2020/08/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/テラス」にアンヤさんが現れました。
アンヤ > ――…王都マグメールの王城。
王都の象徴たる王城より城下を見渡せるテラスに人影一つ。
何処からか拝借してきた赤ワインの瓶を片手にテラスの手摺に腰をかけ、赤ワインの瓶に直接口をつけて煽る酔っ払い、でもない人影は人に有らず、人に害なす悪鬼羅刹が一匹。
だが、それでも王城に入れるのは害を為すが同時に利益をもたらし、魔物と違い意思疎通ができるからである。

「しっかしヒトは良い物を作りよるのぅ?この赤い酒も中々に悪くない、寧ろ良き良き……。」

月すら眠りに落ちる夜中に1人。
腰掛けた手摺より外に足をぶらさげて、テラスの入り口に背を向けて座る姿は狂人か物狂いか、落ちて死ぬ、心算は皆無であればこその所業で、それよりも何よりも見渡しが良いのだ酒のつまみにもってこいだからだ。

浮遊の術は使えど、落下した際のあれこれは心得がある。
まあそれは本当にどうでも良くて、酒に頬を赤く染めて誰が見ても判るほどに酒に蕩け、この時ばかりは受肉してよかったと思うわけである。

ただ酒のあてが風景ばかりでは聊か物足りないのも事実。
巫女でもいれば呼び出すのだがそれも叶わず、後は城内のメイドを1人掻っ攫うのも良かったが、王城に入れなくなると色々と不都合があるからそれも止めて置いた。

だって此処に入れなくなったら良い酒が飲めなくなるだろう?と口角を片側を高く持ち上げて苦味を帯びた笑みを浮べてまたワインの瓶に口をつけてグっと呷るのだった。

アンヤ > 暫くは1人酒を楽しむのだが、次第に風景を眺めるだけに飽きたか、まだ幾分か中身の残るワインの瓶を懐に仕舞い込むと、身体をテラスの方に向けなおし、手摺から飛び降りて王城の中へ、そして帰路につくのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城/テラス」からアンヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にエウロペさんが現れました。
エウロペ > 最近の王城は、夜になるとなかなか盛大に宴が執り行われるらしい。
まともなパーティのときもあれば、そうではないときも。
今宵この豊満な女が王城に訪れたのは、旧知の王族の頼みによるもの。
どういういきさつで自分を連れて行こうと考えたのかはどうでもよく、単純にパーティと聞いて楽しそうとか、タダで料理とかお酒を口にできるとかそんな庶民的な考えで二つ返事で了承したのが昼前の出来事。

「んー…なんだかんだで暇ね」

結局その王族も忙しいようでどこかに行ってしまい、美味しい料理やお酒もひとしきり楽しんでしまえばあとはすることもなく、手持無沙汰なところ。
周囲の男のじっとりした視線がわりと集まっていたりするかもしれないが、あんまり気にしない。
このまま帰ろうか、それとも久しぶりの城の中を探索してみようか、なんて思いつつパーティ会場から出て、うろうろと。

エウロペ > なんだかんだで王城の中を探索し、立ち入り禁止区域なんかにも入ったようなきがするが。
誰にも気づかれることなく、というよりは手出しできなかったのか、何事もなくパーティを後にした。
連れてきた王族に対しては、軽い恨み節くらいは言うかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からエウロペさんが去りました。