2020/02/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは王都マグメール、王城内。
人気の無い夜の刻であろうと、見回りの兵士の姿はある訳で。

「………ふむ、久々の城の中じゃのぅ。
とは言え、さすがに、何か見付かるような刻でも…むむむ…」

歩む兵士の呟き、見た目は男であるにも関わらず、その声は不思議と少女のものだった。
まぁ、実際に、その正体は声に見合う少女である。
久々にやって来た王城、適当な兵士に眠って貰い、その兵士に化けているのだ。

目的は…まぁ、言うまでもない、気紛れの暇潰し。
後、ちょっとばかし、第七師団の執務室を覗いて、と言った感じか。
一応、立場は客人なのだから、堂々と来れば良いのだが…
何と無く、こう…あれなのだ、あれ。

ともあれ、見回りのふりをして、もう少し王城内の散歩を洒落込むつもりな少女であった。
…今は、見た目、男だが。

タマモ > 途中、別の見回りの兵士とも、出会う事もあるもので。
しかし、化けた相手の記憶も一時的に得ている為、やり過ごすのは簡単だ。
適当に、場に合わせた会話をすれば、互いに見回りへと戻って行く。
こちらに関して言えば、見回りではなく、散策であるのだが。

さて、今、別の見回りに会ったと言う事は、向かう先には、もう他の兵士は居ない。
ふむ、と頷けば、見えた扉に向かい、聞き耳を立ててみる。
…うん、ここは何も居ないか。
そうなれば、次の扉へと向かう。
そんな感じに、何かないだろうかと、王城内を巡り続けるのだ。

タマモ > 何度目か、確認をしてみるも、やはり、これと言った音が聞き取れない。
普通に、何も音がしないとか、寝息が聞こえるとか、そんな感じだ。

「うぅむ…何かあれば、と思うておったが…」

はふん、軽く溜息を一つ。
時折、何かある話を、式の一人には聞いていた。
が、世の中、そう都合良くはいかないらしい。

軽く、考える仕草。
何も無いならば、まぁ、仕方無いだろう。
化けた相手の元へと戻り、撤収準備に取り掛かるとしよう。
くるり、踵を返せば、元来た道を戻るのであった。

ご案内:「王都マグメール 王城」からタマモさんが去りました。