2018/07/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 廊下」にシュライアさんが現れました。
シュライア > いつもであれば様々な地区を巡っている時間ではあるが
彼女は今日、と、と、と音を立てながら王城の中を歩き回っていた

「ええと、次は…あちらでしょうか」

などと呟きながら何枚かの書類を胸に抱えつつ
今夜は自分の姉の手伝いで一時小間使いのような事をしているのだ
いつもなら姉の付き人が行う事だが…軽い流行り病で付き人の体調がよくないとのこと
無理をして仕事をしようとするその付き人を寝かせ、今夜限りで代わりに姉の手伝いをすることになった、という次第だ


「…意味はわかりますけれど、こういうものを作れる気はしませんね」

次の目的地まで歩く道すがら書類に目を通す
特に封もされておらず、姉からも別に読んでいいと言われたためなんとなく文字を目が追って

中身は現在の貧富の差であったり、先の闘争の被害状況、あるいはその回復の推移など様々なデータだ
政にも一部関わる姉は…ほんの上辺だけではあるがこういった事にも協力している
文章は簡潔に、しかし読む者の眼が滑らない程度に詳細に纏められているもので
阿呆ではないため内容は理解できるものの、作るのは難しそうだ、と思いながら

「………」

生真面目な彼女の性格故か、歩きながら集中して読んでいて
視野も狭くなっているため少々危ないかもしれない

ご案内:「王都マグメール 王城 廊下」からシュライアさんが去りました。