2020/10/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/倉庫」にルインさんが現れました。
ルイン > 王城の一角にある師団に送られる物資が一時保管される倉庫。
保管される物資が送り先に無事に届けば良いが途中で消えてしまうものも存在する。
その為に数の確認に駆り出される者もいるが今回は運が悪く当たってしまった訳で…。

「この辺りは大丈夫ですね。一体後いくつあるんでしょうか」

手に持ったボードにペンで丸を書いては積まれた木箱の前をはなれて次は麻袋が積まれた場所へと足を向ける。
袋の中身は麦らしいが中身の確認をしていては時間はいくらあっても足りずに数の確認だけ。
一つ二つと数えるのもまた手間で、他に人目がないのを良い事に魔法を使い数えてしまってチェックを済ませ。

「そういえばそれはどこ行でしたっけ…。第七?第十?」

城塞都市の乗っ取りで動く部隊も増えてその辺りがややこしくなり。
何処当てだったかと今更に確認するように…荷物に腰を掛けて書類をまくっていく。

ルイン > 「……どこか書いてないですね。もしかして…?」

これ全部が師団行きではなく横流し?と疑いと驚きの混じった視線で物資を見る。
もしそうなら実はすごく貧乏くじを引かされるのではないかという不安。
自分だけの被害で済むのなら些細な事だが、恩があると考えている師団長に問題が行くのだけはいただけない。
ならどうするべきかと考えて…。

「相談が一番ですね」

もしかすればその間に物資はなくなるかもしれない。
しかしそれはそれと割り切ることと決めて立ち上がり。
上司がいるはずの執務室へと早足に向かっていく…。

ご案内:「王都マグメール 王城/倉庫」からルインさんが去りました。