2016/12/28 のログ
ご案内:「城の庭園の一つ」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 午後の日差しが穏やかに庭を照りつけて寒さを和らげる頃
幾つかの庭作業用の道具を持って柔らかい芝生の上を歩いて行く。
普通はお抱えの庭師などが庭を手入れするのだが、小さな花壇があるここは
無理をいって、ツァリエルが手入れさせてもらうことにした一区画だ。
土いじりは王城での淀んだ空気を払うような趣味になっていた。
■ツァリエル > 花壇の傍にしゃがみ込むと早速軍手をして余分な雑草を抜いていく。
今咲いている花は寒さに強いと言われる草花で
栄養を雑草に吸い取られなければ春先までしっかり咲いていてくれるようなものだ。
雑草には悪いが土の栄養は植えた花々のものにしなければならない。
シャベルで固い根っこを引き抜き、雑草を取り除いていく。
特に根の絡まるカタバミは土の中に根だけを残すとそこからまた生えてきてしまって厄介なのだ。
■ツァリエル > そのまま黙々と土いじりに勤しんだ。
やがて日差しが陰り、寒さが戻ってくれば汚れた手を払って
一息つくために城の中へと戻っていくだろう。
ご案内:「城の庭園の一つ」からツァリエルさんが去りました。