2020/02/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にイディオさんが現れました。
イディオ > (王城の一角、外延部にほど近い場所に冒険者が居る、冒険者の身分などを考えれば場違い感が相当大きいのだけれども、依頼なのだから仕方がない。
瀟洒な服装の使用人達、煌びやかな服を着ている人々が珍獣を見る目で此方を見ている、とても居た堪れない、とは思わなかった。
こういう視線に関しては、慣れているから、何故か、という問いがあったとしてもそれに返答はしないでごまかすのだけれども。
兎にも角にも、男は依頼を受けて依頼の物を持ってきたのが、この場所、なのである。
指定された場所が此処なのだから、間違いは無いだろう、手にした依頼書に視線を落として、そして、視線を戻す。)

確か、この辺りのはず、なのだけれども。さて、どの方が依頼人なのだろうか、と。

(指定された荷物は、頑丈な箱に入っていて中身は判らないし、興味が無い。ダイラスの港で受け取り、此処まで運んでくるという依頼なだけだ。
冒険者ギルドが事前に調べている依頼でもあるから、妖しい物ではないはずだし、ギルドでもらった、王城への通行証は正しく、何事もなくこの場所にやってこれたのだ。
だからこそ依頼を受けたともいえるのだけれども、さて、と、男は依頼人が書かれていないその依頼書、受け取りに来る人がいるはずだ、と視線を巡らせるのだ。)