2020/09/09 のログ
ご案内:「王城の庭園」にナルクエコさんが現れました。
ナルクエコ > 王城の中央よりやや外れた庭園の東屋に腰掛け、煙草をくゆらせながら一人佇む男。
中央で魔導機を作っている集まりからは遠く、旅団の討伐を請ける冒険者たちが散見される。
王城の中でも比較的、貴族以外の者が多く出入りする空間。

「………」

この季節になると風がいくらか涼しいのと、今の王城の仕事上やる事もなく暇を持て余していた
男は冒険者の往来でも眺めて何とか暇をつぶしていた。
故郷から離れて王国に潜んでから久しく愉しめる事が無い。
没落した貴族の娘が何か後ろ暗い話してもしていないかと、庭園から城の中をぼんやりと眺めている

ご案内:「王城の庭園」にアイル・コービンさんが現れました。
アイル・コービン > 王城等という所まで来て仕事を探してみたのだが結果は空振りで、アイルには荷が重い仕事だったのだ。退去しようと道を歩いているとふとこちらを見やる人に気づき。
特に意味があるわけではないのだが軽く会釈し、特に何もなければ町に戻ろうと。

「報酬は良かったのですが……」

とかぼやいていたが実力がないのは如何ともし難くて。

ナルクエコ > 眠たげに煙草を吸いながら、冒険者の往来を眺めていると珍しく自分に目が留まる女性が見えた。
男は余所行きの、そうちょうど政治家が表にでるのと同じ取り繕った微笑を向けながら
会釈に対してわずかに掌をみせて挨拶を返すと、再び煙草に口をつけ
東屋と庭園の周りを眺めていた。

ぼやいた言葉はこちらの耳にも届いた。良い具合の仕事は見つからないようであって
それも男が別に気にすることではなく

「それは残念」

と穏やかに呟いたまま真っ暗な空を眺めていた。

アイル・コービン > 「実力がついたらまたお邪魔します」

そんな時が来るのかどうかはわからなかったが、そう挨拶して。そのまま街へと歩いていった。

ご案内:「王城の庭園」からアイル・コービンさんが去りました。
ナルクエコ > 「………まぁ私は特にここでの依頼を管理しているわけではないが…」
いち通行人である冒険者が後ろに消えていくのを眺めながら呟いた。
かのすぐ通り去った人物に実力が付くのは王国にとっての得であって、こちらに別に旨みは無い。
呟く相手を間違えたといった具合である。とはいえ適当な仕事が見つかる事を頭の端で祈っていた。

男にはまだここで過ごすのに時間がある。過ぎ去った人物はすぐに忘れ
また目の前で話し合い、すれ違う人々。冒険者に貴族にその令嬢へと興味が移り
男は後ろ暗い駆け引きのありそうな人々の往来を再び眺めていた

「没落貴族か…最近だとアルゴン家が話題に上がっていたな…」
王国での権謀術数、盛衰激しい貴族間の事を考えながら時間が流れていく

ご案内:「王城の庭園」からナルクエコさんが去りました。