2022/01/09 のログ
■プレスト > 「うーん、相変わらず強者の余裕。
しかし良いなぁ、王城自由に出入り出来るのか。
何でも面白そう、で済ませられるのはほんと役得と言うか、タマモの精神性のなせる業だよなぁ。」
善からぬ事でも楽しく、そしてコトが終わればいつでも飄々とする彼女に向けられる視線は悪意であったり、脅威であったりと多種多様なのだろう。
それらをどこ吹く風と受け流す彼女を連れて行こうとする先は――。
自分にとっても有益な場所。
且つ、内容はまだ自分も知らないが催し物が開かれている場所にタマモを連れて行けばどうなるのか。
そういう興味もまたあるのだ。となれば向かう先は1つ。
少女が形良く育った胸を張るとその着物から覗く谷間や曲線にだらしなく口元が緩んでしまいつつ。
「じゃぁ、タマモに向けられた悪意でも楽しみに行くか。
どうせ『何が起ころうとも楽しめる』なら、タマモ自身に意識が向けられる場の方が良いだろうしな。」
と。手前側の部屋の扉に手を掛けて開こうとしていた。
その扉が開かれると濃密な酒精に人の悪意や魔力と言った物が混ざり合った、瘴気とは異なる嫌な空気が廊下に流れ出るような場所。
そこへと少女を招こうとするだろう。
ついてくるかどうかは彼女次第。
■タマモ > 「ふふんっ、そうじゃろうそうじゃろう。
とは言え、それを抜きとしても、そこまで自由、と言う訳でもないぞ?
下手に入れば、やはり、何かしら言われるしな?
まぁ、ここの…何じゃったか、第七師団?とかと、縁もあるが。
それをどうこう、と言うのもあれじゃろう?」
続き、自慢気に続けるものの。
男の思う通り、自由に、と言う程ではない事は伝えておくのだ。
そうならないようにも、出来るのだが。
それを使わないのは、少女の性格を少しでも理解出来ていれば、納得ものだろうか。
そして、案内先の事を丸投げすれば。
やはり、そこも己を理解してか、の返答が返って来る。
その答えに、一つ頷き。
「どうせ、このまま居ても、何も見付からなさそうじゃからのぅ。
ならば、相手からそれが来るなら、ありがたいものじゃ。
ほれ、さっさと案内せい」
と、その言葉を伝えるも。
その場所は、すでに近くか。
扉を開くのを見れば、後は、続くだけだ。
悪意は感じれど、魔力に関しては疎く、何も感じない。
しかし、それで躊躇する訳でもなく。
■プレスト > 「小言とかお説教で済むだけでも、俺からすれば凄ぇなぁ。
俺とか誰かしら誑か、いや、だま、あー、まぁ何か手段を講じないと門前払いになる立場からすりゃ羨ましい限りだ。」
貴族が集まる場と言うのは富と権力も集まる場。
そこにある程度は自由に入れるというのは儲け話に繋がりそうな物への接触機会が増えるという事。
少女は力任せだとか、単純なだけで退屈する事は好まない。
だから罠があろうが、悪意を持って近付こうが構わないのだろう。
容易く悪意を持つ人間達の巣窟へと扉を潜り抜けていく少女。
その先で何が行われるのかは、同じ扉の中にいる者達しかわからない話だった。
ご案内:「王都マグメール 王城」からプレストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からタマモさんが去りました。