2019/07/16 のログ
■ゼロ > 「――――異常は、無し。」
仮面に、魔力を感知することはなく、少年の嗅覚、聴覚に反応するようなにおいも、声もない。
視覚的にも―――仮面通してのそれではあるが、問題は見当たらず。
そこは今現状は、問題はないと言っていいだろう。
ただ、飽く迄、『今現状』であって、自分が去ってから発生することもあるだろう。
それに関して少年は何かを見通すこともできるわけではない、気が付けば戻ってくることもできるが。
基本はそのまま進んでいくのだ、警備には時間があり、その時間内に決められた場所を回らねばならないのだから。
軽く息を吐き出し。
少年は次の場所へと、警備するべき地点へと、歩いていくのだった――――
ご案内:「王都マグメール 王城」からゼロさんが去りました。