2020/08/18 のログ
ご案内:「王都マグメール/一室内」にレナード・イーストさんが現れました。
レナード・イースト > 賊が支配する砦の一つを奪い返したことで、俺は王城に出入りする貴族から歓待を受けることになった。
俺からすれば簡単な戦であった。
正規軍の一隊を蹴散らし、留守になった砦を背後から占拠するだけだったのだから。
後は外に出ている正規軍と連携して挟み撃ちにするだけだ。

賊連中は皆奴隷として売り飛ばすか、憂さ晴らしにその場で斬殺された。
あいつらの命乞いは思い出すと笑える。

俺は宴の酒気が残ったまま、一室で待たせてもらうことにした。
ベッドと机がある程度の地味な部屋だ。
こんな部屋でわざわざ待たせる以上、それなりの趣向があるのだろう。
恐らく、女だろう。
俺は王城がどんな持て成しをしてくるか首を長くして待つことにした。

レナード・イースト > 「…遅い。」

俺はグラスを傾けながら、苛立ちを口にした。
傍に控えている使用人らしき男が今しばらくと青い顔で告げおる。

出された酒は王都だけあってなかなか飲みやすい酒であった。
故郷の酒よりも余程良い味がする。

追い出されたとはいえ、王都に来たのは正解だったようだ。

ご案内:「王都マグメール/一室内」からレナード・イーストさんが去りました。