2018/12/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 第七師団兵舎」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > 将軍に情報を持ち込んだ後、幹部に待機を言い渡された。
その情報を持って、どうするか協議するのだろう、そして、追加の情報を得るための任務を言い渡されるのか、別の任務を言い渡されるのか、まだ残っている任務を続行するのだろうか。
一般兵である少年は、命令が来るまでの間動くことができない、訓練し、己の練度を高め、その時がくるのを待つのみである。
とはいえ、休みは休みであり、休息も時には必要なので、少年は久しぶりに兵舎の自分の部屋に戻ったのだ。
将軍に情報を渡してから少し日数は立っているが、まだ何も音沙汰はない。
訓練して体が鈍らないようにしつつ、少年は自分の部屋を眺めた。
――――寝るためのベッドしかない、殺風景な部屋である。
それに関してなんの感慨もなく、軽く掃除をして埃を払い、使えるようにした。
休み、と言って、何をしようか。
食事を取りに行くか――――――――。
困ったことに、一般的に遊ぶということを知らない。
美味しいものを食べに行く、しか本当に選択肢が思い浮かばなかった。
■ゼロ > 「―――――――。」
ここ最近ずっと、国の外にもいたし、任務で動いていたから、美味しい食事というものは摂っていなかった。
動物を狩って食べたり、草や木の根、無効の食料を強奪で、簡単な調理がほとんどである。
そう考えると、美味しいものを食べたいという欲求が沸いてくるのだ。
給料もそれなりに溜まっているはずだし。
ならば、食べに出かけるのも、いいかもしれない。
少年はそう考えて、部屋の扉の方を眺めた。
どうせ寝るためだけの場所なのだし、そこにこもる理由もないから、と、財布を確認し、懐の中に収め。
いつもの全身鎧に身を包んで、出ることにする。
■ゼロ > がしゃり、とミスリル銀の鎧は、ここに戻ってきた時とは違う綺麗な色に。
当然のごとく戻ってきてから磨いたのだ、血や埃で、汚したままではいられない。
磨くのに時間がかかったが、きれいにして、オイルも塗布して新品同様になっている。
そんな鎧を身にまとい、首に赤いスカーフを巻いて、仮面の少年は、兵舎をでる。
そして、夜の街に向かい歩いていく。
今宵はどこでなにを食べようか、そんなことを考えながら――――。
ご案内:「王都マグメール 王城 第七師団兵舎」からゼロさんが去りました。