2021/06/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
膚に纏わりつく様な不快な雨も。
徐々に気温が高くなり始めた外の気温も。
この王城には関係のない事。気温が下がる夜ともなれば、着飾った王侯貴族達が下心を仮面に押し隠して笑顔で踊り、嗤う。
毎晩の様に開かれる夜会。
並んだ食事も酒も、それなりの値がつくものばかり。
(こんなことだから、何時まで経っても戦争も終わらぬのだろうな)
と、内心溜息を吐き出しながらも言葉を交わし合う間はにこやかな笑みを浮かべ続ける少年。
今宵の夜会においてもそれなりに上位の爵位――厳密には、爵位を持つのは父なのだが――に位置するとあって、挨拶とおべっかに訪れる者は多い。
そんな者達を適当にいなし、笑みを振りまき、客足が途絶えた頃にバルコニーへ抜け出すのは最近のルーティンワークになりつつあった。
「……用事があるなら、昼間私の執務室に来てくれた方が良いのだがな…」
バルコニーに背中を預け、果実酒の入ったグラスを傾けながら溜息。
少し湿った夜風が、火照った身体に心地良い。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
暫くの後、少年は再び夜会へと舞い戻る。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。