2018/08/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/地下」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (―――何がなんだかよくわからないけれど、とりあえずたったひとつだけ。
往来で不意に摘み取られにた意識を取り戻した場所が、明らかにどこかの
娼館を思わせる場所だと気づいたからには、そのままそこに居れば、
決して歓迎できない事態になる、ことだけははっきりわかった。

何かの薬を盛られたのか、身体はひどく熱く、だるく、
ベッドから抜け出すのもひと苦労だったけれど―――――とにかく。
逃げなければ、と飛びついた扉に鍵はかかっておらず、
己の幸運に感謝して外へ―――――飛び出したのが、数十分前。
迷路のように入り組んでいて、どこに上へ向か階段があるのかもわからない、
薄暗い石造りの廊下を、行きつ、戻りつ、して、ついにうずくまってしまった。
両手で膝を抱え、背中を丸めて膝の上に額を預け、熱っぽい息をそっと吐いて)

あああ、もう……なんなんだよ、ここ、ぉ……。
どこだ、ていうか、どこでもいいけど、……出口、どこぉ……。

リュシー > (ここが王城の地下である、らしい、ことまではかろうじて理解しても、
何故己がそこに、薬など盛られて運びこまれていたのか、
そこがまるでわからなかった。
―――――神餐節、という祝日の知識はあれど、己の人生において、
みずからがその『施しもの』として供される、などということは、
完全に思考の外、であり―――――)

ううう、……あたま、イタイ…ぃ……。

(先刻からどこぞの扉前に辿り着いたり、通り過ぎたりするたびに、
たいへん刺激的な声やら音やらが洩れ聞こえてきて辛い。
―――どういう意味合いの『辛い』なのかは、あえて言いたくもなかったが。
とにかく、このままでは―――――頭も、身体も、どうにかなってしまいそうだった)