2017/01/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にシチューさんが現れました。
シチュー > (王城で行われている年越しの祝賀会も大詰めを迎える。宮廷での勢力争いに興じる紳士淑女たちも幾分かはくつろいだ雰囲気になり、大広間でコブレットを酌み交わしている。そして、その広間に通じる広い廊下をミレー族は水瓶とワイン瓶を載せた2段ワゴンを押して歩いていた)

夜も更けたのに、みんなゴキゲンだなあー。

(祝賀会に参加中の主より給仕の奉仕を手伝えと命じられたミレー族。今しがたすれ違った、酔って千鳥足になった貴族の姿を見れば丁寧にお辞儀をした後にそう呟けばワゴンの取っ手を持ち直し。幾度となく酔っ払った人々とすれ違いながら広間へ続くフカフカなカーペットの上を移動していく)

ご案内:「王都マグメール 王城2」にグローリー・コンフォートさんが現れました。
グローリー・コンフォート > 「おお、シチュー。お疲れ様だな、
それを運び終えたらここの仕事は終えてもいいぞ。屋敷に帰る
から、一緒に帰ろう」

王城での祝賀会の出席ということで、それ用の正装をして参加。
自分の奴隷にもパーティの手伝いを命じ、奴隷のレベルの高さ
を示し、自分の教育手腕を自慢しそこから孤児院の必要性を説
いて資金の援助や拡張を交渉。
ある程度の交渉が終われば、会場の入り口に立ち、自身の自慢
の奴隷が来るのを待って。

シチュー > ハットにステッキ持ちの紳士や膨らんだロングスカートをまとったガーターベルトの淑女たちを酔わせるためのワインと目を覚まさせるための水を運ぶ役を何度もこなし、長いテーブルのオードブルを盛り合わせ、ワインを注ぐ役をこなした後に、交渉の席を終えた主から直接声をかけられ。にこにこ笑って頷く。

「はーい!それでは片付けてきますね」

城の給仕頭に借りた白い礼装用のグローブ等を返し、ワゴン等を片付け終えた後に彼の待つ会場入り口へ急ぐ。少しばかり小走りになって。

「お待たせしましたー!それじゃ帰りましょう、ご主人さま!……お話はうまくいった?グローリーさま?」

まわりに貴族たちの目がなくなった事で、ぴたりと身をよせるように。愛しい主のそばにくっつくようにしてケモミミを揺らして彼を見上げ。

グローリー・コンフォート > 仕事の片づけをしている
少女を優しく見つめてこちらへと小走りに駆けてくるのを
眺めながら問いかけてくることには大きく頷いて。

「ああ、シチューのおかげで上手くいったぞ?我が屋敷の
教育でシチューのようなメイドを育てることが出来たから
教育の大切さも伝わったし、孤児院でもしっかりと教育を
施しているということでな。孤児院でしっかりと教育を行
うことが出来るなら、その有用性は高いと説得できたので
な。これはシチューに何かご褒美を上げないといけないな。
シチューは何か欲しいものがあるか?」

人目のつかない場所まで歩いてくればくっついてくる少女の
頭を優しく撫でて、見上げてくる瞳を見つめ返しながら少女
のおかげで上手くいったのだから、何か褒美を取らせると。

シチュー > 「そっかあ、良かった!……えへへ。グローリー様やメイド長が
とってもよくしてくれてるから、僕なりに恩返しがしたくって……。
ちゃんと恩が返せて僕も嬉しいよ。ご主人さまの孤児院も、これから
もっともっと大きくなるといいな。――ごほうびー!わあ!わあ!
くれるの?グローリーさま?グローリーさま?」

大きく頷く主の様子に、今日の交渉がうまくいった事を喜ぶ。
なにより、元々は彼の元から逃亡してきた身なりである自分が
彼の役に立てた事が嬉しくて。髪をなでられる感触に瞳をきらきら輝かせて
機嫌良さげに尻尾を揺らした。

「それじゃ……グローリーさまのものが欲しい!」

周囲を軽く見回して。にーっ、と子供のように笑う。
人気のない細い廊下の奥まで彼の手を引っ張っていこうと。

グローリー・コンフォート > 「シチューは本当に
良く頑張ってるからな、メイド長も教え甲斐がある
と悦んでいたぞ?
孤児院もこれから大きくして、何か所かに建てる
事が出来るといいんだが。
あ、ああ、シチューが頑張ってくれたおかげで交渉
が上手くいったのだからな、頑張った者に褒美を与
えるのも上に立つものの勤めだからな」

実際、連れてきた少女がメイドとして立派に働いた
からこそ自分の発言に現実味が帯びて説得に有利に
働いた訳で。
それなら、少女が望む褒美くらいなら幾らでも渡し
てやろうと。
きらきらの瞳と機嫌良さそうに尻尾を揺らす姿に少し
不用意なことを言ったかと思いながらも頷く。

「私のものが欲しいというのは、身に着けているもの
が欲しいという意味では…ないようだな。
やれやれ、王城の中で大胆なことだが…まぁ、構わぬか。
どうせ、隠れてしていることだからな」

入り組んだ王城の中、人目につかない場所ではメイドを
連れ込み貴族が快楽に耽ることもある。
それを見て見ぬふりするのも王城に勤めているものの責務
でもあるので、ここでしていたからと後で困ることもない。
寧ろ、奴隷の首輪をしたミレーの少女なのだから、そうい
うことをしているだろうと貴族連中が思わないはずもない
訳で。少女に手を引かれるまま廊下の奥に歩いていく。

シチュー > (主と奴隷は廊下の奥へ消えていき――)
ご案内:「王都マグメール 王城2」からグローリー・コンフォートさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からシチューさんが去りました。