今も拡張を続け、戦力は増大傾向で。
日を増すにつれ、昨日よりも強大になっていくことだろう。

アマーリエ > 「それはね、お嬢様。子供の殴り合いに刃物を出して殺し合いに変えようとするのと、同じくことよ。
 外に出向けるまで逆に手を出さない。触れない、干渉しない――不交渉。
 個々人の類の細かな動きまではフォロー出来ないし、したくないけど、護りに回るのも手よ」

何となく、見えてきた。良くも悪くもこの副団長も若いのだろう。
押しては引く。引いては押し返す丁々発止の感覚にまだ慣れていない。そのような印象を受ける。
何処かに手を出すことばかりに意識が向くのは、手札の欠如が要因である可能性もあるか。
国の中で跋扈する魔の者は、全力を以て討滅しなければならないが、外に出向いて事を為すまではまだ要るまい。
そうした武力行使の結果がどのように終わったか、暫く前の先例は記憶から風化するのはまだ早い。

説くようにネメシスに声を送りつつ、退席する書記にはご苦労様と。そう労いを遣って。

「悪徳を弁えて使い分けられるなら、一目置くに値するわよ? わたしにはね。
 辺境伯の出として、少なからず尊敬するわ。自己処理できる範囲の膿であれば、眼のつけようがないわねー」

目立たずに片付けられる、どうこうできる位の自浄が出来るのであれば、手の出しようがない。
竜の牙が食らいつけるのは狙うべき獲物があってのことだ。
ナインの茶の誘いへの応対に是非と笑って、懐の懐中時計を取り出して文字盤を確かめる。

ナイン > (そうだ。ツァリエルとアマーリエ。二人の言葉は、己の言いたい事を実に的確に纏めてくれた。
如何なる理想も、依って立つ地盤が重要なのだ。
現実無くして夢もへったくれも無いのだという事は。
それこそ――ダグラスの言う通り。実際に戦場を識る者の言葉も、亦重い。)

 そうさな、後は――ルヴァン殿。腐っているからといって、躍起に否定する事はないさ。
 善いも悪しきも、皆含めて、人なんだから。

 ……まぁ、根を腐らせ立ち枯らすような腐り方であるのなら、それは――

(彼女のような人こそが、どうにかしてくれる筈だ、と。アマーリエへ目を向けた。
此亦彼女の言う通り。結局、自制を以て使いこなせるか否なのだ。毒も薬もとは良く言った物。
そんな彼女の笑みへ、片手でいらえてみせたなら。するり。席から立ち上がる。)

紅月 > 入れ替わるひとりめの書記に
「お疲れ様です」
と労いの言葉をかければ、ふたりめの書記の手許を横からのんびり覗きつつ
「何だか随分黒々としたお話をしてらっしゃったのね…?」
なんて他人事のように呟いては。
やはり何処かのんびりと会議を眺める。

「偏るのではなく、清濁併せ持つ…難しい事だけれど、それって一番大事なところだものね」

一つ息をつけば、うんうん、と深く頷いて。

アマーリエ > 「……さて、時間ね。有意義なお時間有難う」

紅茶を呑み干し、立ち上がる。
マントの裾を払えば、腰に佩いた鞘込めの剣が揺れる。
自分は剣であり盾である。振り下ろすべき先を判断できる剣であり。槍であり。そして竜の縁者である。

「国を侵す敵と見定めたものであれば、先にも述べた通りよ。
 種族、人種、区別なく第十師団は受けて立つわ。それが私たち。国の内であったとしても容赦はしない」

時間としては頃合いだろう。
おや、と。己と同様に立ちあがる姿を認めて目尻を下げ、会釈の後に良く響く声で改めて述べよう。
踵を返せば、その背に描かれた竜の紋が身をくねらすように揺れる。
その紋章を背負うものとして求められた責は、果たす。そう言わんばかりに示して、外へ――。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からアマーリエさんが去りました。
ダグラス > 「そこまで平和を目指すというのなら、俺に止めるような権利はねぇ。
 だが世を変え平和を目指すのなら民にも自分にも地獄を感じるほどの苦痛と手を汚してくれる代償が必要になる事は知っておけ。

 人は平和に必ず飽きる。そして新しい混乱を産み、また世の中が乱れる。
 平和の世の中は乱世を望み、乱世が平和を求める心を産む。
 どちらも裏表の関係にあるんだ」

理想を掲げながらも力不足はよく理解している様子の相手に肩をすくめ。
これ以上は海賊の出番はないだろう言葉を残して立ち上がり。

「ま、これ以上俺の仕事はなさそうだ。
 海賊ダグラスの品や力が入用ならいつでも連絡をよこせ」

そういって会議室を出て王城を後にしていった

ナイン > (こういう物は。互い、利用しあってこそだろう。
騎士団の拡大と朝盛が。王国の再建の為に、有益であるのなら。
何せ先だっての、魔族の国への長征失敗。その影響は決して、全て取り戻された訳ではないのだから。
――何れ来るべき時迄は、目の届く範囲で。目に余らない程度に、動いて貰った方が良い。)

 ……ぁは。そんな物別れが来ない事を、祈らずには居られないな。
 お互い、上手く遣って行こうじゃないか。

(出来るだけ長く。その一点に関して嘘はない。
…ネメシスと、ダグラス。陸と海。それぞれにて、此から。或いは引き続き。裏で動いて貰おうという者達に目礼し。)

ネメシス > …なんだか、困ったことになってきたなあ。

ネメシスは、静かに天井を見上げていた。
どうも、王城側の人たちは国内の綱紀粛正で固まりつつあるようだ。

去り行く第十師団長の背中を見送りつつ、面白くなさそうな表情である。
付き合いのある王族に言われて参加をしてみたものの、この国が秩序を取り戻してくれば
聖バルバロ騎士団が進退窮まる可能性が生じてくる。

最も、そんな時が来るのはまだまだ先のことだろう。
それまでに確固たる地位を確保できればいいのであるが。

「そうね、うちも今以上の戦力を整える必要がありそうね。」

今度はダグラスの背中を眺めて。
折角だし、海軍を整備するのも悪くない。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からダグラスさんが去りました。
ツァリエル > ナインの言葉にはい、と頷く。
確かに清濁合わせるのは人間にとって普通のこと、
何も悪いからといって何でも躍起になって清めていては仕方がない。
アマーリエの存在もまた心強いものであった。

一人、一人、と去っていく者たちに黙礼していく。
と、そばに居た側仕えがひそひそと耳打ちする。
側仕えが離れてから、ツァリエルが申し訳無さそうに席を立った。

「申し訳ございません。急用が入りましたのでこれにて失礼させて頂きます。
 どうぞ、私には構わず会議をお続けください」

様々な考えや立場のものたちがいるのだと理解できたこと、
そして志が同じであるものが幾人もいたこと、
それが知れただけでもツァリエルにとっては大収穫であった。
しずしずと席を立ち、会議室を退出する。

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からツァリエルさんが去りました。
ナイン > (そうして己も、歩き出した。
実の所当初の目的は、昨今噂の騎士団への接触であり。それは果たす事が出来たのだ。
…その上で、更に幾つか。出会いの契機に繋がったのは。思う以上の成果であって。)

 それでは。……皆々様の壮健と栄達を。心から、願っているよ。
 ――では。私も今宵は失礼させて頂こうか。

(かつ。一旦、扉の前で立ち止まり。大きく会釈をしてみせれば。後は振り返る事なく、会議室を後にする。

…出て行く、間際。末席の方に控えた、第六師団の関係者、という女性に…)

 ――いやはや。私も正直、この濃さには。人酔いするかと思ったよ――――

(などと。入室早々の、彼女の言葉を思い出してか。軽く愚痴っていった――模様。)

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からナインさんが去りました。
紅月 > 「それぞれ、領分を間違わぬ程度に上手くやりましょう…という事で、いいのかしらね?
出る杭が打たれるのは道理だけれど、悪いばかりではない訳だし」

悩ましげに首を傾げつつに話し…

「私も圧倒されるばかりでしたわ、いずれゆるりとお話しましょ?」

こそりと貴族であろう女性の背にに告げ、ふふ、と笑みを浮かべた。

ネメシス > 「「なんだか、すんげえ濃厚な時間だったな。」」
「「俺、いまだに興奮が収まらねえよ。」」

大物たちが皆退室したことで、団員達も漸く活気づいてきた。

「皆さまご機嫌よう、またお会いしましょう。」

王子やナインをカーテシーで見送るネメシス。

今度は紅月の方へと向いて腰かけ。

「そうねえ、私も途中から何が何だかって状態よ。
皆頭が良いのはよくわかったわ。」

ふーーっと深く息をつく。

「改めてちゃんと自己紹介するわね。
聖バルバロ騎士団の副団長のネメシスよ、よろしくね。」

紅月 > 一気に室内の濃さが薄まった後。
目前には主催者だろうか王族に、ドレス姿の騎士…ネメシス副団長殿。
控える男性騎士たちは、ようやっと息を吹き返したかの如く…何だか和気あいあいとしている。
斯く言う自身も肩の力が抜けてホッと息を吐いたところだ。

「ふふっ…ヤンチャしたい私達には、少ぉし肩身が狭かったかも?」

相手が姿勢を正せば、此方も彼女の方へと向き直り。

「はい、ネメシス様。
お噂は幾つか耳にしておりますわ。
…私の事はどうぞ気軽にコウゲツと御呼びくださいな」

ローブの下からニコニコと笑みを浮かべて改めて名乗る。
…彼女の部下の手前、一応敬語の方が良かろうと口調を調えつつに。

ネメシス > 出席者も粗方抜けたことで、会議は終わりを迎える。

今回の話がどのような結果を迎えるか、判明するのはもう少し後のことである。

ネメシス > 【本イベントはこれで一旦終了とさせて頂きます。
今回は会議でしたが、他にやりたない内容やお題がありましたら掲示板に記載頂くか、私書で送って頂けると参考にさせて頂きます。
個人的にはあと何回か企画させて頂こうと考えております。】

ご案内:「王城:世界平和についての会議室」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「王城:世界平和についての会議室」から紅月さんが去りました。