2017/04/24 のログ
■ツァリエル > 力強くこたえるティエンファの言葉に再度涙が溢れてきそうになる。
本当に気持ちのよい相手であり、率直で正直な気性が付き合っていて心地よかった。
手の甲にキスを受け入れてくれた少年に、ツァリエルはほっとする。
それと同時に自分にしては随分大胆な行いをしてしまったことに自分自身びっくりしていた。
キスの意味は親愛、おまじない程度の守りのしるし。
普段人に対してこんなに踏み込んだことはしたことがなかったが
ティエンファにならそうしたいような気がしたかったのだ。
取られた手に遠慮がちにその手を握り返す。
誘ったのは自分の方だというのに、エスコートするのはティエンファの方でそれがおかしくもあり照れるような恥ずかしさもあった。
小鳥や子リスが見守る中、
そうして二人、暫くの間王城見物へと繰り出すのだった──。
ご案内:「王城 中庭」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王城 中庭」からティエンファさんが去りました。