2020/03/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にルインさんが現れました。
■ルイン > ふらりふらりと遊びに来るには少々危険はあるが楽しみもある王城。
前回の失敗を踏まえ今度はつまみ食いの後に騎士服を失敬しての散策。
そして違和感がない場所をと言う事で騎士の姿が多くみられる一角を歩く。
「この先は何でしたっけ?」
途中で部屋を覗き、訓練を覗き……恒例の貴族の戯れを覗いたりとして。
時折にあまりに気に入った騎士の娘が居ればさりげなく声をかけ、うまく行けばそのまま頂く。
そんな事を繰り返していれば少なくとも今までは来た事がない一角。
変に警備が厳重な事に重要な場所は何かあると考え楽し気な笑み。
自分の気配が限りなく少なくなる術をかければ警備の合間をすり抜けてその先を散策に向かう。
■ルイン > そうしてその先で何をしたのかはまた語られる事もあるかもしれず……。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール王城 礼拝室」にエリザベートさんが現れました。
■エリザベート > 城内の片隅、王族以外は殆ど訪れることも無い領域に、其の部屋は存在していた。
天井も壁も白く、淡い色彩で描かれたフレスコ画が飾られ、
明かり取りの窓は色とりどりの硝子で出来ており――――
広さこそ小さな教会の礼拝堂程度だが、椅子も祭壇も絨毯も、
明らかにかけられている金額が違う、と知れる場所。
重い両開きの扉を押し開けた先、正面奥の祭壇上に、午後の陽光を浴びて其の姿は在った。
緋色の天鵞絨を敷き布代わりに、祭壇に背を預けて微睡んでいるように見える、
けれど、そんな場所で午睡を愉しむ程、稚い年頃の少女では無い。
寝間着のような白いローブは裾も、襟元も大きく乱れ、豊かな乳房が片方、
柔らかな曲線を描く腿から膝、脹脛、踝に至るまでが、惜し気も無く晒されている。
俯き加減に目を閉じた女の頬には淡く赤みがさしており、唇は薄く開かれて。
見れば見る程、此の女が祈りを捧げる為に此処に来たとは思えないだろう。
室内に漂う甘い香りから、催淫香の類を嗅ぎ取ることも叶うだろうか。
――――そして女の尻の下には、薄っすらと白い水溜りが出来ていた。
■エリザベート > やがて、姿の見えぬ狂女を捜していた侍女らが現れ、
意識の戻らぬ女に少しばかりの侮蔑を交えた憐憫の表情で、
其の身体を回収して行くのだろう。
あとには今更貶められる余地も無い物狂いの姫に関する、
新たな噂が流れるのだとか――――。
ご案内:「王都マグメール王城 礼拝室」からエリザベートさんが去りました。