2019/07/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にナインさんが現れました。
■ナイン > ―――― …っふ ぅ…
(熱気の籠もる宴席とは真逆。
涼やかな夜気が流れていく快さに、思わず、息を吐かされた。
…当初は物珍しかった帝国様式の宴席も。流石に、見慣れてしまいつつあるのだが。
何処迄も宴は宴であり、列席者達の貪する様も変わらない。
今室内へと戻ったなら…残り少ない、誰の物と確定していない帝国公主達が。
酒を交わして真っ当に。両国の貴族を繋ぐ鎹として、口説き落とされようとしているか。
それとも、有無を言わさず寄って集って、この国に縛られる一匹の牝へと堕とされつつあるか。
どちらに転ぶのだとしても、矢張り、見慣れつつある光景だ。
流石に付き合いきれず、こうして一旦退散を決め込む程度には。)
嗚呼そういえば。…私も幾度か言われた…けれど。
(思い出して、少し。苦笑じみた物が喉を揺らす。
若干だが帝国側からは、皇子と呼ばれる者達も降っていた。
彼等との見合いを組まれそうになったのも。今となっては笑い話。
…まぁ、良い思いもするにはした。例えば、今もこうやって。
身に纏う、帝国由来の黒絹のドレスは。比較的お気に入りの一着となっている。
特にこうして涼んでいると。深い切れ込みと、其処から晒す両の脚とが。心地良い涼気を感じられる。
この辺、乗馬どころか徒歩の移動すら考慮していない、ぞろりとした夜会服との大きな違い。)
■ナイン > …ぁ。 駄目だな、これは…
(ふと、眉を顰めた。持ち出してきたグラスの中身を、ちびちびと口に運んでいたのだが。
どうやら長居が過ぎたのか、すっかり、空になってしまった。
流石に会場から離れているとはいえ、あくまで、宴の為に居る以上。
酒もなく素面で過ごすというのも真っ平だ。
――仕方在るまい。一旦、給仕の回る屋内へ戻るとしよう。
背後の窓を開けた途端。耳に飛び込む嬌声に。やれやれと首を竦め独りごちつつ。
改めて、貴族王族の跳梁跋扈する場所へ。己の立つべき場所へと戻っていく。)
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からナインさんが去りました。