2019/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にヴェルムさんが現れました。
■ヴェルム > 全く持ってふざけた話だ。
例の機兵騒動の中で起こった魔導機械密輸事件。
その陰にシェンヤンありとされたことによって、旧ティルヒアの民にまで疑いの目が向けられることになった。
案の定、自分を含むティルヒア人が中心となっている十三師団にもまた、帝国に手を貸したのではないかと嫌疑を掛けられてしまっている。
現在、師団長であるヴェルムは王城に幽閉の身…
所定の手続きとかいう、連日続く尋問が終わるまでの間、ということだ。
当然その間にも十三師団の拠点は、ありもしない嫌疑の証拠を探すため家宅捜索をされているとか。
「みんな手を出されてなければいいけど…」
とりあえず信頼のおける副官らがまとめてくれているであろうが、もし衝突でも起きていたらと考えればなかなか落ち着いていられない。
とはいえこの身にできることはなく、王城の窓から見えるはずの無い拠点の方角を見やるしかなく。
幽閉の身と言っても、個室に軟禁されているというわけでなく。
城内の一部であればある程度の自由行動は許されている。
夜も更けていく中、心配事が山積みな男がゆっくり眠れるはずもなく、久しぶりの城内を気を紛らわせるかのように練り歩くくらいしかすることがない。
時折、城の兵やメイドとすれ違うが、彼らからこちらを慕うようなそぶりは微塵も感じられなかった…まぁいつものことだが。
「こういうことされると、ホントに裏切っちゃうかもな~…なんて」
再び夜の曇り空が見える窓に顔を向け、人気の無いタイミングで中々に大胆な愚痴をぽつりと漏らした。
■ヴェルム > 「そういや修練場があったな…」
この時間なら使っている者はいないだろう…。
目的無く彷徨うよりも純粋に身体を動かしている方が良い。
何より気分転換にはなる。
状況が状況なため、愛用の武器は置いてきてしまっているが、探せば木刀くらいはあるだろうと。
しばしの時間、汗を流すことにした。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からヴェルムさんが去りました。