2017/06/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城のテラス」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 早めの昼食を終え、昼からの業務に備える途中。
長めの休憩時間を貰った僕は暇を持て余し、城のテラスから地上を眺めていた。
手にはグラスを持っており、通りを行き交う人々を見下ろしての酒はなかなか乙なものである。

なんとかと煙は高い所が好きというらしいが、僕は賢いのでその辺は問題ない。

「あとは可愛い女の子でも隣に居てくれたら最高なんだけどなあ。」
無い物ねだりを口にする。 
宮廷魔術師になった所で家柄もない僕の待遇は実はそれほど変わっていなかった。

ウィルバー > そういえば、この間知り合った子にはお前はよくばりだと言われた。
うむ、確かにそうかもしれない。

割と文句が多いし、不満があればすぐに口に出している。
ううむ、我ながらとんだお子様だ。

だが、魔族ってのは本来そういう物だと思う。
まあ、他の魔族とそれほどしっかり話したことはない。

それを言うなら、人間ともそこまで腹を割って話せてはいないかもしれない。
やはり、魔族が人間の世界に紛れて暮らすと言うのはそんなものなのだろうか。

「他の人はどうしてるんだろうね。 その辺、もっと知りたいね。」
知りたいことはいつもすぐに調べていた。
だが、こればかりはそうはいかない。

見ず知らずの人にいきなり本音を話す人などいないだろう。

ウィルバー > 正午を知らせる鐘が鳴り響く。
気乗りはしないが、昼の業務へ戻ることにした。

ご案内:「王都マグメール 王城のテラス」からウィルバーさんが去りました。