2017/05/28 のログ
ご案内:「王都マグメール/来賓用客室」にシャーロットさんが現れました。
■シャーロット >
定期的に行われる、王都での権力を握る貴族たちを集めての会談
今日も王城へと足を運んだシャーロットの様子に、貴族達をはじめ衛士達も戸惑いを隠せないでいた
「何を隠してるの!はっきり言いなさい!!」
シャーロットの眼前には衛士の一人が跪き、鉄鞭で背を叩かれ苦悶の声をあげる
余程虫の居所が悪いのか眉を顰め、声を荒らげる主に衛士はただ俯くのみである
■シャーロット >
結局衛士は何も言葉を発さず、シャーロットも鞭を捨てて椅子へと戻る
「(気に入らない…気に入らない…!)」
先日、あの貴族と会ってからだ
衛士達の視線も、態度もどこか変わった
それだけではなく、………感じている、覚えている
何らかの方法で、我が身を貶められていることに
「(あの男…一体私に何を……!?)」
苛立たしげにテーブルを叩く音に、周囲の人間も一定の距離を置く
君子危うきに近寄らず、今宵王城に集まった貴族達はよく心得ていた
少女の機嫌をこれ以上損ねないよう、静かに部屋を出ようと帰り支度をはじめる
■シャーロット >
アレ以来、不自然に身体が昂る
奴隷達を甚振っても、どこかそれを眺めていつもとは違う気分へと陥ってしまう
自分の手で、鞭で、淫らに泣く奴隷達の姿をまるで鏡のように自分と重ねて見ることが、異常に増えた
…あの男に何かをされたのは確実なのだ
しかし、自分自身に肝心の記憶がない
「───……」
自分に契約を持ちかけた男のことを思い出す
甘言と言えば甘言である、今確かに感じている不安が───