2017/12/27 のログ
ご案内:「王城に併設された教会」にカレンさんが現れました。
カレン > (時刻は夕刻。
 騎士団の会議が終わり、いつの間にかここに足を運んでいた。
 主の象徴に向かって祈りを捧げている。
 カレンは敬虔な教徒ではないが、
 それなりに信仰心は持ち合わせているのである)

ご案内:「王城に併設された教会」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 教会の礼拝堂にはオレンジ色の夕焼けが差している。
所用で裏手に引っ込んでいたツァリエルが用事を済ませ礼拝堂へ顔を覗かせると
そこには見知った女騎士が祈りを捧げていた。

「カレン様……? お久しぶりです」

そっと声をかけつつ微笑を浮かべて再会できたことに喜ぶ。

カレン > (背後から声をかけられると、
 微笑んで立ち上がり、
 軍靴をカツカツと鳴らしながら少年に近づいていく)

ああ、久しぶりだな、ツァリエル…
会いたかった…

(そのまま大きく手を広げ、
 抱擁しようとするだろう)

ツァリエル > 大きく手を広げられて迎え入れられると少しだけ恥ずかしそうに頬を染めて
ぎこちなく彼女の腕の中に収まった。
ツァリエルもまた優しく彼女の背に腕を回す。
はたから見れば仲の良い姉弟の抱擁に見えるかもしれない。

「カレン様……お会い出来て僕も嬉しいです。
 今日はもうご用事などはないのですか?」

嬉しそうに目元を潤ませカレンを見上げる。

カレン > (室内とは言え若干肌寒い教会では、
 少年のぬくもりは一層暖かく感じられた。
 軽く髪にキスをして)

ああ、城での仕事は終わりだ。
ツァリに会えるかもと思ってここに来たのだ。

(微笑んで見下ろしながら、
 今度は頬にキスをする)

…私と会うということは…
何をするかわかっているな?

(悪戯っぽく、しかし有無を言わさぬ口調で囁く)

ツァリエル > 「僕にわざわざ会いに来てくださったのですね、嬉しい……」

髪や頬にカレンの柔らかな口づけを受ければはにかんでくすぐったそうに肩をすくめた。
だが、カレンと会うことがどういうことかと含みのある言い方をされれば
一瞬で顔を真赤に染め上げ、困ったように俯いた。

「あ……い、いけません……そんな、ここだと誰かが来てしまうかもしれませんのに」

恥ずかしがって口ではやんわりとたしなめているものの、何を想像したのか吐く息が熱くなっていく。
もじもじと太ももをすり合わせ、どこか期待をするような眼差しでカレンを見上げた。
カレンと出会わなかった間に、また一層色艶を含んだようでそれはどこか強い色香を感じさせる媚態だった。

カレン > ツァリほど愛おしい少年に出会ったことはないよ。

(赤くなった頬を撫で、首筋も撫でる。
 この初々しさがたまらなく愛おしく感じられるのであった)

誰かが来る?君が来るまで誰も来なかった。
それに今日は何かの記念日でもなければミサもない。
…それとも、嫌なのか?

(思わず喉を鳴らしてしまうような媚態。
 この少年は少年であっても、十分に色を知っている。
 ならば、欲望の思うがまま弄ぼう。
 カレンはそう考えていた)

ツァリエル > カレンの滑らかな手指が自身の肌の上を撫ぜればそれだけでぞくぞくと肌が粟立った。
暖かな温もり以上に熱が早々につき、はぁ、と色っぽい吐息が零れた。
困ったように眉を下げ、だが決して彼女の腕を振りほどかずむしろ自分からカレンの柔らかな肢体へと体をくっつける。

「嫌、ではありません……でも……」

カレンと肌を重ねることが嫌であろうはずがない。
だが素直に首を縦に振るにはまだ羞恥心が邪魔をする。
修道服の裾を指で掴み握りしめ、そろそろとカレンの耳元に唇を寄せる。

「……あぁ、カレン様……お慈悲を……
 はしたないツァリに、お慈悲をください……」

泣きそうな顔でそう囁き、また一層顔が赤くなる。
見ればツァリエルの股の間で可愛い膨らみが主張をしていた。

カレン > (少年が軽い愛撫に吐息を漏らすと、
 それを見てくすぐるように撫で続ける。
 密着してくる身体を抱きとめ)

ふふ…いい子だ…
慈悲が欲しいというのならば仕方ない。
…ここで服を脱ぎ、裸になりなさい。

(首筋を撫でていた手を股間にやり、
 可愛らしい膨らみを撫でながら、
 耳元で囁き返す。
 ツァリエルは修道士にして、色狂いなのだろう。
 正体を知らないカレンにはそう見えていた)

ツァリエル > カレンの手が膨らみを撫で擦ると
あぁ、と一層高くなった喘ぎがツァリエルの口から溢れる。
いけない、と強く理性が止めるのにカレンの手技にかかってしまえば
自ら腰を手のひらに押し付けてしまう。

のろのろと言われたとおりに修道服のボタンを外し、一枚一枚衣服を床へと脱ぎ落とす。
冬の冷たい空気に晒された褐色の肌がぶるりと震え、
恥ずかしそうに胸元と股の間を手で隠しながらカレンに次なる命令を期待する。
まさかカレンが自分のことを色狂いだと思っているなどと露程にも思わず
ただ心細い中カレンだけにすがるような視線を投げかけた。

カレン > (手で隠された股間を見ながら、
 淫靡な笑みを浮かべる。
 よく見れば乳首も開発されている様子。
 稚児として可愛がられているのだろうか?)

ふふ…私と肌を重ねたいのかもしれないが…
後ろを向いて尻を出せ。
犬のように四つん這いになるんだ。
…私が犯してやろう…

(全裸のツァリエルにそう言うと、
 自らはポケットから小瓶を出し、
 中の液体を飲み込んだ。
 ツァリエルにもわかるであろう。
 女性であるはずのカレンのズボンの前が、
 男性のように膨らんでいくさまが)

ツァリエル > 寒さ故か興奮故かツンと尖ったピンク色の乳首にカレンの視線が晒されれば
恥ずかしそうに片手で覆い隠す。
てっきり、彼女に以前と同様女性の部分で抱いてもらえると思っていただけに
突然尻を出して四つん這いになれと命じられて目を見開いた。
みれば、何かの薬を飲んだカレンの股間がむくむくと膨らみ
それはツァリエルのものよりも立派な逸物であろうことが服の上からでもわかった。

「あ、ああ……カレン様……」

驚きたじろいで、一歩後ろに後ずさるも逃げるまでには至らず
ただ困惑したようにカレンのズボンの膨らみを見てゆっくりと床に手をついた。
犬のような姿勢になるとわずかに怯え、ふるふると肩を震わせる。
だが、持ち上がった尻の谷間にある蕾は期待にひくつき女のように腸液で湿り始めていた。

カレン > ん?なんだ?
女に犯されるというのは、こういう場合もあるんだ。
覚えておきなさい。

(あくまで笑みを崩さず、ズボンを床に落とす。
 果たして、股間に屹立した男根は、
 ツァリエルのものより大きい。
 少年の形の良い尻を抱え、男根を菊門にあてがう)

ああ、濡れ始めているな…
ツァリは初めてではないのだな?
では、遠慮なく行くぞ。

(己の女性器から蜜を掬って男性器を濡らし、
 少年の菊門にゆっくり沈めていく。
 必要とあれば潤滑油も用意してきたが、
 少年の腸液は思いの外滑らかだった。
 女が男を犯す倒錯的快感が脳を弾けさせる)

ツァリエル > ズボンからまろび出たカレンの男根は男性のツァリエルから見ても立派なものだった。
そんな大きな逸物が、自分の中へと入っていくという事実にくらくらしながらも被虐の心が刺激される。
尻を抱えられ、充てがわれた男根の熱が肌越しに伝わり、こくりと喉を慣らしてしまう。
そしてゆっくりと挿入され、熱い肉塊が自身の中を割り進んでいく。

「んぁ、あぁぁ……っ!カレンさまの、おっきぃい……!」

床に頬を擦り付け身悶えながら肉棒を受け入れる。
腸を埋める刺激にますます腸液を滴らせ、彼女が入っていく手助けをした。
慎ましやかにすぼんでいた尻穴はカレンの剛直が入ってくれば
いやらしいほど食いつき締め上げ柔らかな腸壁で微細な刺激を送る。
カレンの予想通り、ツァリエルにとって肛虐は初めてではない。
城のふたなりのメイドたちに事あるごとに犯されていたからだ。
それによって調教されきった孔は幸か不幸かカレンの肉棒を女の秘部のように熱く蕩けさせる。

「ひぁ、ぁああ……カレンさまっ、カレンさまぁ……」

ツァリエルは涙を零しながらよがり、無意識に穴を蠢かせながらカレンのものを楽しませる。
ツァリエルの股の間のものも、萎えること無く健気に起ち上がり皮かむりの先端から先走りをぽたぽたと垂らしていた。

カレン > ああっ…いいよ、すごくいい…ツァリ…

(開発されきった孔は、きつく締めながらも柔らかく剛直を包み込む。
 それはまるで女の膣。
 少年自身の適性もあるのだろうが、
 十分に開発されているのが感じ取れた)

はあっ…たまらない…
ツァリ、何がどこに入っているのか、言葉にしなさい。
どこがどう気持ちいいのか、言葉にしなさい。

(男にしては丸みを帯びている尻を抱えながら、
 ゆっくりと挿出を繰り返しながら命令する。
 少年が言葉にしたならば、
 褒美として、片手で少年のものを扱くだろう)

ツァリエル > カレンが悦に入った言葉を漏らすのをツァリエルは犯されながらひっそりと喜んだ。
自分の体で、カレンが悦んでいる。
たとえ浅ましいつながりであったとしても、彼女が悦んでくれるのならそれはツァリエルにとって幸せなことだった。

「あっ……、あぁっ……カレン、さまの……立派なものが……
 ツァリの、お尻に……あぁ、ん……っだめぇ、浅いところっごんごんってしたらぁ……っ」

そんな悦びに浸りながらカレンに命じられた通り自分の状況を述べ始める。
ただまだ羞恥が勝っているのか、あやふやな表現が多く決定的な言葉を避けるように喋る。
ゆっくりとカレンの肉棒がツァリエルの中をこすり出入りすれば、ひんっ♥と鳴きながら舌を突き出す。

カレン > いいぞ、よくできた。

(激しい快楽の中で言葉を紡いだ少年に対して、
 少年のものを扱くことで褒美とする。
 恐らくカレンの中に入りたがっていただろう肉棒は、
 先走りにまみれたカレンの手の中で快感を与えられることとなった)

浅いところを突かれるのがいいのか?
よし…っ…

(カレンもふたなりになって経験が多いわけではない。
 限界である。
 ツァリエルの浅い部分、すなわち尻穴周辺と前立腺を攻める。
 カレンの男の部分と女の部分が同時に絶頂に達した)

イクぞ、ツァリエルっ…!

(少年の腸内に大量の白濁が注ぎ込まれる。
 同時に、カレンの女性が潮を吹いて床を濡らした)

ツァリエル > 激しい抽送の最中、カレンの褒め言葉にうっすらと笑みを浮かべる。
それと同時に性器がカレンの手によって扱かれれば先走りのぬめりも手伝って
まるでカレンの肉筒のような快感に苛まれる。

「あ、やぁあああっ……♥ひぃん♥前といっしょぉ……らめぇ……っ♥」

前後同時に責められればソプラノの声が一層裏返り喘ぐ。
浅いところを突かれればカレンの亀頭にコリコリとした丸みのある器官がぶつかるだろう。
それが前立腺と呼ばれる男のGスポットであることにカレンは気づくだろうか。
柔らかく激しく肉棒で突かれるたびにツァリエルはびくんびくんと体を跳ねさせて喘ぐ。

そして訪れるカレンの絶頂の瞬間、ツァリエルの中にマグマのような熱い奔流が叩きつけられた。

「んひぃいいぁあああああっ♥♥かれんしゃまっ……かれんしゃまぁああ♥」

孕んでしまいそうな大量の精液に腹を満たされ、ツァリエルもまたカレンの手のひらの中へ射精しながら絶頂する。
カレンの秘裂が潮を吹くのとそっくりに、ツァリエルの尻穴もまた隙間から腸液を吹き出した。
びくっびくっ♥とツァリエルの体がカレンの腕の中で痙攣しだらしなく舌を突き出しながら快楽に打ちひしがれる。

カレン > (慣れない男の快楽の中にありながら、
 前立腺が男の弱点であることは察していた。
 ツァリエルの反応を見ても明らかである。
 自らが絶頂した満足感と、
 少年に嬌声を上げさせた満足感に、脱力しそうになる)

はーっ…はーっ…
気持ちよかったぞ、ツァリエル。
汗をかいてしまったから上着を脱ごう…

(脳が揺れるような快楽の波の中、
 ズルリと男根を引き抜き、手のひらの白濁を舐め取り。
 軍服の上着とシャツを脱ぎ、
 床に転がった少年を全裸で抱きしめて、
 抜いだ服を上に掛けた)

ツァリエル…君がたまらなく好きだ…

(耳朶を擽るように囁く)

ツァリエル > 「はぁ……♥んぁ……っ♥カレンさまぁ……♥」

未だ絶頂の余韻に落ちているのか甘えるような蕩けた声をあげる。
時折痙攣に合わせて尻穴がきゅんきゅんと収縮し、カレンの逸物を締め上げるが
それも引き抜かれればあぁんっ♥とひときわ大きく鳴いてごぽりと白濁を滴らせ内ももを汚した。

「カレン様……僕も、気持ちよかったです……」

互いに全裸になり抱き合えば、カレンの豊かな胸に頭を埋めるようになってしまう。
恥ずかしそうに小声でそうつぶやいて彼女の甘い匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
耳元で囁かれた言葉に、少しびっくりしたように目を丸くして
それから瞳を潤ませツァリエルもこくんと頷く。

「はい、カレン様……僕も、お慕いしております……」

好き、とは直接言えぬ控えめな表現。
抱かれている今だけは立場や他の些事を忘れて甘い言葉を紡げた。

カレン > ははっ。
あれだけ無茶なことをしたのに気持ちよかったとは…
ツァリには男娼の素質があるのかもな?

(胸に顔を埋める少年の髪に、何度もキスをする。
 ともすれば心に傷を残す屈辱だと言うのに)

これは参ってしまった…ふふっ。
私は嫌われても構わない程度の覚悟で臨んだんだぞ?
次に会ったら、やりすぎてしまうかもしれないな?

(などと冗談を口にしながら、
 口づけを交わす。
 教会で女が男を犯す、その背徳感を味わうためだけの悪戯。
 それに情が入って、思わぬ展開になってしまった。
 愛おしそうに少年の頭や首筋を撫でる)

ツァリエル > 「僕……いやらしい子になってしまいましたから……。
 それに、カレン様になら何をされてもいいんです」

自身の腹に手を当てながらうっとりと中に吐き出されたカレンの熱に思いを馳せる。
髪にキスをされれば恥ずかしそうに頬を染め、自分も慣れないながらもカレンの頬に口づけをする。

「カレン様を嫌うなんてこと、出来ません……。
 僕で良ければ、どうぞカレン様のお好きになさってください。
 少し、恥ずかしいですが……」

口づけを交わしながら冗談に冗談ではない真面目な言葉を寄せる。
事実、カレンになら男役でも女役でも抱かれることが嬉しい。
それほどにカレンという人物にツァリエルは信頼を寄せていた。
手のひらが自身の頭を撫で、ツァリエルもまた指でカレンの白金の髪を梳く。
まるで恋人同士のようなじゃれつきである。

カレン > ふふっ、私はいやらしい子は好きだぞ。
それは…何をされてもとは、また大きく出られてしまった。

(身体はしっかり開発されきっているのに、
 たかがキスの動作に初々しさが感じられる。
 アンバランスな危うさが持つ魅力。
 それがツァリエルという少年の魅力なのだろう)

ふふっ。そうか、嫌がっているのではなく恥ずかしいのだな?
男が女を抱くというのは恥ずかしいことでも何でもない。
君もそうして生まれてきたのだからな。
だからいずれ…また君に抱かれたいな。

(目を細め、笑顔でそう言って口付け。
 この場所でしか出会わない男と女だが、
 だからこそその時間だけは恋人より深く結びついているのかもしれない)

…日も暮れた。
君も夕食にいないと怪しまれるかもしれないな。
名残惜しいが、今夜はそろそろ抜け出すとしよう。

(体を起こし、修道服を少年にかけてやる。
 自分も抜いだ服を着直す。
 …床が体液で汚れているが、明日の朝早くにでも少年が掃除してくれるだろうか)

ツァリエル > 「まぁ……カレン様ったら」

いやらしい子が好きと聞けば困ったように眉根を寄せてしまうが
同時に嬉しそうに笑って恥ずかしげにカレンの胸に顔を埋め力いっぱい彼女を抱きしめてしまう。
もしかしたらカレンは自分以外に情婦や情夫がたくさんいるのかもしれないな、と思いながら。
お城に使える騎士なのだし英雄は色を好むとも聞くので、彼女の性癖を批判するつもりは毛頭ないが
男女問わずモテてしまいそうなカレンに少しだけ独占欲が刺激される。

「カレン様はこういった行いでも常に堂々とされていらっしゃって……素敵ですね。
 はい、僕で良ければ精一杯務めさせて頂きます……」

相手の指に指を絡め、恋する乙女のように静かに唇へキスをして約束する。
彼女との関係はここだけの一時の逢瀬だが、それゆえに魔法にかかってしまったかのように
甘い時間を過ごすことが出来た。
カレンからそろそろと声がかかってしまうと、残念そうに表情を曇らせる。
が、困らせてしまうのは望んでいないので黙って衣服を身に着け名残惜しそうに彼女の体から離れる。

「カレン様、お手を……」

そう言って今一度、彼女の細い手指をしっかりと繋いで握り、温もりを胸の内に留めようとする。
次にまたいつ会えるかはわからない。
だから温もりだけでも持っておきたいとでも言うようにしっかりと手を繋いだ。
しばしそうしてから、そっと手を離す。

カレン > うん?いやらしい子、ではだめだったか。
いやらしいツァリエルが好き、だな。

(冗談めかして、しかし真面目な口調でそういった。
 カレンと関係を持った男女は数知れない。
 しかし、ツァリエルもまた同じ。
 一人や二人が関係を持ったところで、
 肛虐にあれ程の反応をするはずがない)

君は食事をする時に、主に祈りを捧げる以外は食欲に任せるだろう?
最低限の作法さえ守れば、性行為も同じことだ。

(約束のキス。
 王族であれば話は別だが、王城の修道士を囲う身分ではない。
 …正体を知らないカレンの考えであった)

ふふ…そんなに強く握らずとも、私は消えたりしないさ。
君もそう簡単には消えないだろう?
だから、また会える。

(少年が満足して手を離すのを待ってから、
 最後に再び頬にキスを落として踵を返す。
 軍靴のカツカツという音が響き、やがて消える……)

ご案内:「王城に併設された教会」からカレンさんが去りました。
ツァリエル > 冗談の混じった口調ではあるものの真面目な言葉で好きと言われれば
照れたように赤面して俯いてしまう。
彼女に好かれるのならば、いっそいやらしいままでもいいかもしれないなどと思ってしまう。

「そうして割り切ってしまわれるからカレン様は大人です……。
 僕はまだ、少しだけ時間がかかりそうです……」

もじもじと衣服の裾を摘んでいじりながら恥ずかしそうに上目遣いでカレンを見上げる。
自分も大人になれば堂々と性行為をできるようになるのだろうか。
それにはまだまだ時間がかかりそうな気がした。

そうして別れ際、何度めかの最後のキスを頬に頂いてカレンは去ってしまう。
握った手の温もりを両手でしっかり失わないように包んでから
ツァリエルもまたこの場を清掃した後去っていった。
また会える、といい切ったカレンの言葉を胸にだいてその日を夢見ながら。

ご案内:「王城に併設された教会」からツァリエルさんが去りました。