2019/02/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 夜も更け、深夜といって差し支えない頃合い。
酒と煙草の匂いを纏った少年が、幾分疲労の色を浮かべた表情で中庭へと足を踏み入れる。
「…欲望に忠実な間は、奴等の体力は底なしなのやも知れんな。全く」
官僚達との会合。夕刻から始まった晩餐会の後、奴隷達を用いた淫蕩の宴へと休息も取らず参加していた。
今頃、城の地下室では貴族達が思い思いに気に入った女達で欲望を発散させている事だろう。
此方も乗り気ではない、とは言わないが流石に昼から続いた行事で幾分疲れが出た。一息入れようと、地下に赴く前に中庭の新鮮な空気を思い切り吸い込んだ。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > こんな夜更けでも、中庭から城を眺めて居ればメイドや奴隷、娼婦を連れた貴族が通路を歩いていく様が見える。
御盛んな事だ、と小さく溜息を吐き出して――
「まあ、それくらい怠惰でいてくれた方が此方も楽で良いのだが」
金や女で釣られる様な者が多ければ多い程、此方も動きやすくなる。
久し振りに自分で奴隷市場に仕入れに行っても良いかな、等と思いながら、冷たい夜風に僅かに身を震わせた。
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。