2019/10/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 華やかなりし王城の晩餐会。
身を震わせる様な秋の夜風も、静寂と共に世界を包む夜の闇も此の場所には関係ない。
絢爛豪華な煌めきと、己の財貨を誇る様な煌びやかな衣装に身を包んだ人々が、今宵も飽きる事無く宮中に集っていた。
「……とはいえ、毎夜毎夜良くもまあ飽きもせず…」
貴族達の輪から抜け出し、バルコニーで一息入れる少年。
背後の広間からは、賑やかな喋り声と穏やかな音楽が同居し損ねて唯の騒音と化している。
そんな場所に長居すれば疲れもするか、と懐から取り出した葉巻に火をつけて燻らせていた。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 秋の夜風は随分と冷たく感じるが、程良く酒の回った頭には丁度良い。
平民の生涯賃金よりも尚高価な礼服は、残念ながら金額に見合った防寒性能は持ち合わせていないのだが。
「…もうじき冬が来る、か。嫌な季節だ。出掛けるのも億劫になる」
元より寒がりな己としては、冬よりも夏の方が好ましい。
寝起きが弱い事も相まって、冬場の活動はどうしても精彩を欠く事が多いからだ。
憂鬱な季節が来たな、と溜息交じりに甘ったるい紫煙を吐き出した。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > やがて、会場から此方を誘う声が投げかけられる。
吸いかけの葉巻を溜息と共に灰皿へと放り投げると、作り慣れた笑みと共に暖かな室内へと足を進めるのだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。