2019/12/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にカイロンさんが現れました。
カイロン > 王宮内のとある騎士団の詰め所にポーション類を届けて何時間も経つ。

「警備がザル、と、謂うのか」

まさか己に怪しさの片鱗すらないというのか。
パーティーホールの隅に入り浸るのも飽きて、バルコニーで夜空を眺める。
野生の草食動物なみだとか評される己の目には、遠い星雲すら目を凝らせば見えそうな済んだ冬空に夜が深い。

カイロン > 深夜が近くなった頃、背中を向けているパーティーホールからちょっとした歓声が上がる。
その声の質を聞き分ければ眉根に小さく皺を刻む。

媚薬で調えた性奴隷の公開調教か、はたまた乱交か。
そういった類の余興が催されているのだろう。
己も趣味は幅広いが、王侯や上級貴族のそれはまた少し性質が悪い。

「よ、……っと」

2階部分であるバルコニーの手すりを超えて、絨毯のように厚い芝生の敷かれた庭園に着地をすれば城門を目指す。
平民地区にある自宅へ向けて、帰路。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からカイロンさんが去りました。