2022/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
 王城のとある部屋。客人を通すその部屋にどう見ても不釣り合いの人物がいた。
 どうみても貴族や王族ではない、それ所か騎士ですらない。そんな男。
 王城だというのに座っているソファには2本のロングソードを立てかけており、持ち手を自身に傾けたまま。つまりは何かあれば即座に抜刀できる。そんな状態だ。

「……いつまで待たせんだよ」

 彼が今日ここに呼ばれたのはここ最近の仕事の結果。
 戦場で独断行動で騎士を縛って帰還、その後敵対する事になってしまった貴族から差し向けられたある種自身を殺す為の依頼。
 しかしそれを事もあろうか成功させてしまったという実績。その結果敵対するのはよくないと判断されたのだろう。
 もてなしたい。そんな言葉を受けて今日はこの王城に訪れていた。
 とはいえ、別にこちらとしては仲良くするつもりはない。しかし敵対するのもこちらとしては面倒。その為友好ではなく、ある種手打ちとして今回はここに来たというわけである。
 先ほどまで会談、その相手は一旦部屋を離れた。まだもてなしは続くから少し待ってほしい。そんなことをいってここで酒と自身だけ残して相手は消えていった。
 する事も無いので酒を飲みながらソファに座っている。
 さて、訪れるのは自身を呼びに来た人物かそれとも迷い込んだ無関係の人物か。

クレイ >  
 しばらく待っているとノックが響く。
 入ってくるのは1人のメイド。食事の用意が出来ました。なんて言われれば立ち上がって。

「これは食前酒って訳か。まぁいいけど」

 そのメイドについていき食事場に行く事だろう。
 食事後、よければさっきのメイドを宛がうとか言われたが、間に合ってると切り捨てた。
 断った理由はそのメイドの歩き方からそれがただの”召使”ではないと見抜いたから。
 大方、訓練された奴だろう。間違って抱いてしまえば文字通り骨抜きにされてめでたく貴族の人形の出来上がり。
 結果的に最後の罠を潜り抜け、彼は夜には宿にたどり着いた事だろう。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からクレイさんが去りました。