2017/05/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にジャークさんが現れました。
ジャーク > 悪徳貴族が居るのは、王城の隠された地下通路の一つ。
悪趣味な鉄柵や檻が立ち並ぶ近くである。
魔族その他が侵入したりとか、その他王城に本来入る資格の無い者が入り込んでるのではないか、
等と噂される原因の一つ。穴があけられたり塞いだりなんかは、もうこの城では日常茶飯事なのかもしれないが。

ただし、今日はれっきとした仕事…地下の見回りや、欠陥の確認であった。
無機質で古ぼけた地下の壁面を何人かで渡り歩く、と言う事である。
何故そんな事をわざわざ貴族である彼自らがするのかといえば、半分は自分自身の目で確かめたいから、
そして、あまり知られたくない、疚しい事情があるからである。
悪徳貴族としての私腹の蓄えや、悪巧み、その他危なげな道具や薬なんかも隠してある、
そう言う場所の一部である。

とは言え、勿論こう言う仕事には危険が付き物なので、信頼が置けると思う衛兵を数人ほど随伴させて、
仕事に及んでいる様で。

ジャーク > あれこれと付き添いの衛兵に指で指図しながら、
割れた壁面や穴の開いた箇所、妖しい魔力の源何かを探りながら。

「うむ、うむ……大体の所は……良いだろう。
補修もする必要はなさそうだな?」

何かが抜けていった気配があったけれど、大して気にもせずに、ふと、衛兵達に目をやって。

「キミ達……教会で買って来た、アレだ。聖銀のトラバサミと、電気の魔導網…それから、魔力を拡散させる煙幕。
アレを適当に設置しておきたまえ。」

その抜け穴を辿ってくる者すら餌にしようと、そんな風に思っていたらしい。
少人数の衛兵達はせかせかとマジックアイテムの罠を運び込み始めて、
物々しい風景の地下通路はより危なっかしい見た目へ変わり始める。
彼等に罠を仕掛ける様に命じて、それから後日何が生け捕りに出来るやらと、楽しみにしながら、
上機嫌な足取りで地下通路を抜けていった。

ご案内:「王都マグメール 王城2」からジャークさんが去りました。