2019/04/26 のログ
■雨露 > ふと、声を掛けられる。
瞬きと共に振り向いてみれば。暫く前から折々、関わる機会の有る王国の人。
王族の血を引いており、だから公主と繋がりを持つ宴に。招かれる資格の有る者だと。
当初の内から伺っている。
そういった相手だから。きちんと頭を下げる。
「殿下。今日も 雨露に。 ご用 デスか?
はい はい。 畏まりました。 お付き添い いたします。」
寧ろ、用が有るから。話しかけてきた筈。
そして用向きというのは、もう、決まり切っている。
少しだけ睫を伏すものの。鷹揚に頷かれれば、付き従って広間を辞す事になる。
如何なる理由であれ、その王族は、自分を抱いてくれる。あるいは犯してくれる。
その為に送られたのだから、その資格を与えてくれる人に、逆らいはしない。
宴が。二つの国の、奇妙な現状が。いつまで続くのかは分からない。
けれど、それが終わるまでは。こんな夜が続くのだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」から雨露さんが去りました。