2017/11/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にマリーさんが現れました。
マリー >  
「~♪」

少女は上機嫌に回廊を歩く
色々な関係構築により、堂々と王城へと入場できる立場を得た

「(案外人間の皮を被って生きるのも面白いですわね♡)」

とりあえずの立場を得るため、ダイラスの商会を乗っ取ったのは正解だった
貴族とも関係を持ちやすく王族にも取り入りやすい
人間の世を渡り歩くには、商人という立場はなんとも都合の良いものであった

マリー >  
既に城内で自分の虜になっている貴族王族は数名

第七師団の将軍…だったか
彼に関してはどうやら腑抜けになってしまったようで、それはそれで面白い

勇猛果敢で知られる将軍が堕落していく様など、
出来ることならば近くでずっと眺めていたいくらいである

さて、今日もまた商会の取引先を増やそうと…
新たな餌食も、ついでに探そうと回廊を歩く

少女は特に突出した趣味嗜好も持ってはいるが、基本的に雑食
歩いていてすれ違う、肥えた貴族にさえもにこやかな誘うような笑みを向ける

マリー >  
回廊を歩いていると、話し込んでいる貴族二人が目につく

「………」

角を曲がり、回廊の壁に背をもたれてそっと聞き耳を立ててみれば、
……なるほど、噂程度には聞いていたものの、例の第七師団とやらは相当に王族貴族達に疎ましがられていたらしい

将軍が腑抜けてしまい、扱いやすくなった───
要約すればそんな話である

「(うーん、もうちょっと手加減してあげたほうが面白かったかしらぁ)」

こう、軍属と貴族達のやりとりは白熱していてほしい、と思う
パワーバランスが偏ってしまうと退屈だからである

マリー >  
「──…ま、いっか…♡」

第七師団に舶来物の鉄砲など売りつけるも良い
将軍がいなくとも、それなりに動く輩はいるのだろう
すぐに貴族達が好き放題…ということはない筈である

壁から離れ、再び回廊を軽やかに歩いて…

今宵もまた、迂闊な貴族を魅惑的な夜へと誘うのだろう

ご案内:「王都マグメール 王城2」からマリーさんが去りました。