2019/01/28 のログ
■タマモ > 「む…そうじゃな、当たったら、また料理を馳走してやろう。
外れたら………まぁ、考えておこうか」
こう、偉そうに言ってはいるのだが…
それって回数誤魔化せるんじゃない?とか、ありそうだ。
気付けるかどうかは、少女次第だが。
「お、おおおぉ…自分に素直になるのが一番じゃぞ?ん?」
こんちくしょう、とか思いつつも、諭すように言ってみた。
単に、仲間に引き入れたいだけだが、気にするな。
もっとも、そうなったところで何がある、と言う訳でもないが。
因みに、己とて出来ない訳でもない…が、疲れるので嫌だ。
「おっと…」
頬に唇を触れさせれば、同じように頬へと唇が触れられる。
なるほど、この辺りの判別も同じように出来たな、と。
お互いの口付けを済ませば、触れる身を軽く離し、ぽんっと頭を撫でて。
それを合図に、その力を解いておいた。
「さて、そろそろ宴も終わりが近いか…ラファルはどうするのじゃ?
戻る場所へと戻るも良し、先の機会をこのまま持って行くも良し」
髪を梳くように、指を絡め撫でながら、問うておこう。
その選択次第で、己も行動を決めようと。
■ラファル > 「それ、たまもおねーさんがすごく有利だからやんなーい。」
ごまかそうと思えばごまかせるだろう。
そんなことをする人物とは思えないが、最初からやらないことを宣言しておく。
基本勝負とかは好みではないし。からかいのネタじゃなくなるし。
「あら、私はいつでも自分に素直に生きておりますわ?」
ほほほ、とどこから取り出したのか羽扇を取り出して口元隠して笑ってみせて。
しかして、少女の目はええ。ふふーんと、ドヤ顔でした、どやぁぁぁ。っと、擬音が見えるぐらいの。
とはいえ、本質は野生である、それは彼女も判っているだろう。
「ふふ、そうだね。
楽しみは、楽しみにしておいたほうがいいよ。
だって、今からだと、中途半端になるもの。
……これ、ボクの連絡先。」
どうするのか聞かれれば、少女は一枚の紙片を取り出して差し出す。
無論ご存知少女の自宅の場所である。
そこに手紙を送ってくれれば約束だってできる。
今からするには少し時間が足りないし、楽しむなら、ゆっくりと楽しみたいよね?と目は問いかける。
■タマモ > 「ばれたか、まぁ、予想は予想だけで良かろう」
うむ、と頷いてそう言っておく。
賭けるものがなくとも、予想する事自体が楽しい場合もある。
………まぁ、別の意味でなのだろうが、気にしたら負けだ。
「むむむ…まぁ、良いか、妾は疲れるのは好かんからのぅ」
ちっ、と舌打ちをしながらも、ここは引く事にした。
対抗は出来るのだが…先も言った通り、疲れるのは嫌なのだ。
あれだ、無駄に頑張って疲れてしまえ!そんな感じ?
その辺りは、今までの会話で分かり合っている事だろう。
「確かに、では今日のところは妾も戻るとするのじゃ。
半端にするよりも、しっかりと愉しみたいものじゃからな。
と、そうじゃな、では何かあれば送るとしよう。
妾に何かあれば、これに書いて、妾に届くように念じれば良いのじゃ」
少女の意図を読み取り、あえて言葉で伝える。
少女の差し出す紙を受け取り、一度目を通し、袖の中へと。
代わりに、そこから取り出したのは、少し大き目の折り紙。
見てみれば分かるのは、何か力が宿っている事。
説明すれば、伝えた通りにやれば勝手に畳まれ己の元に転移されるのだ。
まぁ、お互いに連絡手段を手に入れた、と言う事である。
■ラファル > 「よそう……ねー。次には覚えてくれてると思うよ?」
だって、お約束もしてるんだし、忘れるわけ、ないよね?
にっこり笑ったプレッシャー……これも冗談ではありますが。
「ふふ、タマモ様もこちらにいらっしゃいましな?」
一緒に疲れましょうよー?なんて言い切るお子様。
とはいえ、訓練を受けた子なので、これぐらいで疲れたは実はなかったりもする。
忍者とは過酷なのです。
「お疲れ様、たまもおねーさん。
また、会おうね。
……わ、これ、あれだ。式……だね?
でも、連絡用のやつだ。」
受け取った一枚の紙。
嬉しそうに眺めれば、矯めつ眇めつ。
使うのが楽しみでたまらないようだ。
大事に懐にしまいこんでいく。
「とりあえず、王城出るまではーあー……。」
どうせ、出る場所は同じなのだし、と。
そういえば、ふと彼女には連れがいるのを思い出した。
それを思えば、諦めるかー、とくるっと背を向ける。
「またね?たまもおねーさん。」
小さく手袋に包まれた手を振ってみせる。
■タマモ > 「………ま、任せるのじゃ…!」
うぐっ、とまたも唸る。
プレッシャーを感じる、はないのだが、これは引けない感。
「ぜっっっったいに、お断りじゃ」
こう、力一杯に拒否。
相手の情報を得た上での変化を行えば別だが、今はそんな都合の良い相手が居ない。
永年生きていようが、無駄にこれだけは譲れないものなのだ。
「うむ、互いにお疲れ様じゃな。
次の機会、その理由抜きにしても楽しみにしておるぞ?
うむ、式を使うにしても多種多様あるもの。
その通り、それは連絡用の式じゃ」
渡した折り紙に、すぐにそれに気付いた事は少々意外だった。
正確には、それを手にして式との単語が出た事に関してだが。
仕舞い込む様子に、ふむ、と一つ頷いて。
「うむ、共に行きたかったが、すまんな?
それでは、またなのじゃ」
言い掛けた言葉、その言葉を訂正したのを聞き、ぽり、と頬を掻く。
今回は護衛も兼ねている、式である少女からは離れられない。
代わりに、背を向け手を振る少女に、同じように手を振って見送るのだった。
■ラファル > 「うふふーっ」
にまりにまにま。唇が弧を描いた。悪戯が成功するのはとてもすカットして楽しい。
プレッシャーに動揺しているタマモを眺める少女でありました。
「かったのじゃー。」
全力でお断りしてくれるたまもに、口調を真似して勝ち名乗り。
別に勝ち負けでもないし、それは生きるスタイルと、生きて行くための技術でもある。
気にするほどのことではないのだ本当のところは。
「使うの、楽しみにしてるよ、どんな風に連絡できるのかワクワクだよ!
じゃあ、ね。タマモ。」
最後の最後は少女の本来の口調で楽しげに挨拶を返して。
背中に当たる言葉。
一歩、二歩、三歩目には少女の姿は周囲の風景に溶け込んでいく。
人々に違和感を持たれることなくその場から去っていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城」からラファルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 廊下」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (綺麗な塗装が施された城内の廊下。
外からの光に照らされ、何処も彼処もキラキラと光出している。
そんな中で1人、それとは全く逆の姿をした男が歩いていた。)
「あぁークソ...。あークソ...。」
(苛立たし気な様子をしており、ポケットに手を入れながら歩いていた。
先日の砦防衛に出てきた魔物についての報告。
そのためにわざわざ呼び出され、その上に再度出向命令が下されていた。
タバコを咥え、汚い灰色の煙を漏らしながらズカズカと歩いていた)
■黒須 > (しばらく歩けば大きな扉の前に到着した。
入る前、護衛の騎士にタバコは捨てろと命令され、それに従うようにタバコを握り潰して排除し、扉の中へ。
複数の兵士が左右に立ち、目の前の王座には文字通り国王が存在した。
見た目通りに王族ではあったが、そんなことより早く帰りたい黒須にとってはどうでもよかった...。)
「...あぁ、報告だったか?
タナール砦での護衛任務中、退散する前に魔族の存在を感じた。
どんなのかは...まぁ、忘れたが、食人であることに間違いは無い。」
(さっきのめんどくさそうな雰囲気とは別にしっかりとした報告をする。)
ご案内:「王都マグメール 王城 廊下」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 諸外国、及び魔族との戦争はじりじりと王国を疲弊させ、その屋台骨を蝕み始めている。
未だ破綻には至っていないものの、王国が注ぎ込んでいる軍事費は既に相当な額。
オブザーバーとして招かれた戦費獲得の為の会議で、王国の財政に危機感を持った官僚や貴族から懇々と支援を懇願されては、最早苦笑いしか浮かばないというもの。
「負け戦に資金を注ぎ込んでも意味など無いのだがな…。負けなければ、別に構わんのだが」
既に夜の帳が下りた王城のレストルーム。
会議を終え、凝り固まった首を左右に振りながら一人甘ったるいココアで糖分を補給していた。
「…まあ、官僚共は兎も角、貴族連中は本当に危機感を覚えているのか怪しいところではあったが」
会議の後、官僚達は資金繰りに奔走するべく各々の職場に駆け戻ったが、貴族達は今頃地下か離れの館で乱痴気騒ぎを愉しんでいる事だろう。
呑気なものだな、等と溜息を吐き出しつつ、ちびちびと暖かなココアで喉を潤していた。