2019/04/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 政治の事は知らないが、今宵も王城は祝賀ムード。
男女のつがいが生まれたお祝いにと、とある広間では祝賀会が執り行われていた。壇上では娘を王都の貴族へ差し出したらしい恰幅の良い父親が「苦い酒を花嫁たちの甘いキスで甘くしてもらおうじゃないか!まったく酒が苦いぞ、乾杯!」などと陽気に会場を沸かし、その会場では帝国の贅を尽くした食事が来賓たちに立食パーティとして振る舞われていて。

「んうーっ!このお肉と野菜の炒めものおいしいっ!
あぅぅ、こっちのピリッて辛いスープ、いくらでもお腹に入っちゃうよお……!」

冒険者ギルドから、臨時の私服衛兵役として雇われていた遊牧民は帝国風の衣服をまとって。……パーティの最初のほうは真面目に監視役をしていたものの、突っ立ってるだけじゃ怪しまれるという言い訳を作ってご馳走にありついて。
主催者側からの厳しいボディチェックも特になく、
もはやただの来賓と化して飲み食いに楽しんでいた。

タピオカ > 「ぅー!おなかいっぱい!
……って、一応お仕事していかないとね」

たらふく帝国の味というものを自らのお腹に染み付かせた後に、デザートとして桃まで頂く。
指先で口元拭えば、半ば忘れていた自分の任務思い出して姿勢を引き締め。

「……あ……、あれ……。
頭がぼうってして……、んっ……、う……!
……っ、はあっ……、はあっ……、
だ、だめ……、お腹の下が、……熱い、疼いて、……熱いのっ……!」

引き締める表情が、違和感と戸惑いにさまよった。
手を額に当てて頭を振って意識を取り戻そうとするも、下腹部の内から燃え上がるような熱が広がってうまくいかない。動いても居ないのにゾス村まで全力疾走をした後みたい。常に口を開いていけないと呼吸も追いつかず、胸をかきむしって膝をつく。
その膝下の真ん中からは……つ、ぅっ……。愛液が滴る有様。^

かすむ瞳で会場内に目をやれば、皆同じように悶えている。
必死で顔を上げれば、花嫁を含めた壇上の数人だけが歪な笑みを浮かべている。
食物に媚薬を仕込んだんだ、と気づいてももう遅く。
披露宴会場が乱交パーティに変わるまで、そう時間はかからなかった――。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からタピオカさんが去りました。