2017/06/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 「っち、ようやく着いたかクソが――ここが王都の中心、王城への道か」

バリバリと頭を掻きながら唾棄するように言い放つ。とりあえず、王都へきた。どうせなら中心部である王城を目指してはみたものの、地区が多すぎて此処までたどり着くのが一苦労だったのだ。有り体に言うと、迷ったのである。
バサバサの銀髪を掻きながら、なにやら苛立つような表情で大通りを歩く。ここまでくるとかなり治安もいいらしい。

「ほーん…予想以上にしっかりしてんじゃねえか。まあ、キナ臭さは十分此処に来るまでに嗅いだからな。この綺麗さもどこまでほんとやら」

と、向かうは王城側。どうせなら王城とやらを拝んでやろうと

グラスシエル > ガツガツと、鉄入りの軍靴を乱暴に石畳にぶつけるように歩く。たまにすれ違う相手と目が合うと「ぁ?」といったように睨みつける。まさにチンピラである。体躯は小さめで細いが、雰囲気が危険である。

「けっ、睨み返すような根性のある奴はいねーのか、スラムの方がまだ根性あったぞクソが」

何が気に入らないのか、そう吐き捨てながら歩く。随分と広く、長い道である。綺麗な石畳を歩く不良風の少年、しかも背には翼である。
この王都では少々目立つだろうか。