2017/10/07 のログ
ミリーディア > 毒づいたりはしない、無言のまま、魔族は姿を消していった。
それを確かめれば、再び菓子を摘み始める。

「まぁ、存分に愉しんだんだ、文句の一つもないのは良い事だ。
もっとも…儂も愉しませて貰ったがね」

くすりと笑い、そう呟きティーカップを手に取る。
口元に寄せて匂いを楽しみ、一口啜る。
面倒だが、後は倒しておいたとでも伝えておけば良いだろう。

「大人しくしてくれれば、面倒も減るのだが…あれか、若気の至りというものか?
あぁ、いや、儂から見たら誰もが若者かもしれんな」

とりあえず、この紅茶と菓子を始末してから戻ろう。
そう考えながら、のんびりとした時間を過ごす。
こうして、人の手が入ってるとはいえ、自然に囲まれてゆったりとする時間も悪くはない。

ミリーディア > 「………最近、少々真面目に働き過ぎたな。
そろそろ、地下のあれに集中してみるのも良いかもしれん。
また機会があれば、実験体でも探してみるか」

菓子も残り少ない、その一つを頬張りながら、思案する。
地下にあるもの、小さいものから大きいものまで、色々と楽しめる玩具だ。
こっそりと自作しているのだが、なかなか試す機会がないのが悔やまれている。
かなり前だが、自分で試して手痛い目にあっている為、その後はもっぱら色んな理由で捕らえたり連れ込んだりした相手を使っていた。
それはそれで、見付かると色々と問題がある訳で…なかなかに難しい。

ミリーディア > 最後の菓子を頬張り、立ち上がる。
気が付けば、ティーセットも菓子を包んでいた包みも消えていた。

「そろそろ、また解析を始めるのも良いかもしれんな。
あれから何百年か、新しい種が増えてる事もあるだろう。
実験か、解析か、少し考えておこうか」

そういえば、どこぞの誰かに協力もすると言ってあったか。
面倒事も色々とあるが、面白そうな事も色々とあるもかもしれない。
研究所の方角へと足を向ければ、そのまま歩き立ち去っていって。

ご案内:「王都マグメール 王城内庭園」からミリーディアさんが去りました。