2019/01/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にナインさんが現れました。
■ナイン > (木を隠すなら森の中、会話を隠すなら雑踏の中。…それも常套手段だが。
壁も窓もないこの東屋も。少しでも近付く者が居れば、360度須く確認可能である故に。真逆の意味で密談向け。
――つい、今し方。会話を重ねていた一人の貴族を見送った。)
――――は……ふ。
(どうあっても。疲労感を禁じ得ない。
だが、動ける内に動いてしまいたい、進められる物は最大速度で進めたい…それが性分。
先の貴族にも、亦。此処暫く進めている、第七から第十三迄の師団に対する資金他の援助を。
より正確に言えば、第三師団を中核とした一派と逆を張る事を。
拝み倒し、宥め賺し、脅しも交え。あらゆる形で取り付けた。これで、亦一人。
結局支援に関して、当の相手である各師団側とは…第十三師団長以外とは、直接話が出来ていないが。
彼から伝わる事に賭けようか。それとも、後からでも顔合わせ出来るだろうか。
未だ未だ。考える事が多すぎて…疲弊めいた吐息と共に。低く背を預けて座り直した。)
■ナイン > (その侭軽く目元を揉み込んだ。先日来、書類との睨めっこが嵩み過ぎている。)
こういう時だけの、眼鏡でも有れば――良い、のかな。
(何となく。そんな事も考える程。少しでも、楽になってくれるなら。
その分苦役に服せる時間も、長く出来るというものだ。
次いで首を、肩を回せば。凝りと痛みに眉根を寄せるものの。強引にでも解しを淹れる――鞭打つように。
後は、指を組んで腕を伸ばし。大きく、大きく背を反らせ躰を伸ばす。)
――――、――…っ…!
(簡単なストレッチ程度だが。未だ長い夜を乗り切る為だ。
…何せ王宮という魔窟。誰に遭うか、何が起きるか、知れた物ではない。
万全の戦闘態勢を期しておくのが。此の地に関わる者の嗜みというものだろう。)
■ナイン > (そうだ、何時如何なる時であろうとも。
それが政に関わるというのなら、少女にとっては戦、その物。
疲れた様を見せるというのも、もしかすれば大きな隙になりかねない。
…少なくとも。王宮の中で晒すべき姿ではないだろう。そう決め込んで。)
…良し。行くとしよう――、と。…おっと。
(忘れる所だった、と苦笑して。立て掛けていた日傘を手に取った。
冬空の下、差していた訳ではないものの。此処に赴いた頃には、未だ陽が在ったから。形として持っていた。
随分と長い時間、話し込んでいたものだ。これなら誰でも疲れの一つや二つ覚えるだろう。
…自分が、弱い訳じゃ、ない。
誰にとも知れぬ、きっと少女自身への言い訳を内心で。
無論それを貌に出す事はせぬ侭に…中庭を抜けて再度城内へ。
次なる戦は何処ぞ、と。)
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からナインさんが去りました。