2021/08/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城内魔導研究施設」にミリーディアさんが現れました。
■ミリーディア > 王都マグメール、其の王城内に存在する魔導研究施設。
あらゆる魔術や魔導機械の研究が行われている、最先端の研究施設だ。
其の室長室、柔らかな椅子に腰を下ろし資料に目を通すのは一人の少女。
此の研究施設の全権を委ねられ、王国第二師団の補佐を兼任している存在。
少しばかり性格に難在りだが、其の知識と腕は確かなものと云われている。
他にも噂の絶えない存在だが、其れは又別の機会に。
「……さて、こんなものか」
兎も角、手にしていた資料をデスクへと置き、背凭れに身を凭れ掛けさせる。
此の時期に無理は禁物だ、自分にはあんまり関係も無いのだが。
今日は此れ以上の来訪者の予定も特に無い。
駆け込みや個人的な用事が在る者は来るかもしれないか。
■ミリーディア > 最近は大きな衝突も無い。
第二師団としては、人員整備だけで事が足りるだろう。
重要な案件は教え子で在る現団長と副団長が如何にかしてくれる。
研究施設に於いても概ね順調との事で。
此方も管理以外に特に助言等の必要は無い筈だ。
只、最近少しばかり私事で休みを取っている。
手が空いたからと又休みを取るのは宜しく無いだろう。
尤も研究員達から云わせれば、常に此の室長室に居る自分はもっと休みを取るべきだとの進言も在る訳だが。
「休みか…又取るべきだろうか?」
目を閉じ乍、思案を巡らせる。
次に休みを取るとすれば何をするのか、と。
矢張り其の時は一度家を訪れるのも良いだろう。
家といっても自分の為に建てられた屋敷ではない。
其れ以外の、関係を作り上げた相手との。
■ミリーディア > 「取り敢えず、今日は誰も来ないなら…寝るか」
仕事を終えた後、本来為らば帰宅するものだろう。
然し彼女は此処で寝泊りをしている。
室長常勤みたいな状況と為っているのだ。
指を振れば、部屋を照らす灯りが僅かに薄れる。
誰かが来れば探知に掛かるのだ、其の点に不安は無い。
此の侭誰も来ないのであれば、本当に寝入るつもりだ。
ご案内:「王都マグメール 王城内魔導研究施設」からミリーディアさんが去りました。