2022/08/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にクレイさんが現れました。
クレイ >  夜の中庭、近くのダンスホールではパーティが開かれている。
 なぜ彼がこんな場所にいるか。それは少し前にさかのぼる。懇意にしている貴族からある声がかかる。少し前に戦場で立てた功績。その関係でパーティに参加する事が出来ると聞いた。
 このパーティは王族だけではなく、功績をあげた冒険者や騎士。貴族、その人物の推薦を受けた従者等々様々な人が参加できる気楽なパーティと聞いた。
 しかし、しかしだ。

「くっそつまんねぇ」

 当たり前だがガツガツ食えるわけでもない。グイグイ酒を飲めるわけでもない。踊れもしないのにダンスパーティとか舐めてるのかと言いたい。
 というわけで、パーティを抜け出して中庭でベンチに座りながら空を見ている。
 もしかしたら誰か同じような境遇の人が抜け出すかもしれないし、探しに来る人もいるかもしれない。とはいえ知った事か。あんな窮屈な空間にはいられない。

クレイ >  
 更に言えば服装も苦手だ、いつもの気楽な格好で行こうとしたら流石にダメだと言われ服を貸し出された。
 しかし窮屈で仕方がない。更に言えば武器を所有できないというのも困りものだ。自身を嫌ってる貴族もいるというのに。
 まぁ拳でも十分以上に戦えるが。向こうがしっかり武装を整えていたら当たり前だがどうにもできないわけで。
 では帰ってしまえば良いとも言われそうだが、既に部屋を用意されてしまっている。つまり今更外に出るわけにもいかない。
 だが王城は自分には色々と合わなさすぎるわけで。

「来るんじゃないかったなマジで……」

 後悔の念が凄い。
 これ来ない方が明らかに正解だった案件である。
 とはいえ来てしまった以上楽しまないと無駄だが……その楽しむ方法が思いつかない。

クレイ >  そうしてしばらく空を眺めてボーッとしていたが。
 なにやら騒がしくなる。走ってくるのはメイドの1人。突然いなくなったから探してこいと命令されたとか。

「あーはいはい。了解しましたよ」

 しゃあねぇなぁなんて言いながら会場に戻る。
 顔見知りが増えて仕事の先は増えたが、時間としては非常に退屈なパーティの時間を過ごすのであった。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からクレイさんが去りました。