2016/10/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にセリアさんが現れました。
セリア > やれやれ、と処理済みの書類を机に投げ出す。
タナール砦での一件以来慌ただしい王城内を冷めた目で見つめながら黙々と、時折手を抜きながら仕事をこなしているが。
もとより書類仕事は苦手なのだし、たまには身体を動かさなければ腐ってしまいそうな心地をも覚える。

「………今度、演習にでも出かけようかな」

ポツリと呟いてから軽く背を伸ばした。
椅子に凭れかかるとギィ、と鈍い音を立てて軋む。
そろそろ寿命かと思ってしまうが、いちいち新しいものを買いに行くのも面倒だ。

セリア > 自らの旅団からも幾つか小規模な捜索隊を派遣してはいるものの、あまり身が入っているわけではなかった。
大規模な捜索は行われている。殆ど接点のない自分達がどうこうしたところで焼け石に水。
事実、部下達もあまりやる気を見せているわけではないようだ。

「下手に動かない方が得策ね」

目をつけられたくはないし。そうすると後々面倒だ。
天井を見上げ、大きく息をついた。鎧が微かに衣擦れの音を立てる。

セリア > 「……本当に、此処も面倒くさい場所になってきたわね…」

キナ臭い、と言った方が正しいか。
様々な問題が積み重なって、物騒な場所になってしまっている。
大仰にため息をつき、傍らに放っていた書類を一枚手に取った。

「まぁ、どうあれ私は普段通りに仕事をするだけ、か」

サインして、山の一番上に重ねる。
そろそろ集中力も続かなくなってきた。

セリア > それから暫く、執務室にカリカリとペンを走らせる音が響く。

もう十分書類はこなしただろう、と自己判断し、立ち上がって大きく伸びをした。
鎧を脱ぎ、普段着になって一息つく。

「よし、終わり終わり!」

自分に言い聞かせるように呟くと、部屋を後にする――

ご案内:「王都マグメール 王城2」からセリアさんが去りました。