2017/04/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にツァリエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」にカレンさんが現れました。
ツァリエル > 夜、王城も静けさを取り戻す時刻――。
王城に併設された教会に今日もツァリエルは神に祈るために訪れた。
元から人があまり来ない教会は、夜の静けさも相まってしんと静まり返っている。
神聖な空気が夜気に紛れて冴え冴えとしていた。

祭壇に膝をつき、祈りを捧げる一人の少年。
だが相変わらず神は何も応えてはくれない。

カレン > (度々開かれる王族と貴族のパーティ。
 カレンはそれに護衛として出席していた。
 貴族として出席したくないから、騎士団に入ったのだ。
 貴族たちの腹の探り合いを聞き、
 己も貴族だという嫌悪感から、
 救いを求めるように抜け出して教会に入った)

ツァリ…エル…

(少年がいたことはまさに天使の降臨であった。
 少年こそまさしく神の御使い。
 早足で少年の元へと駆け寄る)

ツァリエル > 祈りを捧げるその後ろから足音が聞こえる。
振り向くと以前同じ場所で出会ったカレンが夜だというのにこちらへと歩いてきていた。

「カレン様?どうしてこちらに……」

軍服姿もまた凛々しく美しいなとひっそりと心の中で思い、
ツァリエルもまたカレンのほうに駆け寄った。
親しい相手に出会えたことを神に感謝するように嬉しそうな微笑を浮かべて。

カレン > (カレンの表情は、先日とは全く違うものである。
 目付きは鋭く、月明かりの加減によっては泣いているようにも見えるだろうか。
 しかし少年、つまり天使の微笑みを見ると)

会いたかった…ツァリエル…

(泣きそうな笑顔になる。
 そして。
 早足のまま少年に近づくと、両手で顔の側面を掴み。
 口付けをする。
 最低限の力で、しかし抵抗できないように。
 言葉を発せられる程度の強引さで)

ツァリエル > 月明かりに照らされて揺れるカレンの表情は泣いているようにも見えて
その表情にはっとさせられてしまう。
なにか王城で困ったことでも起こったのだろうか、心配そうに彼女へと声をかける。

「カレン様、僕もお会い出来て嬉しいです……でもどうされたのですか?

 あ……っ」

声をかけた瞬間、カレンの両腕が自分の頬へと伸ばされて
顔を寄せられ、互いの唇が触れ合った。
あまりのことにびっくりしてツァリエルの青い瞳が見開かれる。
普段の凛々しいカレンの行動とは思えないほど、大胆なキスに頬を染め
慌てて相手の胸を軽く押しやって距離を取ろうとする。

「か、カレン様!? いけません、どうされたのですか……急に……
 なにかご気分がすぐれないことでも……?」

ツァリエルの表情は狼狽えて、カレンに対して心配そうな目を向けている。

カレン > (胸のあたりを押されれば、その手を取る。
 少年の手が乳房を掴む形になるように。
 赤面しながらも心配そうにこちらを見る瞳に、
 若干の申し訳無さを感じてしまう)

…君が愛おしかった。だからキスをした。
気分はすぐれなかったが、君とのキスでだいぶ回復してきた。
だから…もう少し私のわがままに付き合ってくれないか?

(カレンから見れば、ツァリエルは初な少年である。
 ゆえに、ストレスから来る肉欲の対象にするのは、
 少々気が引けたのである。
 しかしここまで来て引く気性でもなかった。
 ぺろりと唇を舐める。
 少年の唇の感触が、甘美に残っている)

ツァリエル > 「あ……」

軍服の下、カレンの形の良い乳房が不本意とは言え手のひらから伝わってくる。
その女体の柔らかさに否応なくツァリエルはますます顔を赤らめて狼狽える。
カレンの口から述べられる理由は理性では納得できそうもないが
ただ切なそうなカレンの表情が心配で相手を突き飛ばすことさえためらってしまう。

「……カレン、さま……い、いけません……。
 僕などにそのような気分を乱されては……」

ぺろりと舌なめずりするカレンの唇が艶っぽく月明かりに映る。
その口元から視線をそらそうとして失敗したツァリエルは口ではいけないと言いつつ
徐々に腕の力が抜けていく。
すでに先程のキスで自分の陰茎が膨らみ始め、痛いほど心臓は高鳴っていた。

カレン > ふふっ…

(乳房を掴んで動揺する少年を見て、いくらか余裕が戻ってきた。
 この場で、ツァリエルを穢す。
 その事にためらいはなくなりつつあった)

いけません?なにがいけないのだ?
君は十分魅力的だし…君も私を美しいと言ってくれた。
それとも、私が嫌いなのか?

(言いつつ、片手で少年の手を推し、己の乳房に押し付け。
 もう片方の右手は、優しく少年の股間へ。
 固くなりつつあるそれに触れれば、優しく愛撫するだろう。
 カレンの顔は変わっていない。
 しかしその表情は、凛々しい騎士のものではなく、男を求める女に見えるだろう)

ツァリエル > 蠱惑的に微笑むカレンに彼女の女性面を見た。
それは艶やかで、色っぽく、大人の美貌を見せるそれであり
凛々しい騎士とばかりに思っていたツァリエルは彼女の新たな一面に戸惑った。
少年には強すぎる刺激であり、だが拒否するのも難しい魅惑の出来事でも合った。

「ち、違います!カレンさまが嫌いなどとそんなことは……
 だけど、だけど……カレン様ほどの人を僕なんかが……
 だめです、いけません……っ汚したくない……!」

あくまでツァリエルの心配はカレンのことであり、すでに調教され尽くした自分などが
この美貌の女騎士に触れては汚してしまうのではなかろうかということであった。
だが、彼女の手が自分の股間へと伸び、乳房を触れさせる手が強く押し付けられれば
あ、と甲高い乙女のような細い喘ぎを漏らす。
初な少年とは思えないほどの感度の高さ。
徐々にカレンの乳房に触れる手が誘惑に負けて、優しく恐る恐るといった様子で膨らみをもみ始める。

カレン > 僕なんかが…汚したくない?

(さて、何やら認識の行き違いがあるようである。
 どちらも相手を神聖視しているが、
 どちらも汚れきっているのであった。
 カレンは己の乳房を揉まれるままに、
 抵抗がなければ、ツァリエルの修道服を丁寧にまくり上げ、
 ズボンを下ろす。
 むき出しになった陰茎を手で弄ぶだろう)

ふふっ、嫌われていないようで嬉しいよ。
私は君の思っているような、清らかな存在ではない。
逆に君を汚そうとしているのだ…

(一連の前準備が済んだなら。
 いくらか固くなっているであろう陰茎を、おもむろに口に含むだろう)

ツァリエル > 「ぼ、僕だって、貴方が思っているより、
 ずっと……汚れて……あっ!」

カレンの手が自分の衣服にかかり、下半身から性器が露出される。
屹立し始めたそれは少年らしい幼い陰茎であり皮もまだ被っているようなものだった。
いよいよまずいと思い始めたツァリエルが、弱々しく抵抗を始める。
彼女の胸をなんとか押し返して思いとどまらせようとするが
それは逆にカレンの胸に刺激を与えるだけになるだろうか。
彼女のほっそりとした美しい手に自分の性器が触れられていることに無意識に興奮する。
性器はより硬く、すでに先走りをとろとろと零して月明かりに濡れた。

そしてカレンの口がツァリエル自身を飲み込むとあぁ、と悲鳴のような喘ぎがこぼれた。

「いや、だめ、カレンさまぁ……!
 お口に入れちゃ、だめぇ……あ、あんっ!」

彼女の頭を弱々しく掴んで、顔を離そうとするが、それよりも暖かくぬめるカレンの口内の刺激に翻弄される。

カレン > ツァリエルは綺麗だ…本当に…

(うっとりとした表情で言う。
 当然カレンはツァリエルの過去を知らない。
 しかし、純粋で聡明で、思春期特有の欲望も高い感度も持ち合わせる少年は、
 間違いなく美しかった。
 ただし、性の対象として)

れろっ…ちゅ、んぱっ…
ふふふ…ツァリのペニス、立派だな…ちゅ…

(皮の被った幼いそれを、唇と舌で弄ぶ。
 先走りの雫を飲み込み、逆に唾液をまぶすように口淫する。
 胸を揉まれたせいもあり、カレンの頬も紅潮していた)

ツァリエル > 綺麗だと囁かれてますます顔が熱くなってゆく。
自分になど綺麗という言葉は似合わない。
むしろ目の前のカレンこそに似合う言葉である。
例えそれが淫蕩に溶けて今まさに自分を汚そうとしている相手であろうとも
その美しさは微塵も揺らがない。

「カレンっ、カレンさまぁ……っ!だめっだめ、お口、汚れちゃうっ!
 あ、お口、あついっ、溶けちゃうっ!」

ふるふると頭を振り、いやいやと子供のように駄々をこねるがそれで彼女の責めが弱まることもない。
カレンの慣れた舌技に、うっかりすぐに射精に導かれてしまいそうになるのを必死にこらえ、なおも抵抗を試みる。
だがそれは逆に彼女の中へ自分の性器を押し込むことにもなり得た。
自然と腰が揺れて、身を引き離そうとする時に彼女の唇が強く吸われひどく心地が良かった。

「カレンさまぁっ!も、だめ、でちゃうっ!はなして!だめ、でちゃうからっ……!」

カレン > ほふ…溶けてしまえ…
出していいんだ、君の男の証を…
私の口に…ちゅっ、れる、じゅぷっ…

(望まない快楽に翻弄される姿は、
 まるで一枚の絵画のようである。
 先日のような人物画ではなく、裏で出回る淫猥絵であるが。
 少年の陰茎は太さや大きさこそないものの、
 性の象徴として、男の象徴として、立派に機能を果たしていた。
 カレンは少年を頬張りながら悦びを感じていた。
 穢す悦び、そして快楽を与える悦びを。
 やがて、少年が耐えきれなくなるほどの強さで強く吸う。
 受け入れる準備はできていた)

ツァリエル > 「あ、あっ、やぁ、カレンさまぁ!カレンさまぁ、あ、あああああああっ!」

じゅっと音がするほど強く自身を吸われて、ツァリエルの身体が仰け反った。
到底絶えられる刺激ではなく、びゅくりとカレンの口内に雄の証を吐き出した。
二度、三度と絶え間なく精液がカレンの口元に注がれる。
若い雄の、青臭い白濁の液が彼女の口元を汚すだろうか。

ぶるりと身体を震わせ、快楽に頭が真っ白になったツァリエルは射精を終えるとその場にへたり込んだ。
まだ快楽の余韻が引かず、はぁはぁとだらしなく息をつき、熱に浮かされた瞳でじっとカレンを見つめる。
やがて正気が戻ってくれば、カレンの口に出してしまった罪悪感から涙目になりながら許しを請う。

「ご、ごめんなさい!カレンさま、僕、我慢できなくてっ……
 気持ちよくってつい……ごめんなさい……っ」

ぐすぐすと鼻をすすり、誘惑に負けて彼女を汚してしまったことにひどく青ざめた。

カレン > んっ!
んくっ…ぐっ…ぐくん…

(青臭い、独特のその粘液が発射されるのを、口内と喉で楽しむ。
 勢いも量も濃さも、少年が立派な雄であることを示していた。
 すべて飲み干してしまうと、唇に残った白濁をなめとる。
 カレンは十分に満足した)

ツァリ、何を謝ることがある。
気持ちよかったのだろう?
私は「君を気持ちよくさせたい」そう思ってやったことなんだぞ。
君は誘惑に負けたのではない。
私の望みにしっかり応えてくれた、立派な男だ。

(へたり込んだ少年の横に座り、肩を抱く。
 まるで慰めるようでもあり。
 元気づけるようでもあり。
 しかし、はっきりと、その口調から、カレンの満足が伺えるだろう)

ツァリエル > ツァリエルとは対照的にひどく満足した様子のカレンにぐすぐすと
泣いていたツァリエルも少しずつ涙が引き始める。
彼女の元気づけるような言葉からやや罪悪感は減ったものの
それでも欲望に負けてしまったことは反省しなければならないことだった。

「……カレン様……。
 ごめんなさい、ありがとうございます……。
 どういっていいかわからないですけれど、とっても気持ちよかったです……。
 お口にお射精してしまってごめんなさい……」

肩を抱き寄せられ、慰められている内にカレンが元気になったのなら
これは良いことだったのだろうかという考えに切り替わっていく。
罪悪感は消えないものの彼女を結果的に喜ばせられたのは素直に嬉しかった。
カレンの手を握り、そっと申し訳なさそうにカレンの唇に口づけようとする。
少年なりのお詫びと、お礼の口づけであった。

カレン > (事ここに至って、少年は自分を責めている。
 それは純真な証拠であり、男として未成熟な証拠でもあった)

こちらこそありがとう、ツァリ。
君の精液はとても元気が良くて…良かったよ。
んっ…

(手を握られ、口付けをされる。
 射精されたばかりの口なのだが。
 しかし、その口付けには、少年の大きな勇気と感謝が込められているのだろう。
 だから、しばらく抱きしめながら口付けを続けた。
 雲が一つ、月を横切るほどの時間が過ぎると、体を離す)

ツァリ、心の底から感謝する。
ありがとう。
…でも、ふふっ、今度は私の中の奥に射精してもらいたいな?
また会おう、今夜のように。

(去っていくカレンの足音は、
 カツカツと規則正しい、騎士のものであった)

ご案内:「王都マグメール 王城2」からカレンさんが去りました。
ツァリエル > 自分が口に出した後の唇だというのに忌避感はなかった。
それに比べたらカレンが自分のものを飲んでくれたことに対する感謝のほうが勝る。
しばらく彼女の柔らかな唇と、己の唇を重ね合うのを堪能する。
口づけが罪悪感で弱った心を癒やしてくれるようだった。

名残惜しそうに身体を離すとツァリエルも衣服を正して立ち上がる。

「僕こそ、あの、ありがとうございました……。
 ってまた……?だ、だめです!今度はなしです!
 もっとお体を大事になさってください!」

次回を予告する女騎士に慌てて手を振って否定する。
いくら奔放な相手でもその一線だけは越えてはならないような気がした。
だがそれを告げる前にカレンは踵を返して立ち去ってしまうだろう。

一瞬にして淫蕩な女性から、凛々しい騎士へと変貌したカレンに
ぼうっと見とれながら、ツァリエルもまた夜の教会を後にした。

ご案内:「王都マグメール 王城2」からツァリエルさんが去りました。