2018/12/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にミリーディアさんが現れました。
ミリーディア > 王都マグメール、その王城内に存在する研究施設の室長室。
程よく身体の沈む柔らかな椅子で寛ぐ少女の姿があった。
其の前のデスクには無造作に散らばった資料の数々が見える。

「何でこうも面倒事を増やすのだろうね…」

小さな溜息を零し乍呟く少女。
散らばった資料の一番上に在る物の内容は簡単に述べるとこうだ。
『王都内での人外の動きが最近非常に目立つ。
何時如何なる時に我等が国民達に被害が及ぶかの懸念が広がっている為、早急に対処しろ』
差出人の名には王城関係者の名が連ねてある。

「国民達の被害ではなくて、自分達への被害だろうに…
とは云え、何も無しでは連中も何を仕出かすか分からんな」

然し、どの様な形で事を収めようか。
流石に何度も何度も何も起こってないのだから良いだろう、では通用しないだろう。

ミリーディア > 此の場でのんびりしながら出来る解決法。
何事も面倒と考える少女は、そんな斜め下方向の考えを巡らせていた。

其の考えは時間が経つにつれて次第にあらぬ方向へと揺れ動く。
そう云えば、新しい研究成果の確認を近々して欲しいとの研究員の伝達も在った気がする。
ああ、もう少しで完成する自分の魔導機械の微調整もしなければ。
其れよりも、最近のあの店の菓子が好評との話が在ったから行ってみたいが誰か土産に持って来てくれないだろうか?
数日後に地下で催される宴の誘いも在ったな、久し振りに破目を外して楽しんでみようか…
大雑把にこうした感じの流れで道は逸れている。

そして、気が付けば静かな寝息を立てて寝てしまっているのだ。

ご案内:「王都マグメール 王城」からミリーディアさんが去りました。