2018/11/06 のログ
■ティリア > (く。グラスを煽る。
強めの酒気が一気に喉を焼き、眠気を追い払ってくれる。
――正直。酒という物が美味いとは、未だに思えないのだが。
気付けとしての有用さは、仕事の上でもきっちり、理解しつつあった。
…さて。)
――――行こうか。もう、一仕事。
(どうやら。やらねばいけない事が増えそうだ。
立食卓の合間から、此方へ歩み寄ってくる一人の知人。
…知人、といっても決して仲が良い訳ではない。立場と義務とでやむなく、顔を合わせねばならないような相手。
だが、彼方にとってはどうなのやら。浮かべた笑みは紳士面、だが、間違いなく裏を秘めている。
……人面獣心、この場の誰もが。
そんな輩との、談笑の皮を被った探り合い、言葉と疑心による鍔迫り合いに赴こう。
今夜は、もう少し。長引く事になりそうだ。)
ご案内:「王都マグメール 王城2」からティリアさんが去りました。