2019/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 何時ものように、白い仮面で顔を隠し、白銀の鎧を身にまとった兵士は王城の中を歩く事にする。
 外の戦況も気になるが、タナールには精鋭が詰めている、此方の防衛も必要な事と考えるからだ。
 とはいえ、ゾス村、等、そういった場所もまた、守るべき民がいる。
 正直言えば、自分は、どこを守るべきであろうと考える時がある。
 優先度という考え方はあるが、人の命に優劣などつけるべきではない。
 ただし、兵士という役割から考えると、貴族を優先しなければならないというのもある。


 ―――そんな、貴族主義に縛られるような惰弱な兵士は第七にはいないだろう。
 必要あれば、貴族にも噛みつき必要を成す。
 それが、第七のスタンスだと、兵士は思う、それがほかの仲間の総意かどうかは、別の話ではあるけれど。
 こつ、こつ、と薄暗い回廊を進みながら、窓の外を見やる。
 窓の外、見える範囲には異常はなさそうだ、と。

ゼロ > 兵士は、窓から視線を前に向けることにする。
 窓の外を見ていても、何かがあるわけでもないし、今は城の警備の時間だ。
 つまり、城の中にある異変を見つけなければ行けないだろう。
 それに、城の中で困っている人がいるやもしれない。
 対応するのが兵士の役割だ。
 何事もないのが一番だが……そういう日ばかりではないという事はよく知っている。
 だから、兵士はゆっくりと城の廊下をかつん、かつん、と歩くのだ。

 兵士は進む。