2019/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (天井を彩る絵画、窓という窓は鮮やかなステンドグラス、
ランプの拵えも繊細で豪奢な―――図書室の片隅、蟠る闇のなかから、
にゅ、と手を伸ばし、脚を踏み出した。
日ごと夜ごと狂乱の宴が開催されているといっても、
それなりの格好をしていない者が、正面から出入りするのはリスキーすぎる。
ということで、―――能力の出番だ。
無事に目当ての場所へ姿を現すと、はああ、と大きく肩で息をし)

―――――あ、既に腹ペコ。

(書物を求めて渡ってきて、第一声がコレである。
勉強熱心と呼ぶには、あまりにも残念なありさまではあるが、
少なくとも己の視界が及ぶ限り、人影は見当たらない。
もっとも、林立する書架に遮られて、視界はひどく限定的だったけれど。)

えぇ、っと……この前借りたのは、確か……って、あ?

(とりあえず手近な書架に並ぶ本の背表紙を確かめ―――どう考えても、
えっちで悪趣味な内容であるのが丸わかりなタイトルに、
思わず周囲の様子をひとわたり眺めまわして顔をしかめ)

……仮にも、城の図書室だろ、ここ。
さすが、というかなんと言うか、……しょーがないなぁ、ホントに。

(誰の趣味で入れた本なのか、それなりに読みこまれた跡が見える。
そんな有害図書の背表紙をツンと突ついて、呆れ気味の呟きを落とし)

リュシー > (隣、そのまた隣、と背表紙を読んでいったが、どれもこれも同じようなもの。
出てくるべき場所を間違えた、とかぶりを振りながら、別の書架を目指して歩き出す。
目当ての本を首尾良く見つけ出せたか、その前に飽きてしまったか。
いずれにしても、帰りも使うのは己だけの「裏口」である。

書架に並ぶ本が一冊入れ替わっていることに、気づく者が居るとも思えず、
恐らくは誰にも見咎められずに「返却」と「貸し出し」を勝手に済ませ、
書架の陰の暗がりから「退室」するもの、と―――。)

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からリュシーさんが去りました。