2016/10/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2 多目的室」にジャークさんが現れました。
■ジャーク > 普段は王国の騎士団や、王族などが使う所謂多目的室という王城の一室。
便利な魔導機械も
そこに貴族の皮を被った悪党とでも言う様な、集団が縄張の様に何人かで椅子に掛けて陣取っている。
衣服だけは大層高貴だが、その顔が「彼等は悪人である」と言葉ナシに物語っているのである。
ちなみに、皆男である。
彼等はどういうわけだかこそこそもせず、一室の扉は解放したままであった。
一応、外側から見れば、顔ぶれと集まりこそアレだが、穏やかなる会議の様には見えるだろう。
大きなテーブルには良い匂いの王室御用達の茶に、暖かな菓子。貴族の贅沢三昧である。
一際偉そうに、これまたこの場に似つかわしくない椅子に座る男が、悪名高い腐敗役人こと、ジャークである。
「……そうかね、それなら、もうじき………。」
『えぇ、誠に悦ばしい事です。』
「うむ。ところで、一体いつになったら私は新しい魔族の娘を手に入れられるのだろうか……?」
『…色々と探しはしているのですが…。』
「いや、良いんだ…。無論キミ達にも頑張って貰っているが、近頃どうにも出が悪く思ってな。
………嗚呼、何処かに無防備な姫等転がっておらんだろうか…些か退屈だなァ…。」
空からお金が降って来ないか、くらいの無茶な願望を垂れながらも、
豪華な椅子へ深く座り直し、大きく伸びをするジャーク。
周りの悪人の様な男達も、どういうわけだか退屈そうである。