2017/05/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にキニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からキニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/廊下」にティエンファさんが現れました。
ティエンファ > 右を見る。 長い廊下に赤絨毯が続いている。
左を見る。 長い廊下に赤絨毯が続いている。
窓を見る。 上等な硝子の向こうに街の夜景が見える。

「…うん、よし、迷ったなコレ」

いっそ爽快なまでに迷っていた。
王族の友人を訪ねて、王城の聖堂に入らせてもらった少年。
一応、城に来ると言う事で上等な仕立ての衣服を着て、知り合いの女性に軽く化粧もしてもらった。
けれど、残念な事にお目当ての相手は外出中、何時に戻るかはわからず。
残念無念と引き返して、好奇心からちょっと王宮の中庭を見物に行こうと思ったのだ。
その辺りなら、まあまだ一人でいても大丈夫だろうと思っていたのだけれど…。

ティエンファ > 「…多分ここ、あんま来ちゃ駄目な所だよなあ…あれー、どこで道間違えたんだ俺
 一般公開日にはいれる場所から比べると、格段に調度品も上品だし、絨毯とかめっちゃ深いし…
 旅の道とか冒険路は忘れないけど、城はなんだ、わざと分かりづらくしてるのか?」

うーん、と腕組みをして悩む少年の姿。
露な左肩には刺青、黒い長い髪、服の上からでも分かるほど鍛え上げられた身体。
普段王宮には居ない人種、風体の少年だ。 余り奥に行き過ぎると…。

「帝国のスパイだとか言われた日にゃあ、逃げるしかなくなるなコレ、迷子って言って信じて貰えるかな…」

ティエンファ > 「…無理だろうな 騎士に追い回されるのは勘弁だけど…」

キョロ、と辺りを見回す。 メイドの一人でもいれば、平謝りしてでも外に案内してもらう所だが、
残念ながら人影が見えない…とりあえず、と歩き出す少年。

「とにかく、階段を昇っちまったのが間違いだったんだな
 まずは地上階に降りて、とにかく外に外に向かえば出れるだろ、うん
 …出れますように… …って、まず階段どこだよ城ぉ!」

しばらく歩いて、頭を抱える。

ティエンファ > 「はぁ、とりあえず歩くか…」
ご案内:「王都マグメール 王城/廊下」からティエンファさんが去りました。