2018/04/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にレヴィアさんが現れました。
■レヴィア > 普段より大分緩い服装で王城の中を一人歩く吸血鬼。
右手には手帳、左手にはインクの要らない不思議な羽ペン、見れば判るかもしれないけど、今宵は王城の作りとかインテリアとかを今執筆中の小説のネタにとメモを取り、時々唸りをあげ、頭の中で自分の作品の形へと昇華し……ともかく、ネタを集めに来たのだ。
――…しかし、1時間も一人で歩いていれば飽きも来る。
飽きが来れば集中力はガタ落ちし、思考が煮詰まり、機嫌がほんのりと悪いほうに傾いていく、ので一先ず休憩をしようと、散策中に見つけた噴水のある中庭へとやってきたのだ。
「んっんー!!」
大理石やお高い素材を使った噴水の縁に腰をかけると、何はともあれ両手の大事な道具を握ったままグッっと両腕を夜空へと伸ばし、背筋をぐーっと伸ばして、凝りに凝った身体を解しながら、大きく息をすって春風の香のする空気を肺一杯に吸い込んでから……両腕を下ろすと同時に大きく息を吐き出し、少々疲れ気味に笑みを口元に浮べる。
こそこそ、と無くすといけないので懐に魔法の羽ペンと手帳を仕舞い込むと、何とも言えぬ悩ましげな溜息を大きく吐き出すのだった。
退屈は吸血鬼をも殺すけども仕事で忙しい事が退屈から逃れる術である、と言うのは絶対に嘘だと、先人の知恵など当てにならぬと、大きく吐き出した溜息の分、息を吸い、堪える事が出来ず直ぐにまた溜息をハァ~……と吐く。
■レヴィア > 暫くゆっくりと時間を過ごせば気力は戻ってくる。
嫌でも何でも執筆活動は生きがいでもあるのでやめるわけにはいかず……。
愚痴とぼやきと溜息をお供に吸血鬼は再び王城をさまようのであった。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からレヴィアさんが去りました。