2022/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城・大浴場」に窮戯公主さんが現れました。
窮戯公主 >  
「ふゥ……」

小さな水音が跳ねる、大きな欲情に黒髪の少女が一人
貸し切るかのように、湯船でゆったりと湯浴みを愉しんでいた

「…ふふ。シェンヤンの湯も良いけれど、
 この王国の湯浴みもまた、独特で良いものね──」

鈴の音のような声でつぶやき、白い手のひらが湯を掬い、小さな滝をつくる
ふわりと香る良い香りは、高級な香油によるもの…王族御用達の贅沢な湯浴みだった

窮戯公主 >  
この国で腐りきった王族に貢がせれば、
それこそ贅の限りを尽くした生活を送ることが出来る

玩具もねだれば、与えられる
無論その玩具の顛末を彼らが知る由はないが

「──もうしばらく、この国で遊んでいてもいいかもね…?」

くすりくすりと、笑みを深める
その様子はどこか少女らしさを感じさせない、闇を孕んだもの

窮戯公主 >  
今日は誰で遊んで過ごそうか

何も知らぬ無垢な顔をした王族の少年を蕩かすのも一興
先日色目を使ってきた、腹の出た大臣でも良い

自分なしでは生きられないくらいに堕として、飼い慣らして──腐らせる
まだまだ、玩具はこの城の中だけでも多くいる

香油の芳香に包まれほんのりと頬を紅潮させながら、愉悦へと想いを馳せ──

窮戯公主 >  
ちゃぷ…と浅く湯の跳ねる音
白磁の肌に香る湯を滑らせ、幼さの残る肢体を露わに、湯船からゆっくりと立ち上がる

十分に身も清め、火照りを宿して
さて、今宵はどんな贄が愉しませてくれるのやらと

妖美な少女は楽しげに湯浴みを終え、大浴場から姿を消すのだった、

ご案内:「王都マグメール 王城・大浴場」から窮戯公主さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にアカリさんが現れました。
アカリ > 「はぁ…ワタクシは本来参加する側であっても良いのに、この扱いですよ?
まったく、どうしてこうなっているんでしょうね?そう思いませんか?そう思いますよねぇ?」

王城内で行われている宴の場、その出入り口である扉の脇に立ち、隣の冒険者風の相手に並べ立てる文句。
そんな声を上げているのは同じ冒険者なのだろうが、見た目はそう見られない格好をした一人の少女。
今回、珍しく冒険者ギルドから採集以外の依頼が受ける事が出来た。
その依頼内容が、催される宴の護衛だった。
そんな大々的に公表されているものではないが、一般参加も一応は認められている宴。
念には念を入れてとの事で、何人かの護衛が募集されたらしいのだ。

だが、彼女はその内容をしっかりと確認せず、採集以外で受けられる依頼という事で飛び付いた。
その結果が、これである。

「まぁ良いです、ワタクシのような気品溢れる存在を前にしていたのならば、きっと誰かの声が掛かる事でしょう。
その時は、仕方ないのでそちらに参加するとしましょうか。
仕方無いですよねぇ?そんなお誘いがきてしまったのなら、受けて差し上げないと悪いですし?」

その自信がどこからくるのか、そんな言葉をツラツラと語りながら。
隣から、文句は良いからちゃんと仕事をしろよ?なんて言葉を掛けられれば、渋々とその場では黙り込むだ。
それでも、またしばらくしたら口を開き始めるのだから、なかなかに迷惑な事かもしれない。

ご案内:「王都マグメール 王城」からアカリさんが去りました。