2022/07/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にミリヤさんが現れました。
■ミリヤ > 本日のお仕事は父の付き添い。
なんでも王城に我が家の薬を気に入っているお得意様がいるらしく、
その方には父が直々に赴いて薬を配達しているのだとか。
普段ならば少女の姉や兄が付き添っているのだが、
少女もまた歴史あるヴァレンタイン家の娘だということを自覚させたいらしく、
こうして堅苦しい場所へ連れてこられているわけで──。
父と客は薬の販売の後、別の商談があると王城の会議室へ入っていってしまった。
広すぎる王城の廊下に一人取り残されてしまった少女は、退屈そうな顔で場内を歩き回って暇を潰す。
「まったく、お父様も酷いですわ…こんなにも可愛い娘を置いて、仕事の話だなんて」
場内では淫魔であることを絶対に明かすわけにはいかないため、
普段よりも更に言葉遣いと表情を気を付けながら、広くて長い廊下を渡り歩いていく。
どこかに自身の欲を満たしてくれる女性はいないだろうかと、
つい淫魔としての目を這わせてしまうが、今のところ彼女のお眼鏡に合う相手は見つからず──。
■ミリヤ > 暫くの間、王城を散策していた淫魔だったが、
やがて商談を終わらせた父が戻ってくれば、共に連なり、王城を後にする──。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からミリヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
王城の宴は、王国がどの様に変遷しても変わらない。
…まあ、大きく変化を迎えたのかと問われれば、首を傾げざるを得ないのだが。
今宵も開かれる絢爛豪華な退廃の宴。
或る者は密談に励み、或る者は酒と料理に溺れ
或る者は、肉欲を満たす為に女中に手を出し、参加者同士で弄り合っている。
並べられた奴隷に跨っている者もいる。品位は最低だが、かかる金貨は青天井。
そんな場所で、今宵の"商談"を終えた王族の少年は、グラスを揺らしながら小さな溜息を一つ。
別に夜伽を探しても良いのだが、王族としての務めを果たす為に挨拶回りに行くべきかもしれない。
「……まあ、この環境で挨拶も何もあったものではないかも知れぬがな」
甘ったるい香水と、ホールの隅から響く嬌声。
意中の相手を連れ出していく同族たちを眺めながら、溜息と苦笑いを零すしかない。