2017/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2 薔薇の庭園」にシャドウさんが現れました。
シャドウ > 昨夜に続き今宵も王城で一仕事。
相手はアレよりは幾分かマシではあるが、腹黒さなら経験上五本指にろくでなし貴族だ。
何と、オレから金を借りるのは奴隷をモンスターと交配する事で新たな種族を生み出し、兵士や奴隷にしてそれを金に変える錬金術だそうだ。

関わりたくない、関わると非常に面倒くさい事になるのが目に見えた取引だったのだが、何とも利息が非常に美味しく、最低限の接触と契約は此方の能力を利用してのガチガチの契約を結ぶ事で何とか無事金を貸すことが出来た。

あれだ背後にいた護衛とやらは騎士崩れだったのだろう、目つきも持っている武器も着込んでいる鎧も何もかもが怪しかった。
鎧なんて家紋が刻んである筈の部分が削れていたし……。

「……辛いねぇ、今回の貸しだけで2度と関わらないようにしたいねぇ……利息代わりに実験体を一人都合しようか?とか勘弁願いたいねぇ……。」

語尾にねぇ、ねぇばかりになる程に脱力。
今宵の息抜きは王都の王城にあるあの薔薇の咲き誇る庭園、そこにある大理石の柱に囲まれた休憩所見たいな区画のベンチの一つ。
これだけで小さな家が建ちそうなレベルの見るからに高価な意匠が施されたその木製のベンチに思い切り深く腰をかけ、背もたれに両肘をあずけて軽く上半身を退け反らしながら、口には何時もの咥え煙草モドキを咥え、ぐだーっとリラックスモードに入っている。
眉間にはいい加減に消えなくなりそうな深い皺。
表情も何処か魂が抜けたようなそんな表情である。

シャドウ > 王城の絶景休憩ポイントをまとめた本を執筆しようか?
と思うほどに休憩上手になっていく自分が居る。
取引相手をもう少し厳選しようか、しかし売り上げを考えると……。
後は金の消費も考えなければなるまい、吸い上げるだけでは金の周りが悪くなろう。

と、考えるだけでぐっと疲れそうになるところ、ベンチから立ち上がるとなれた調子で王城より帰宅するのだった。

ご案内:「王都マグメール 王城2 薔薇の庭園」からシャドウさんが去りました。