2019/05/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】 修練場」にホアジャオさんが現れました。
ホアジャオ > 夜から深夜へと切り替わる時間帯。
王城でそこかしこで開かれていたらしい舞踏会やら宴会も、そのざわめきを収めるころ。
王城の敷地内にある、普段夜使われることが滅多にない修練場から灯りが漏れている。

広々とした建物内には、一抱え程もあるゴムボールに腰掛けた女がひとり。
片方の脚の膝にもう片足を載せて、器用に踵だけでバランスを取ってゆら、と身体を揺らしている。
両腕は腕組みをして、先ほどから修練場の入口をねめつけている。
さながら、獲物を待つ獣といったところ――
と言いたいが、その細い目の瞼は半分ほど落ちかけて、もうすぐ下にくっついてしまいそうだ…

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】 修練場」にイズナさんが現れました。
ホアジャオ > 「好闲啊(ひまだ)……」

灯りを怪しんでやって来る(であろう)警備兵か何かに、喧嘩を吹っ掛けてやろうと待ち続けて早半時。
此処へ来る前に宴会場で持て余していた退屈を持ち越したようで、何とも気が抜けてきてしまっている。
かくり、と頭を落とす事さえ無いが、段々と傾いてきてはいる。

イズナ > 宴席もお開きということになり仕えている公主様も今宵は大人しく自室でお休みになられたようです
…しかし、執事見習い兼護衛の仕事はまだ終わらず侍女たちに公主様の身の回りのお世話を引き継げば、
執事服を脱ぎ一汗かく為、誰もいないであろう修練場へと向かいました

時折、すれ違う衛兵に丁寧に挨拶をして修練場までやってきますと、灯りのついたままである事を不思議に思い、
こっそりと扉から中を伺うように顔を覗かせますと、頭を傾けアンバランスな姿勢でバランスを取る人影が見えまして…

「…大した体幹の持ち主でございますね…」

と感心するようにポツリと呟きました
そのまま、お邪魔します、と彼女に届くギリギリの声量で声がけをし、修練場の中へ足を踏み入れていきます
修練している…懐かしい故郷の衣服に身を包む女性に眼を丸くしながら、歩み寄っていきます

「こんばんは、お嬢様…
 こんな夜更けに修練でございますか?いやはや、精が出ますね…
 よろしければ、ご一緒しても構いませんか?」

と首を傾げて告げました
これ程の体幹の持ち主でございますから、彼女の方にその気があれば、1つ組手など願い出てみようか、
なんて思案しながら返事を待たず、いそいそと隅の方で柔軟などを始めて

ホアジャオ > 「…!?ン?」

声が聞こえたようで、くっつきそうだった瞼がはっと持ち上がる。
そうして落ちそうだった頭を持ち上げ、細い目を何度か瞬かせてから漸く隅のほうの人影に気付いて、少し首を傾げた。

「哎呀…
なァに、アンタ、子供だろ?
……どッから迷い込んできたのさ?」

まさか子供に挑まれようとは思ってもみないらしく、盛大に大あくびをして片手は後頭部をかしかしと掻いた。
それから踵でゆら、とまたバランスを取りながら、柔軟をしている少年を眺める。
細い目を更に細めて、ふうん、と吐息を漏らす。
子どもを叩きのめす趣味は無いが……中々、良い相手にはなりそうだ…

イズナ > 床に腰を下ろしますとグッと上半身を倒すようにして、胸板をぺたり、と床につける動作を繰り返し
時折、ちらり、と彼女の方へ視線を向ければ、彼女の優れたバランス感覚にやはり感心したように目を細め
彼女からの問いかけに、ゆっくりと倒した身体を起こしますと立ち上がり、彼女の方へ深々と頭を下げました

「申し訳ございません、ご挨拶が遅れましたお嬢様
 公主降嫁のおり、さる公主様に付き従いシェンヤンから参りましたイズナ、と申します
 『なんやかんや』でこのような見た目で恐縮ですが見習い、とはい執事でございますので
 お城の中で生活をさせて頂いております」

お目汚しではございますが、お見知り置きください
と付け加えればゆっくりと下げた頭を起こして、彼女に向かって微笑みかけます
勿論、他意など無く、人間関係を円滑にすすめるための笑みでございますが

「…して、お嬢様。拝見させて頂きました所、中々に鍛えていらっしゃるとお見受けしました
 そこでもし、お時間のほうがよろしければ、私めに一手ご指南頂ければと思うのですが…」

断られてしまっては仕方ありませんが
1人で訓練するより相手がいたほうがより訓練になると思い、先程から思案していた事を提案してみます
彼女の返事を待ちながら此方も、失礼を、と一言断りを入れ、全身の柔軟を行っていきます

ホアジャオ > 「…その『お嬢様』ってェの、止めてよ…」

言葉にぞっと、肩を竦めるように背中を震わせて、眉を顰める。
組んだ脚の上に頬杖を付きながら、少年の名乗りを訊いて…また、ふうん、と声を漏らす。

「アタシもシェンヤン出身だよ。『ホアジャオ』ってェの。
…まァ見てくれですぐ解るだろうケド…
ちびっこいのに、真面目に仕事してンだ?」

可愛くないね、なんてけらっと笑うと、ぽんとゴムボールから降りる。
そのまま場内の端のほうへと、ぼん、と後ろ脚に蹴飛ばして
少年に紅い唇でにんまりと笑いかける。

「好啊(いいよ)。
指南ってェほど何か出来るわけじゃァないから…ただ喧嘩相手になるってェなら、幾らでも」

腰に両手を当て、首をぐるりと、こなすように回して。

「獲物なしでいい?武器使う?
いちおうここ、練習用のやつとかが奥にあるみたいだケド」

何故か修練場を知り尽くしている様子の女。
柔軟をする少年の背後の方、倉庫と思しき扉を指さして、嬉しさを隠しきれない顔で問いを投げた。

イズナ > 彼女の言葉に何か失礼をしただろうか、と下げた頭のまま思案を巡らせますが
自分には思いつく事はなく…彼女の名前を頂きますと、顰めた顔にかしこまりました、と返事を返します

「それでは、ホアジャオ様、と…
 そうでないかと思いました。此方ではあまり見かけない懐かしい異装でございましたので
 どうでしょうか…『忠節を尽くす』事と『真面目である』事は必ずしも一致するとは限りませんので」

ここだけの話でございますが、なんて悪戯っぽく付け加えますと彼女に合わせて此方も笑みを浮かべます
彼女から了承の返事をいただければ、ありがとうございます、と再度、頭を深々と下げて
修練場の端から、やや中央の方へ向かい歩みを進めていきます

「私めはご覧の通りの『無手』でございますが…ホアジャオ様が武器をお使いになるというのであれば、
 『本身』であろうと私は一向に構いません…ですが、明日も仕事がございますので、
 その事を念頭に置いていただけますと大変ありがたく思います」

中央まで歩いてきますと、深く息を吐き独特のリズムで呼吸を整えていきます
シェンヤン生まれの彼女であれば、その『独特の呼吸法』に覚えがあるかもしれません
気血を整え体の内に良い気を取り込み、悪い気を外へ流す…呼吸にちょっとした動作を加えて
何度か繰り返しますと、準備が整い彼女の方へと視線を投げかけます

ホアジャオ > いちいち畏まったような少年の言葉遣いに、腕組みをして落ち着かなげに視線を彷徨わせ、爪先で床を軽く叩く。

「……『様』もいンないよ…
あ、アタシ公主じゃァないかンね?
只の日雇い用心棒」

片眉を上げて少年を見て、解ってるだろけど、とまたけらっと笑う。
呼吸を整えたり何だか流派がありそうな仕草をへえ、と感心した様に見遣って。

「アタシも獲物なしで大丈夫…
じゃァ、いくよ?」

少年の体制を『受け』の状態だと見て取るが早いか
溜めることも構えることもなく、た、と床を蹴った女の姿が霞んだ。

と、次の瞬きの間に少年の懐へ現れ、その顎へ向けて、ひゅ、と音が遅れて耳に届くほどの速さで肩を入れた掌底を放つ!

イズナ > 彼女の落ち着かない様子に気がついてはいるもののその理由が判らず困惑するばかりでありました
人となってから14年と少々、付き合いのある者は全て目上の人々でしたから自然とそう成ってしまったのであります

「……うぐっ、では不本意ながらホアジャオさん、と…
 いえ、何処ぞの『公主様』より余程、しっかりした方とお見受けします
 私のような身分卑しき者にも普通に接してくださいますし氏素性で人間性が育まれない、
 というのを痛感しております、はい」

何処ぞの公主様、というのが誰か、なんて事は口にはしませんが
彼女から視線を向けられますと少々、緊張も致しますが、これより相対していただくのですから、
彼女を失望させるようなことはあってはならない、と入念に集中して呼吸を続けます

「それでは、よろしくおねがいします」

言い終わるが早いか、突然、彼女が懐に現れると驚きこそしましたが、呼吸を乱すことはございません
なんせ『妖仙』元は動物ですから、その眼もよく見え、的確に急所を狙う一撃でありましたから返って
防御の姿勢が取りやすく腕を上げてその一打を受けます

しかし、音の速度を超えて繰り出されるほどの一打
細身で軽い体はそれを受けることは出来ますれど、体ごと後方へ飛び退くように押し出され、
足の裏を強く地面に叩きつけるようにして勢いを殺し踏ん張って

「―――お強い」

ぽそり、と感嘆と少しの恐怖でもって零しますと此方も呼気が漏れるが先か、彼女と開いた距離を一気に縮め、
瞬きする間に彼女を射程に捉えますと、正拳、掌打、指拳と目まぐるしい速度で次から次へと繰り出していきます
一打、一打は彼女の初撃に劣る威力ですが、手数を持って翻弄しようというわけです

ホアジャオ > 「可愛げが無さすぎて、逆に可愛く見えてきたよ…」
あくまでご丁寧な少年の言葉遣いに、はあっと溜息めいたものを漏らす。

それでもぶち当てた掌底に踏みとどまった少年の姿に、笑みが深くなる。
次には己と同じ程の速さで迫りくる少年。
女は打った掌の勢いそのままにぐるりと身体を反転させ、その重心を宙に浮かばせると横回転してその場を逃れる。
たん、と着地して、少年の打撃にまた目を細めてにんまりと笑い――

「良いの持ってンじゃァないの!」

間髪置かず再度たん、と床を蹴って
宙へ身を躍らせると、身体を捻りながら少年の頭上へと鞭のような回し蹴りを打ち落とす!

イズナ > 誂われているだとか、呆れられているだとか、露程も思わずぱあ、と顔を明るくさせます

「お褒め頂き光栄至極にございます」

と、深々と頭を下げるのでした
元はイタチでございましたから、思考の方は単純なのかもしれません

一見、乱打のように次から次へと繰り出される拳撃もその全てが彼女の隙を伺い生み出そうと打たれた拳でありました
しかし、彼女がそれを受けること無く回避を選択されますと、防御で隙を生じさせた上で、
強力な本命打を叩き込む、という策も半分ほど無為なものとなってしまいました

「いえいえ、お見苦しいものをお見せしております…」

とはいえ、彼女と距離が生まれましたから深く息をつく数瞬を生じさせることが出来ました
床を蹴り、宙より振り下ろされます鞭のように靭やかで、斧ように力強い蹴りを回避しようとはせず、
腰だめに拳を構えるようにして体内の気を練り上げるように呼吸をしながら
ジッ、とその場で彼女の蹴りの軌道を見極めますと、その足の甲の部分へと目掛けまして
渾身の一撃を強力な震脚と共に放ちます……―――

……――しかし、『振り下ろされる一撃』と『打ち上げる一撃』でございますから
当然、自然落下の速度も加わる前者の方が力強く、振り上げた一撃は確かに彼女の足を捉えこそすれ
勢いを殺したとは言え、落ちてくる質量それ自体の威力を消すことは出来ず、
ぐっ、と息を漏らしその場に膝突く有様でございました

ホアジャオ > ばん!
と盛大な音を立てて拳と脚が打ち合う。

「ッた…」

女は瞬間、僅か顔を顰める。
打ち下ろした脚を少年の上に残したまま、両手が先に床へと触れる。
流れるように重心をその上に乗せて―――

「――よッ!」

ぐ、と力を込めてくるりと身体を跳ね上げると、打ち落とした逆の脚の踵が更に少年の頭上へ振り下ろされる!
回転が中途半端で今までと比較すると格段の軽さだが、その一撃の速さは少年が体制を立て直す隙を与えるか否か―――

イズナ > 拳と脚、激しく打ち合いになりますとビリビリと痺れたような感触が残り、勢いを殺しきれず振り下ろされた脚に
耐えきれず膝をついてしまいます

痺れはしますが本能的に体の上に残ったままの脚を打ち据えた拳でなんとか捉えますが、
脚を捕らえる事に意識が向きすぎた所為か、続けざまに振り下ろされた脚は頭上の落ちるのを交すので精一杯
肩を踵で強かに打たれやはり、びりびりと痺れるような痛みがそこには残ります

ですが、執事見習い兼護衛にも意地がございます
もう片方の脚にも素早く腕を巻き付け捉えますと立ち上がろうとしますが、初撃を受け止めた事で思うように
立ち上がることが出来ず、それでも彼女の脚をギュッと捕まえておりましたのは意地のようなもので

「…これまでに致しましょう、私の負けです…いやおみご…―――
 ……お見事でございます」

彼女の方へ視線を向けましたがなんだか正視してはいけないような格好でしたので視線を逸しまして
それから、改めて敗北を告げますとようやく彼女の脚を解放して、失礼を致しました、と彼女に詫びます

ホアジャオ > 「ッ、とっと…っ」

打ち下ろした両の脚が囚われ、しまったと次の手の試案を巡らせようとした所。
少年の身体から立ち上がろうという力が抜け、足が囚われたままではあるものの、敗北宣言と取れる言葉を漏らす。

「……もォ、いいの?」

数舜前に慌てていた心は何処へやら。
細い目を瞬いて、妙な体制のまま、自分の脚を掴んだままの少年を見遣った。
脚が解放されれば、胡坐をかいてぽりぽり、と後頭部を掻いて。
改めて見れば少年相手に何をムキになっていたのだか…少し恥ずかしくなって、あはは、と誤魔化し笑いを零す。

「ありがと、付き合ってくれて。
――アンタ、子どもの癖に結構やるねえ?
どッかで修行とかしてたの?」

胡坐をかいて座ったまま、覗き込む様に首を傾げて問う。
自分とは違って、少年の体術は『型』が決まっているようだった。
その女の言葉には、すこし憧れのような色もあり…

イズナ > 彼女の脚が離れていくと、ふ、と短く息を吐き出しようやく落ち着くことが出来ました

「これ以上、続けますと明日の仕事に差し支えそうですので…ご満足いただけないようで申し訳ありません」

続ける事は出来たかもしれませんが修練を兼ねての修行も明日の仕事に障りがあればそれは本末転倒
主人を支え、汎ゆる外敵からお守りするのが課せられた仕事なのです
彼女がその場に座りますと、自身の手や脚を軽く揉むようにして組手での緊張を解してやるようにして
彼女が零す笑い声にちらり、と表情を伺うようにすれば此方も笑みを浮かべて

「いえ、此方こそホアジャオさんにお時間を取らせてしまいました…ありがとうございました
 ―――それは、秘密でございます。シェンヤンで去る老師より指南を受けた、とだけ………」

何処と無くむず痒いような視線を向けられている気がします
ですが、自分が『妖仙』であり、見た目以上に年月を重ね生きている事はいらぬ誤解を生まぬ為にも、
黙っていたほうが良い気が致しました…彼女はシェンヤンのお生まれのようですから尚の事

「…師に教えを請う、というのも大変結構なことでございますが師に学ばずとも、
 学ぼうと思えば何からでも学ぶ事は出来ますよ…要は心持ちの問題でございます
 差し出がましいようですが、私と拳を交え、思う所あったのでしたら周囲をよく観察し、学んでみる、
 というような心持ちで日々を過ごすのも良いかと存じます」

久々の組手で少し気持ちが高揚していたかもしれません
敗北したにも関わらず饒舌に語ってしまったのを恥じたか、少し表情をハッとさせて
もう一度、もうしわけありません差し出がましい事を、と彼女に詫びる
そうする頃には自身の受けたダメージもマッサージで大分に楽になりましたから立ち上がって

ホアジャオ > またまたむず痒いような丁寧な言葉遣いに、そわそわと手を組んだり、そのまま指をひとつひとつ、片方の手で伸ばすようにしたり。

「謝るこたないケド…
嗯(うーん)…
アタシそンな注意ぶかくないから、そいつは向いてないかも…」

あはは、とまた誤魔化すように笑って後頭部を掻いて。
立ち上がった少年に続くように、女の方もするりと立ち上がる。

「ホント、楽しかったよ。ありがと。
また時間あるときにでも、付き合ってよね」

少なくともこの『公主騒動』が続く間は、機会はあるはずだ。
紅い唇を三日月にして笑うと、少し首を傾げるようにして少年に言葉を掛けた。

イズナ > どうにも落ち着きのない女性だな、なんて彼女を観察しながら考えていたかもしれません
向かい合って拳を交えている最中のほうが余程、落ち着き払っていたように見えます

「左様でございますか…あまり深く考えすぎてもいけない、と老師も仰っておりました
 それもまた1つ、資質なのかもしれません」

彼女も立ち上がれば向かいってもう一度、ぺこり、と感謝を込めて頭を下げます
こういう時、お礼できるものはありませんからせめて気持ちだけはハッキリと伝えておきます

「此方こそありがとうございました、私も楽しかっ…いえ、勉強させていただきました
 ホアジャオさんのお時間がよろしい時にでも、此方からもお願いします」

本音がぽろりと溢れかけましたが…改めて感謝を告げますと礼儀正しく頭を下げまして
口元に笑みを浮かべます彼女の姿に、戦っている姿もよろしいですが、笑っていらっしゃる表情も良いな、
なんてぼんやりと思ったかもしれません

そうして、丁寧に彼女に挨拶をすれば明日の仕事に備えて宿舎に戻り汗を流して床に就くのでありました

ホアジャオ > 丁寧に頭を下げられれば、参ったなあ、と指先で頬を掻く。
あんまり丁寧な態度を取られると、実家での思い出が甦ってどうしても落ち着かなくなる……
それでも、少年の心からの態度は十分に伝わる。

「じゃァまた、いつか。楽しみにしてるよ
…明日も仕事、真面目に――言わなくても真面目にやるンだろけど。頑張ンなよ」

ムズムズするのをすこし、我慢して、丁寧に挨拶をして去ってゆく少年を手を振って見送る。
姿が見えなくなった所で、うーんと身体に伸びをくれて

「哎呀(あーあ)…楽しかッた!」

久方ぶりの手応えのある相手が見つかって、不機嫌なまま暮れようとしていた今日という日が一気に良い日になる。
弾む足取りで女も出口へと向かって…灯りを消して、扉を閉じる。
ようやくの夜の静寂が、修練場に訪れる…

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】 修練場」からホアジャオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】 修練場」からイズナさんが去りました。